今回で終わらせたかったけど無理でしたすみません。
もう1個書きたいシーンがあるのです。
強いゆうかりんで妄想した時に真っ先に
思い浮かんだ妄想が最後の部分です。
「回収した住民達と翼達はどうなっている」
「アリスさんが殿となって此方に向かっています」
「幽香さんの攻撃によりノイズが劇的に減少していきます」
幽香の店に異常に集中したノイズから住民を避難させる事ができ安堵する。
「いやはや、幽香君の強さは底が知れない。医療班!!怪我人がいるだろうからスタンバっておけ!!」
ノイズの脅威が去りつつあり一瞬司令室の緊張が緩んだ。
そこに、カランコロンと筒状の物が投げ込まれる。
「皆伏せろ!!」
いち早く気づいた弦十郎は叫び咄嗟に筒を蹴る。
人から1番遠くの壁に当たる前に爆発した。
そしてマスクで顔を覆った重装備の兵が入り口から殺到する。
「全員武器を取れ!!全館に非常警報!!」
言うと入ってきた先頭の兵士を正拳突きで倒す。
流石に爆破後の突入に合わせてほぼゼロ距離で迎撃されると予想してなかったのか兵士に動揺が走る。
弦十郎はその隙を見逃さず的確に拳をボディーに打ち込む。
「後2人!!」
後続の兵士がマシンガンを撃ち込むが素早く左右に動くことで回避し壁を蹴って一気に距離を詰めた。曲芸まがいの動き、且つ高速な動きで照準が合わず弾丸は当たらない。
そのままの勢いで1人は膝を顔面に入れ、着地越しに手を伸ばし掴んだもう1人の頭を床に叩きつける。
瞬く間に制圧した弦十郎。
「現状を報告しろ!!」
「館内各部署との連絡が取れません!!他も襲撃されている可能性があります!!」
「外にいる部隊に応援要請を出しましたが通信状況が良くありません!!返答は無しです!!」
「響君の回収を最優先とする!!各員武装を整えろ!!藤尭達は通信状況の回復、又は別の連絡手段で館内に連絡を確立しろ!!俺は響君の回収に向かう!!」
指示を出し動こうとしたところ
「司令!!館内からノイズ反応です!!」
「ノイズ!!だとぉ!!」
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櫻井了子、もといフィーネは悠々とエレベーターに向かっていた。
デュランダルをセットし終わり後はカディンギルにて月を穿つ。米国が融合症例に興味を抱いていたので囮として招待した。
精々混乱させてくれれば良いという程度だ。
最後にノイズを放ち地上を目指す。
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「ハァ!!ヤァ!!」
医務室に群がるノイズを響が蹴散らす。
起き抜けに館内でけたたましくアラームがなりノイズが殺到したのだ。
(1人で戦うのがこんなに不安なんて)
通信機は反応が無くサポートが無い。
他の場所がどうなっているかもわからないので取り敢えず籠城している。しかし、これが正しいのか不安で仕方ない。
何とか見える範囲にノイズがいなくなり一息着くと銃声が響く。
「イタ、イタタタ何で!?」
シンフォギアにてダメージはほとんど無いが銃で撃たれて動揺する。
医務室のドアに隠れて様子を伺うが間違いなく人が響を撃ってくる。
「何で?」
混乱がピークに達する。
「ドアから離れなさい!!」
医療スタッフが響を引っ張ろうと近づく。
それはほとんど同時の出来事だった。
シュポンと聴き慣れない音の後にドアが爆発した。
「んがぁ!!」
熱風と衝撃で室内に吹き飛ばされる。
「ぐぅぅ」
響の横で医療スタッフが血まみれで倒れている。
「しっかりして!!」
「わた・・しは、はぁ、はぁ、大丈夫です、うっ!!早く逃げて下さい」
「この人は私達が何とかするからあっちをお願い」
血まみれの人を別のスタッフが手当を行う。
「お願いします!!何で!!人同士でっ!!」
拳を握るがいつもより力が入らない。
そんな響の前に武装した兵士が現れて発砲する。
響は腕のアーマで弾き正拳突きを放とうと距離を詰めるがすんでで止めてしまう。
その隙に対峙している兵士の横からショットガンを構えていた別の兵士が遠慮無く腹部に撃ち込む。
「ガハっ!!」
体が浮き倒れ込む。
次弾を装填するが響の方に銃口は向いていなかった。
「やめて!!」
響の後ろにいるスタッフに向いた銃口を止める術を今の響は持ってなかった。
「オラァ!!」
兵士は纏めて壁に叩きつけられた。
「立花!!大丈夫か!!」
「か、奏さん」
ガングニールを纏った奏がそこにいた。
「ノイズを倒してたら遅れちまった。すまねぇ」
槍を肩にかけて謝る奏。
「ありがとうございます。でも何でギアを?」
「万が一って事でな!!それよりそっちの手当だ!!」
奥にいる負傷者を指さす。
行動に移そうとした時に
「無事か!!」
弦十郎達が入ってきて全館に退避命令のアナウンスを行い脱出する。
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散発的な銃声がリディアンの各地で起こる。
学生たちの悲鳴が上がる。
兵士達は脅しで地面や壁を撃ち制圧していく。
兵士達は生徒と教職陣達を纏めて行く。
兵士の後ろには無数のノイズもいる為、恐怖で動けなくなる者はいるが抵抗する者はいない。
「物は使いようだな。こいつらにもこんな使い方があるなんて」
遠まきに眺めるフィーネは侮蔑を含んだ笑みを浮かべる。
「フィナーレだ!!屹立せよ!!カディンギル!!」
地面が揺れ、崩れる。
そこから現れるのは聳え立つカディンギル。
周囲の木々、建築物を優に超える。
「貴様!!これは何だ聞いていないぞ!!」
隊長格の兵士が詰め寄る。
「黙れ痴れ者が!!これぞバラルの呪詛を・・・月を穿つ荷電粒子砲!!カディンギルだ!!」
狂気の笑顔、その迫力に圧倒される隊長。
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「何だあれは!!」
リディアン近くから迫り上がるカディンギルを見る一同。
「リディアンが!!」
「クソ!!フィーネ!!やるってことだな!!」
クリスはミサイルを出し飛び乗る。
サーファーの様にミサイルを操り宇宙を目指す。
「クリスちゃん!?」
「クリス!?」
響と未来が驚く。
「間に合え!!間に合え!!間に合え!!」
空を駆けるクリスはフィーネから盗み聞いた月を穿つと言う言葉からこの後にする事を察した。
(今からフィーネは止められない!)
カディンギルに力が収束されるのが分かる。
大きな力だからか、聖遺物由来なのだからかは分からない。時間の余裕は無い。
宇宙から地上を見ながらリフレクターを全開にする。
煌煌と輝く場所に狙いを定める。
絶唱を口にすると記憶が蘇る。
両親と歌った楽しい日々。
響や未来、アリスと出会った幽香の店。
恥ずかしかったけど楽しかった。
幽香と回す喫茶店。
常連とのやり取り。
楽しかった。
「何だ・・・私の人生も捨てたもんじゃねぇな」
地上より伸びる破滅の光柱。
光の端に1人の影。
「そんな顔すんなよ・・・幽香」
こちらに向かいながら、必死の形相で手を伸ばす幽香がスコープ越しに見える。
口から垂れる血をそのままにトリガーを引く。
絶唱による命を削る一撃。
月を目指す破滅の光を押し留める少女の願い。
一時押し留めるがクリスごと地上からの光は月を穿った。
月の一部を
「クリスーーー!!」
光の中から弾かれたクリス。
炎の衣を纏い堕ちているクリスに手を伸ばす幽香。
響の渾身の力で打ち出された幽香は懸命にクリスに向かう。
辛くも受け止める事が出来た。
意識は無いが胸の鼓動は聞こえる。
一瞬の安堵を塗り替える怒り。
血を吐きギアもボロボロなクリス。
優しく抱きしめて頭を撫でる。
地上では再度光が灯る。
忌々しい
傘を取り出して力を溜める。
「忠告はしてたわよね?」
破滅の光が迫る中。
傘を銃の様に片手で構える。
傘の先端に球状の光が膨れる。
そして告げる。
「マスタースパーク」
静かに告げたトリガー。
光は弾け地上からの光を迎えうつ。
怒りに任せた一撃。
衝突した光は拮抗せずに一方的に突き進む。
幽香が放ったマスタースパークがカディンギルの一撃を蹂躙する。
力負けする光は、束ねた糸が解れる様にマスタースパークを中心に崩壊していく。
地上から見ると木から枝が伸びる様に光が散っていく。
そしてカディンギルに光の柱が突き刺さった。