デストロイガンダムが暴れ壊滅したベルリン。
それを受けて世論は事の始まりであったザフト側の対応を疑問視し始めていた。
だがそれを見越したデュランダルはロゴスの存在を暴露し、演説を行う。
これにより世論はロゴス悪しの感情に傾き、コーディネーターに対する憎悪の拡大は防がれた。
そして演説を聞いていた自軍部隊も、その演説を受けて話し合いを始めるのだった。
下川忍「全てを牛耳っていたのはロゴス……か。デストロイガンダムを使って虐殺していたあいつらは許しておけない」
赤坂優衣「あなたならそういう反応するだろうとは思っていたけど、話はそう単純じゃないのよ」
フリット「ああ、その少女のいう通りだ。ワシもロゴスのことは知っていた」
キオ「なら何でいわなかったんだよ、じいちゃん!」
フリット「ロゴスは経済界に深く関与している。コーディネーター排斥が強くなっていたから自由条約連合はロゴスとの繋がりを減らしてはいたが」
ディオ「それでも完全に関係を断ち切るには至っていなかった、という訳か」
フリット「それに大西洋連合は未だロゴスと結び付きが強い。だから私は穏便な形でロゴスを解体させようとしていたのだが……」
一夏「デストロイが暴れたせいでそうもいってられなくなった、って感じだな」
フリット「だからロゴスの存在を明確にしたデュランダルのやり方自体は、コーディネーターに向きかけた憎悪を黒幕であるロゴスに向けさせるという点では妙手といえる」
キオ「じいちゃんにしては歯切れが悪いような気がするけど」
フリット「やり方が早急過ぎる。コーディネーターの立場を考えれば、経済への悪影響ですらも許容範囲だったが……」
青葉「確かに、魔女狩りのような混乱が起きちまうだろうな」
下川忍「ロゴスを放置しておいたらベルリンみたいなことがまた起きる。そうなる前に手を打つなら、ああするしか無いんじゃないか?」
赤坂優衣「単純だけど本質を突いた指摘ね。確かにデュランダルのやり方は早急だけど、この状況じゃこうする他はない」
フリット「確かにそれも一理はある。だとしても手際が良すぎる気がしてな」
キオ「いわれてみれば……そのいい方だとじいちゃんもロゴスの全てを知ってた訳じゃないんだよね」
フリット「ああ。だからワシもロゴスには後手を取らされた訳だが……何故デュランダルはワシすら知らないロゴスの構成員を知っている?」
下川忍「そうなると裏を勘ぐるのも無理はないな……僕もデュランダルの動きには注意した方が良さそうだ」