バディコン完結編前IM
一夏:そういや、何で俺だけISが使えるのかはまだ分かって無いんですよね?
箒:デュランダルが『男のIS乗りを探しだす』とかいってたし、遺伝子を弄った結果なんじゃないの?
キラ:僕には使えなかったんだけどな……
アスラン:そういやキラと一夏、そして千秋はスーパーコーディネーターだったな。
優衣:キラと千秋はとにかく万能の人間を作ることにシフトして、一夏はISを動かせるようにシフトしたって違いじゃない?
マドカ:女性であれば失敗作だろうとISは動かせるけど、男性だとそうはいかないというわけね。
ディオ:お前もそういう皮肉がいえるようになったんだな。
マドカ:男性だと今のところ一夏以外ISが使えないのは皮肉でもない事実だけどね。
雛:IS……一人の天才が作り出し、その全貌はその天才ですら把握できない兵器。
キオ:戦争を終わらせる鍵となるべく作られた力。僕にもそれは理解できるけど。
アセム:AGEシステムやEXA-DBのように時代を越えて来た技術って訳でもないんだろ?
青葉:それなんだけど引っ掛かるんだ。時代を越えるっていうだけなら俺もそうだし。
シャルロット:それをいうなら彼らだって。
コウ:君のいう通りだな。俺達も時代は越えて来た。
ガトー:それに雛は何度か同じ時間を繰り返していた。つまり過去に行く方法も存在するということだ。
レイ:単純に未来へ行くだけならかつてテラーズフリートが行ったようなコールドスリープという手段もあるが……
ルナマリア:過去となるとタイムパラドックスも起きるわけだし。
雛:皆、話してる場合じゃないわ、そろそろ出撃の時間よ。
カップリングシステムの真実
優衣:皆が止まってる?いや、あの二人だけ動いてる。
忍:今分かった。カップリングシステムと6G通信……それはどちらも『思いを繋げる力』だ。
優衣:それってどういうこと?
忍:カップリングシステムはあくまでシステムに過ぎないから、6G通信と違ってどうしても『ズレ』がある。
忍:だからカップリングシステムはそれを補うためにデータを1ナノ秒未来へ送ると聞いた。
優衣:1ナノ秒……?それって1秒よりも短い未来ってこと?
忍:僕も良く分からんが要はシステムで起きる『ズレ』を修正するだけの時間だ。
優衣:じゃあ、今は何が起きてるの?
忍:あの二人はシステムの『ズレ』を6G通信で補い、なによりもシステムが必要ない程思考が『同期』している。
優衣:つまりその一瞬先にデータを送る分、あの二人だけ時間が逆に動いてるってこと?
忍:瞬きするようなほんの一瞬を彼らは何回も遡ってることになる。
優衣:でも、それなら何であたし達は時間が止まってるように見えるの?
忍:6G通信で彼らの仲介役になってる僕達はそれを観測してる。つまり……
優衣:まるで時間が『止まってるように見える』というわけね。
忍:そして6G通信のシステムから強制カップリングシステムやシステム内に作った疑似人格とカップリングするシステムは作り出せる。
優衣:つまり、過去に飛んだネルガルがISのコアの元だってこと?
忍:そうだ。強制カップリング対象はビゾンが指定されていた、だから雛かビゾンと同じ波形を持ってなければISは動かせない。
優衣:じゃあ、それなら何で女性なら誰でもISを動かせるの?
忍:それは恐らく、雛の波形がカップリングシステムの基本波形だからだ。青葉が誰とでもカップリングできたのもそのお陰なら、逆の事象が女性に起きていても不思議じゃない。
優衣:つまり異世界の技術がこの世界の歴史になっている、ということなのね。
忍:いい変えればそういうことだ。つまり僕達がここに来たのは偶然じゃなかった、ということになる。