私のThe new lifeに栄光あれ! 私は静かに過ごしたいのに運命は許してくれないみたい   作:柊鈴音

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第二話 姉上といつもより深く

姉上と引き続き喫茶店でお茶をゆっくりとしている、私にとって一番幸せな時間だ、例え誰もこの時間を邪魔してほしくない。

 

「グ、グレース? あんまりみられるとお姉ちゃん飲みにくいわ.?」

 

 少し恥ずかしそうに目を伏せてカップを置きクッキーを食べている姉上、ハムスターのハムハムしている姿と同じくらい。いや、それより可愛らしくて癒されるかもしれない。眼福眼福、ただ他の人にも見られると思うと嫉妬で狂いそうになるが、敢えて姉上の可愛らしい所を皆に見せつけて私の姉上だと自慢するのも悪くないかもしれない。

 

「あ、すいません姉上。つい飲んでる所が可愛らしすぎてガン見しています」

「また、そういう.」

 

 そう言い姉上はまた恥ずかしそうに一口紅茶を飲んでいる、ああ、姉上の飲み物を飲んだ後の濡れた唇が、いますぐ机を退けてその唇を堪能したいが、今は外ゆえに私は我慢する.帰ったら早くぎゅーしてすりすりして一緒にお風呂に入りたいと思う。

 すると姉上が何かを思い出したように、こちらを見つめてくる私と同じ薄青色の瞳だ、私と同じなのになんでこんなに綺麗なのか神様がいるなら嬉々出したいところだ、もっとも理由なんて姉上である以上に必要ないが。

 少し迷った様子の後覚悟を決めたように口を開きだした。

 

「私、王都の貴族学校に行くことにしたの」

 

 ……なんて? 姉上が貴族学校に? あんな欲望の溢れるところに行くと? 

 

「色々理由はあるけど.長女として、行っておかないと.何より楽しそうだもの」

 

 そう言い、満面の笑みを見せてくる姉上.こうなったら姉上は止めれない状態だ。

 

「き、貴族学校に? 我ら四大公爵家は行かずとも問題なく家督は継げますが?」

「もう行くことになったの、来週には向かうことにしたの、別に隠してたわけではないの」

 

 悲しそうに目を伏せる姉上、こんな顔見せられたら姉上を絶対尊重している私に止めることはできない.考えろグレース、グレース・ブルーア、止めれないならどうするべきだ.

 

「姉上、私も貴族学校に行かせて欲しいです」

 懇願するように、姉上は私の頼み事にかなり弱い。いつもの交渉力でなんとか私も行かせて欲しい.というか、姉上の学生服みたいよぐへへ.いかん本音が出てしまった。

「本当ならグレースと一緒に行きたかったけれど、貴族学院は16歳にならないと入学できないのよ.ごめんねグレース」

 

 ……そうだった、貴族学校は制度で16歳からしか入れない事になっている。いや、待て? 確か特別試験に受かれば入れたはず、そのためには推薦書がいるはず、一年堪えれば姉上に手前をかけさせてしまうが、私がそばにいなければ姉上の身が危険すぎる。

 

「姉上、手段がありますよ?」

「あら、そんな方法あったのかしら.」

 

 多分今の顔は不敵に笑っているだろう、だが姉上といるためならどんなことでもする、それが私の使命だからだ。

 

「姉上、一年経過すると推薦することが可能になります、それで私を推薦してください」

「そんな手段あるのね.グレースは待てるn「無理ですが耐えます」.え、えぇ」

 

 姉上のいない一年だと? 堪えれるわけないが、姉上の側に居られるなら一年でも堪えて見せる、詳しい対策は屋敷で考えるとしよう姉上と一緒にいるために

 

「さぁ、姉上そろそろ帰りましょう」

 夕方になり始めてそろそろ帰った方がいい、いくら父上の善政があろうともそろそろ危ない時間になる。暗殺なども否定しきれないからそろそろ姉上を連れて帰らないと

「そうね、グレースと一緒に散歩に出かけると楽しくて、すぐ時間過ぎちゃうわね」

「は、はい! 私もです」

 

 そう言い立ち上がる姉上、立っている姿も実に絵となる姉上。

 会計を済ませて外に出る私たち、そのまま屋敷に向かい2人で歩き出す。

「グレース、手を繋いでも?」

 人通りが少なく、屋敷の近くまで帰ってきた時、ふと恥ずかしそうに手を私の腕を掴んでくる、2人でいる時は常に手を繋いできた。きっと姉上も貴族学校に行くのが寂しいのだろうか、いつもより密着してくる。こんな可愛い姉上なんか耐えれるわけがない。

 

屋敷の側まで来た時に、先程のいつもより密着してくる姉上を思い出す、ここはいつもより攻めてあげた方が姉上は喜んでくれるのだろう、何より私が耐えれないのもあるが、横目で姉上の綺麗な唇をスッとみてから覚悟を決め。

「姉上、こちらを向いてください」

「どうし.!」

 

 姉上の言葉がそれ以上続くことはない、姉上の唇に私の唇が触れている__いわゆるキスだ、永遠にこのままでいたいが唇を離して見つめ返す、みるみるうちに姉上の頬が真っ赤になり始める。

 

「グ、グレース⁉︎」

「例え学園に行ってしまっても、気持ちはずっと離れませんよ。姉上.だから一年だけ良い子で待てますか?」

 

 堪えきれずに姉上を抱きしめて、耳元で優しく子供を諭すように、本音は襲いたくなってしまっているのでこれ以上姉上の顔を直視できなかったら、こうして抱きしめているのだ。姉上は返事ができないのかフリーズしておどおどと、私の体を抱きしめ返してくれる

 それにしても姉上のこの優しい体の抱き心地は最高すぎる、少し華奢にも見えるがこんな体で私を守ってくれているのだ、日々感謝を一切忘れたことがない、今だけいや、姉上全ては悠久に私の姉上だ。

 他の誰も譲らないし、渡さない。

 

「さぁ、私と帰りましょう」

「う、うん」

 そう言い姉上の手を優しく握り、屋敷に向かって歩きだす、姉上が後ろで何か言っているが私もさっきは言わなかったが襲いたくなると同じくらい恥ずかしいのだ、そのため先導する形で姉上の手を引っ張ってそのまますぐ近くの屋敷に向かって歩きだす。

 あぁ、柔らかい手だ、この手が私を支えてくれている。

 屋敷に戻り、一度振り返って姉上を優しく見つめる、まだキスの名残りなのかこちらを見つめ返してくれる。夕日と相まって実に幻想的な雰囲気を伴っている、こんな聖女みたいな人の妹であることが私にはたまらなく幸せである。

「今日はありがとうございました。今日の事は内緒ですよ?」

 

わかってますね?と人差し指を立て姉上の柔らかな唇に触れてから、その指を今度は私の唇に当て、笑顔を見せるとまた恥ずかしそうに頬を染めてくれる姉上、ああ。可愛すぎて無理。

「う、うん、私とグレースだけの隠しごとにする」

「良い子です、さ、戻りましょう」

 

そうして一緒に仲睦まじく屋敷に入り、メイドさんたちにおかえりなさいませと出迎えを受けて2人の部屋に戻っていく

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