脳内妄想集(主に二次創作作品)   作:kazura

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「中の人同じ」という思い付きと「スバルがリゼロ世界で現代知識無双したら」って思い付きの産物。

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Shiro2367990さん、お気に入り追加ありがとうございます

2023/1/12
タイトルちょこっと変更。
こっちの方が語呂が良いと思うし、何より元ネタ(Dr.STONE)に似てて良いよなと思って。

2024/12/28
今更ながら後書きにAIで作った挿絵追加。
我ながら中々の出来に仕上がりました。
原作より不健康で陰キャで性悪なイメージです。


Dr.STAR――Re:イチから始める異世界科学――(Re:ゼロから始める異世界生活、Dr.STONE)

適当に店内を物色して、目当ての品を購入。現在地は店内を後にしたコンビニの駐車場。

 

普段なら大体カップ麺を購入して終了だが、今日はコンポタ味のスナックがやけに食べたくなったが為に、食べ物はそれだけを購入した。

 

たまたま視界に入った納豆ラーメンなる商品が、ラーメンそのものに対する食欲と購買意欲を失わせたがためだろうと、本人――菜月昴は分析している。

 

不意に覚えた両目の強い疲れが自然と目元を押さえさせ、擦らせた。

 

(まあ一日、家でも学校でも研究とネット検索ばっかしてりゃ、目も脳も疲れるわな……)

 

(過度な仕事や運動、メンタルの悩みなどを脳はすべて『ストレス』として受け取り、対処するためにさまざまな指令を体に送る。強いストレスが続くと脳内の処理が増大して活性酸素が発生し、脳が酸化ストレスにさらされ本来の働きができなくなる。そのとき脳は『疲れた』というシグナルを体に送る……)

 

自分(テメエ)が好き好んでやってる実験や研究でさえ、飲まず食わず眠らずでやってりゃこんだけ疲れるんだ……世の中の、ブラック企業に勤めながら好きでもなんでもねえ仕事に、何徹もして従事してる連中は、疲れるなんてもんじゃ済まねえだろうな。働き過ぎて過労死だの自殺だの、一年に何百人も死人が出るのも無理ねえわ)

 

「永遠に疲れない脳味噌と体が俺にあればな……決めた。次の研究テーマは“生活における脳疲労対策と、脳の疲労耐性向上法に対する科学的アプローチ”、こいつでいくか」

 

「こいつの研究成果を俺自身の身体に応用すれば……」

 

 

 

――何の前触れもなく起きた異世界転移によって、一瞬にして異界の遭難者となった科学好き高校生・菜月昴。

 

 

「どうなってんだ……」

 

「どう見ても作りものじゃねえ」

 

「つまり、これはあれだな」

 指を鳴らし、自分の方を見る人々に鳴らした指を向けながら、独りごちる。

 

「――異世界召喚もの、ということらしい」

 

目の前を、巨大なトカゲ風の生き物に引かれた馬車的な乗り物が横切って行く。それがこの世界からの昴への返答だった。

 

「なんだ、あの生物。まるで肉食恐竜みてえな……アウカサウルスとかアウストロラプトルみてえな」

 

(パッと見、街の文明レベルと種類……種類は見るからにヨーロッパ風だが、中世だとしたら景観がやけに綺麗過ぎる。むしろ元の世界の現代、その西欧諸国の街並みにも劣らねえ水準だ)

 

(じゃあ、文明レベルが元の世界の現代水準かと言われると、それも違う……あんな化け物に牽かれて石畳の道を走らせる車と、そればっかのメインストリートだなんて、文明が現代水準ならまず無え。つーか、あんな恐竜は現代には居ねえ)

 

(自動車、電柱、アスファルトの道路、鉄筋コンクリの建造物、電光掲示板、街灯……とにかく現代文明の産物を一切見かけねえ)

 

(何より、あんな獣人だとかリザードマンみたいなのが、ふっつーに往来を闊歩してやがる。この世界の文明は、元の世界とは全然違う)

 

「現状が異世界ファンタジーと仮定して、文明はお決まりの中世風ってとこか? 見たとこ機械類はなしで、建材も石材か木材でほぼ統一……漫画やラノベで一番よくあるパターンの“キレイでファンタジーな中世ヨーロッパ”……世界観としちゃ、そんな表現が一番しっくりくるか。

道端に糞小便なんて捨てられてねえし、市民の身なりもそれなりに綺麗で、何日も風呂に入ってないようには見えねえ」

 

 

 

――彼は気付く。この異世界転移によって、自らが死に戻り――自分の死を条件とした時間遡行能力を得ている事を!

 

 

 

「俺としたことが、自分の特技を忘れるとは情けねぇ話だ」

 

昴の持つ100の特技の一つ――己の顎の無精ひげの伸び具合で、時間経過をある程度把握できるという職人技。一定の男性ホルモンを持つ存在にしか許されない特権を応用した自分の荒業に、惚れ惚れするような自信を抱いていたスバルは確信する。

 

自分の顎の無精ひげが、コンビニに行く前に剃った直後と変化がないことに。

 

「つまり、アレだな」

 

顎に触れていた手を前に向けて、露店の店主含めてこちらを見ていた群衆に見えるように指を鳴らし、

 

「――死ぬたびに初期状態に戻ってる。ってことらしい」

 

馬鹿馬鹿しい、余りにも非科学的と決めつけていた、そんな仮定を真とすることにするしかなかった。

 

自分自身を実験体に物的証拠を得たのだ。

 

これでも尚、この結論を否定する方が非科学的な思考と言えよう。

 

(※自分の髭の伸び具合を、自分の手先の感触から計っただけなので物証とは言えません)

 

 

 

彼は決意する。この剣と魔法の異世界にゼロから――否、イチから現代科学文明を起こすことを!

 

「クッハッハッハ……自己紹介もまだだったか。初めましてだなぁ。俺はこの世界でたった一人の…… 異世界人(よそもの)だ」

 

「見てやがれ! 平和な温室で育った現代日本人の力…… 惑星(ほし)を跨ぐほどの科学文明……異世界を跨ぐほどの科学文明にまで、俺がイチから築いてやるよ!」

 

「作り出してやるよ。イチからな! 剣と魔法の異世界科学文明、こっからスタートだ!」

 

異世界(ファンタジー)に……科学で勝ってやんぞ……!」

 

「唆るぜ、これは……!」

 

 

 

作り出せ。全てを――空前絶後、イチから始める剣と魔法の異世界科学工作冒険譚、堂々開幕!!

 




・この作品の昴(スバル)は千空味を多分に含みます
・(続きは)ないです。

イチから始める剣と魔法の異世界科学工作冒険譚、堂々開幕!!(大嘘)


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