なのはとユーノの出会いって、月とリュークの出会いに置き換えられるんじゃって思い付きだけで書いたネタ。
しかし、これを投下するより前の更新が、半年近く前って……どんだけサボってんだ……どんだけ時間過ぎるの早えんだ(驚愕)
20250826
生成AIで作成した挿絵を追加
なのはのポーズだけライトに寄せたデスノ表紙風
Pixivにタイトル表記無しverがあるよ
私が望んでいたもの。
それは『転機』だった。
「でも、なのはは喫茶『翠屋』の二代目じゃないの?」
「うん、それも将来のヴィジョンの一つではあるんだけど……やりたいことは何かあるような気もするんだけど…」
いつも通りの昼ごはん。いつも通りの日常。いつも通りの会話。
「バカチーン! 自分からそういう事言うんじゃないの!」
「そうだよ。なのはちゃんにしか出来ないこと、きっとあるよ?」
そう。
私は望んでいた。
他の誰でもない、この世界で私だけに出来ること。私だけの何か。
そんな何かが突然私の目の前に、手の内に転がり込んでくることを。
「自分に出来ること……自分にしか出来ないことかぁ」
学校の帰り道、アリサちゃんとすずかちゃん、二人と一緒に歩いている時に生じた
そう、これは――
「ここは、夕べ夢で見た場所……?」
「まさかね……」
その時、ふと起きた気まぐれ。
私が昨日の夜に見た夢と全く同じように見える、近所のその場所。
好奇心に駆られた私は、共に下校していたアリサちゃんとすずかちゃんに提案する。
「なんかね、前からこの道が気になってたの。今日はさ、ちょっと別の道っていうか、この道通ってみない?」
それが決定させたのだ――私、高町なのはの運命を。
この時、私はきっと直感的に悟っていたんだと思う。
私の停滞した世界がひっくり返る『転機』、私が自分だけにしか出来ない何かを持った特別な存在になれる『転機』が、今この時なのだと。
「どうしたのよ、なのは。何拾ったの?」
「それは……宝石?」
そこにあった、私が拾ったものは赤い宝石。
落とし物なら警察に届けないといけない?
でも……
「アリサちゃん、すずかちゃん……今日は先に帰っててくれない?」
「さっき人の声がした気がするの……これ、その人のかもしれないから、私探してみる」
「見つからなかったら、交番に届けておくから……」
私は嘘をついた。
「う、うわっ……!」
それから、魔法の杖に変身できる
彼は現れた――私に魔法を与えた恩人であり、私を戦いの道に引きずり込んだ元凶であり、私にとって全ての始まりの引き金とも呼ぶべき存在。
「なんでそんなに驚くの? 僕はそのデバイスの元所持者、スクライア一族の魔導師、ユーノ・スクライア」
「その様子だと、もう『魔法』っていう、この世界の人間にとっては
「……」
「フェレットに変身できる魔法使いか……」
「……驚いてないよ、ユーノ君」
「いや……待ってたよ、ユーノ君……」
「ほう……」
「魔法少女ものに付き物の、解説役のマスコットまで来てくれるなんて……親切だね」
「私はすでに『魔法』を現実のものだと疑ってなかったけど、こうして色んな事を直視することでますます確信を持って行動できる」
「それに聞きたい事もあるの」
今度は彼が驚く番だった。
彼はレイジングハートを直接見て知った。
私がレイジングハートを拾ってから一週間、その間に習得した魔法の数々を。
「ははっ……これは凄い! 逆にこっちが驚かされた!」
「過去にデバイスが管理外世界に出回った話は何度か聞いたけど、たった一週間でここまで魔法を覚えたのはおそらく君が初めてだ! 並じゃここまでできない」
先に驚かされたユーノ君に一泡吹かせる事に成功した。
しかし、それでも恐怖を隠せないといった様子で私はユーノ君に尋ねた。
「ユーノ君……私は魔法使いの道具を分かっていて使った……そしてユーノ君がその魔法使いだった……私はどうなるの……? 魂を取られるの?」
「ん? 何それ? 管理外世界人の作った勝手なイメージ?」
「僕は君に何もしない」
「この世界の幼女が手にした時点でレイジングハートはその人物の物になる」
「もう君の物だ」
「……私の物」
「いらなきゃ君の友達の、二人の内のどっちかにでも回してよ。その時は君の魔法に関する記憶だけ消させてもらう」
「そして、元僕のデバイスを使った君しか、この世界で僕の正体を知る者はいない」
「もちろん念話も君にしか聞こえない」
「レイジングハートが、魔法少女・なのはと相棒のマスコット役・ユーノを繋ぐ絆さ」
「絆……」
「じゃあ本当にレイジングハートを得た代償って何も無いんだね?」
「……強いて言えば、これからジュエルシードを集めなければならない事を始め、魔法を手にした人間にしか訪れない苦労や恐怖……」
「そして、魔法を使う戦闘に関する君の訓練や思考は、攻撃魔法の使えない僕に代わってレイジングハートが指導していく事になるけど……」
「レイジングハートを所持した者が『真っ当な魔法少女』になんてなれると思うな」
「それだけだよ」
「……」
「ふっ……ふふ」
「クックック……なってからのお楽しみだよ」
「じ……じゃあもう一つ」
「なんで私を選んだの?」
「はぁ?」
「アハハッ、自惚れないでよ。君は、ただレイジングハートを一番最初に拾っただけだよ。賢い自分が選ばれたとでも思ったの?」
「たまたま暴走したジュエルシードがこの辺に落ち、たまたま魔導師の素質があった君が、たまたま僕の念話が聞こえる範囲内にいた……ただそれだけの事さ」
「だから誰が拾っても良いようにって、レイジングハートの使用言語設定も、この世界で一番ポピュラーだという言語……英語に設定したんだよ」
「じゃあ何でこの世界の住人にデバイスを渡そうとしたの!?」
「丁寧にそんな設定までして、間違ったなんて言わないでね」
「何でって……退屈だったから」
「魔導師がこんな事言うのもおかしいけど、僕の元居た世界の魔導師は、全然魔法使いって感じがしなくてね……」
「実際僕の居た世界で、現在の魔法の主流っていうのは戦闘技術や兵器みたいな扱いでね。みんな殴ったり、蹴ったり、斬ったり、撃ったりしてるかだ」
「下手にまともな魔法らしい魔法の勉強なんかしてると『何頑張っちゃってるの?』って笑われる」
「自分の魔導師としてのスキルを高めようにも、攻撃魔法の使えない僕にとって殆ど戦闘手段として扱われてる、管理局の魔法を勉強したって面白くもなんともない」
「だからといって自分が居た世界で、自分の得意な魔法を教えて広めるにも管理局はそんな事、とっくの昔にやってるから無意味だしね」
「
「……」
「それにしても随分自主学習したんだね」
「……私も」
「?」
「退屈だったから……」
「勿論最初は信じなかった。でも、そのレイジングハートには、私くらいの歳の女の子なら誰でも一度は試してみたくなる魔力がある……」
そして動き出す、もう一人の魔法少女。
「見ていて……お母さん」
悲劇によって歪んだ『母』が、更なる悲劇の種を作り出す負の連鎖。
何も知らない――親の愛も知らぬ哀れな少女は、『母』が己に愛など持たぬことを半ば悟りながら、しかしそれでも『母』の愛を求める。
夜を駆ける。
戦い続ける。
利用されるだけの人形として、それでも――
それは『正義』と『悪』でも、『正義』と『正義』の対決でもない。
彼女達は闇と闇。
譲れぬ思いを秘めた、二人の選ばれし少女の壮絶な戦いが始まる――
邪道魔法少女の最新版!
かつてないスリルとサスペンス!
戦慄の現代型ダークファンタジー、堂々開幕!
――最も愚かしき欲望より、最も恐るべき悪は生まれる――
このSS書くために、リリなのの第一話見直してたんだけど、改めてこいつら(なのは、アリサ、すずか)の冒頭の会話は、小学三年生の会話じゃねえと思った。
俺が小三の頃なんてチンコ、ウンコでゲラゲラ笑ってたゾ。