トレセン学園コック長   作:ブランチランチ

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思い付きなのでネタが切れるまで頑張ります。


焼きそばお待ち!!

第1話

 

 

トレセン学園ウマ娘達がトゥインクル・シリーズで活躍するべく日々しのぎを削る場所である。そこでコック長を務める男がこの物語の主人公である。

 

 

「コック長!!約束しただろこの間のレースで1着取ったら焼きそば作ってくれるって!!さぁ作れ!!今すぐ作れ!!最高にかっこよく美味しくな!!」

 

先程から付き纏ってくるウマ娘、ゴールドシップ、通称ゴルシ、黙っていれば美しいのだが面白さや興味を優先して動く癖の強いウマ娘である。

 

「えーい!!うるさいわい!!朝から付き纏いやがって、ひと段落したら作ってやるって言ってるだろが!!」

 

ったく、朝からギャーギャーと仕事してる間もずっとこの調子だよこの子。周りの人もウマ娘もゴルシの破天荒さは身に染みているからってそっぽ向きやがって!!

 

「だっで、ずっど無視するんだもーん」

 

エグエグと泣いているゴルシ。側から見たら泣かしたみたいに見えるかもしれないが、騙されないでくれ、コイツチラチラこっち見てるやんけ!!くそ、やってやるよ!!度肝ぬいてやる!!

 

「わかった・・、ゴルシ鉄板用意しとけ今から美味い焼きそば作ってやる」

 

「カッコ良くは?」

 

「いや、カッコ良さは・・・」

 

「・・・・」

 

「・・・・」

 

「・・・やってやろうじゃねぇか!!」

 

「ww ww鉄板用意してくるぜww」

 

くそ、やってやる!!やってやるさ!!

爆笑しながら鉄板を用意しに行ったゴルシを背にあるものを取りに自室にいくコック長。

 

 

 

チームスピカの小屋前で屋台用の鉄板を用意し終わったゴルシはコック長を待っていた。

 

なんだかんだと相手をしてくれて自分のノリに付き合ってくれるコック長、今回はどんな事をしてくれるのかワクワクしている。

 

「またせたな」

 

いつもは白いコック服を愛用しているコック長だが今は学ランしかも長ランにリーゼントそしてサングラス姿である。気になるのは両肩から見える金属、ガン◯ムのビームサーベルのように見えるそれはなんなのか・・・

 

「お、おぅ、コック長どうした頭おかしくなったか?」

 

「お前に言われたくないわ、気分や、学祭でやった時と同じ衣装なんや」

 

「まぁ、いいや、さぁ作れ!!」

 

「任しときぃ、ほなぁやったるでぇ」

 

ちょっとエセ関西弁がウザイと感じるゴルシであった。

 

 

さて、ちょっと久々で出来るかわからないけどなんとかなるだろ。

 

鉄板を熱し、油をひきニンジン、キャベツに火を通して火のついてない左の方に避けておく。次に肉を焼き軽く塩胡椒をして野菜と同じように左に、そして麺を投入する

 

「んで、こいつやぁ」

 

「そっそいつは!?」

 

ビール、麺をほぐすだけなので少しだけだがこいつでほぐすと一味かわるのさ。

 

「おい!!コック長!!全然カッコ良さがないぞゴルシちゃんはそんな変な格好だけでは騙されないぞ!!」

 

「こっからや!!黙って見とけよ」

 

背中に背負っていた二つのコテを取り出す

 

「なんだ、それは!?」

 

驚愕するゴルシ通常のコテと違い長さが60センチ以上長いのだ、それに持ち手までの間がねじれているのだ。

 

「いくぜぇーー!!」

 

長さによる使いにくさを感じさせない見事なコテ捌きて麺と野菜肉が混ざっていく。

 

「ゴルシ見とけよ、これぞダブルドラゴントルネェェェド!!」

 

持ち手のボタンを押すとあらかじめセットしていた特製ソースがコテをつたっていく、それに合わせて両手のコテを回転させ麺と野菜を巻き込む様に鉄板から天へと登らせソースと絡ませていく。さながら黄金の龍と漆黒の龍が絡まる様に麺とソースが一つとなり、それに巻き込まれて野菜と肉が漆黒の龍に呑まれていき天に登り一つとなった。絶妙な力加減で竜巻の様に混ぜるコック長は降り立つ龍の眼下に皿を待って行くと吸い込まれるように降り立ち最高の一品となる。最後に鰹節と青のりを降らせ紅生姜を添えれば完成となる。

 

「焼きそば、お待ち!!」

 

ゴルシの前に差し出された焼きそばは綺麗に盛られていた。野菜も肉も偏りなく散りソースもキチンと絡まっている。あんなめちゃくちゃな方法で混ぜられたのに綺麗の一言しか出ない。

 

「なに固まってやがる食ってみぃや」

 

皿を受け取り麺に箸を通す。口にはまず鰹節と青のりの香りが広がり後を追ってソースの香りが全体に広がる。辛めのソースは野菜と肉の甘さを引き立たせそれを纏めて受け止めるもちもちの麺。美味い!!美味い!!

 

「気に入ったよぉやぁなぁ」

 

サングラスを外しドヤ顔のコック長

 

「うめぇ、うめぇよコック長!!しかもなんだ竜巻みたいな調理法はマジスゲェ、しかも全然こぼれてねぇなんて!!」

 

「当たり前だ、食べ物を粗末にするなんざ許されねぇ」

 

昔練習中には悲惨な事になり泣きながら食った苦い記憶がある。

 

何回か同じように焼きそばを焼いているとあるウマ娘が現れた。

 

「コック長!!私にも焼きそばを頼む!!頼む!!」

 

芦毛の怪物、オグリキャップは土下座で頼み込んできた。

 

「えっと、ゴルシいいか?」

 

一応材料はまだまだあるが一応ゴルシとの約束なのでゴルシに確認を取る。

 

「ゴールドシップ頼む!!コック長の焼きそばを私にも!!」

 

綺麗な土下座である、絶対に食べたい!!と伝わる真摯な姿勢。

 

「う〜ん、こんどぱかチューブ出てくれるなら良いぜ!!」

 

「わかった!!出る!!」

 

即答である。こちらを見上げる瞳は爛々と輝き口からは流星がたらり

 

「そういうことなら、ほいオグリ」

 

「ありがとう!!いただきます!!」

 

話の流れで許可が出そうであったので直ぐに作り始めていたコック長はゴルシの五倍程の量をオグリに渡す。

 

ズゾゾゾーと焼きそばを啜るオグリはとても美味しそうに食べていた。吸引力の変わらない焼きそば吸引マシンと化すほどに・・・

 

ゴルシもまだ食べそうなので焼きそば作成マシーンになる俺に驚きの声が届く

 

「な、なんやそれめっちゃカッコええやん、しかも焼きそばやてウチをはずすんはひどいやん!!」

 

「タマちゃんも来たか、食べるか?作ってやるぞ」

 

焼きそばトルネードに、驚くタマちゃんに声をかけると直ぐに返事が帰ってきた。

 

「コック長たのむわ!オグリが急にとんでもないスピードで走り出すから何事かとついてきたら最高の場所やったわ」

 

ニシシと笑うタマちゃん、かわええのう、かわええのう、たんとお食べ、出来上がった焼きそばを渡してあげる。

 

「うまぁーー!!これめっちゃうまいで!!コック長」

 

「そかそか、よかったのぅ」

 

その後も、ソースの香りに導かれスペシャルウィークが辿り着き。小屋に来たスピカのメンバーや通りかかったウマ娘達が焼きそばを求めて賑わった。

 

 

 

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