トレセン学園コック長   作:ブランチランチ

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誤字報告ありがとうございます。
前回のは思わず身悶えてしまいました。
すみません。

おまけが長くなってしまいました。

お楽しみいただけたら幸いです。



秘密会議

トレセン学園のとある倉庫。使用者がいなく物置となっていた場所にコック長とデジタルはいた。

 

「同士デジタル例のものが出来たとは本当かね?」

 

仄暗い倉庫に豆電球、丸机に対面で座るコック長が机に肘をつきゲ◯ドウポーズで問う。

サングラス装備である。

 

「でゅふふ、コック長此処に」

 

デジタルはビワハヤヒデのデフォルメされた人形を机に置く。

 

コック長は姿勢を正し、そっと掴み髪の毛部分に顔を埋めた。グラサンかけたオッサンがハヤヒデ人形を抱き髪に顔を突っ込んでいる。

 

顔に触れるのは、ふわふわとした細かい糸、ハヤヒデの毛髪に似せた癖っ毛で一本一本のクオリティの高さがこのふわふわを作っている。

 

ミチミチッと音を立ててパンプアップするコック長。

 

「8バルクですか、いきなりの高得点にデジちゃんも満足です。でゅふふ」

 

コック長謎技能の一つバルク採点。

 

ネイチャの加護により生まれた特殊能力。

ウマ娘関連商品の完成度を表す指標であり10バルクが最高で0バルクが最低点である。

具体的には5バルクが通常流通しているウマ娘関連商品レベルである。現在確認できる最高10バルクはネイチャからのチャーハンである。自分に向けて作って貰ったもの以上があるだろうか!!いや、無い!!・・・失礼。

 

(※コック長の感性に基づくものなので大目に見てください。)

 

顔を離さずくんかくんかするコック長。

 

「素晴らしい、何という肌触りだ」

 

「まだ、ですよ」

 

追加で置かれるのは、タイシンとチケゾーのぬいぐるみ。

 

「ふむ?」

 

ハヤヒデ人形を離さず、2つを手に取る。

ハヤヒデ人形より生まれた技術で髪質を似せたようだが、はて?

 

少し縮むコック長、しかし

3体を同時に持つと。

 

「「タイシン、ハヤヒデ!!レースしよう!」」

 

「「ふん、私が勝つよ!!」」

 

「「いや、1番は譲らん」」

 

何と掛け合いが始まった。これにはパンプアップするコック長。

 

「なん!!?だと!!」

 

「でゅふふ、デジたん技術を駆使して作り上げた掛け合い機能堪能しましたか〜」

 

可愛くドヤ顔をキメるデジタル。

 

「ふふふ、しかし、同じ発想になるとはな」

 

コック長が取り出したのはテイオー人形。

その手を握ると

 

「「ハチミーハチミーハチミー」」

「「カイチョー」」

「「トレーナー」」

「「意味わかんないよー」」

 

握る度セリフが変わる。

 

「ヒョェェェ!?」

 

遠くから見護るデジタルには出来ない事、コック長は直接許可を取り色んなボイスパターンを収集出来るのだ。

 

「こんなのもある」

 

次に出たのはスペの人形、頭を押すとニコニコの顔が

 

「「あげません!!」」

 

迫真の顔に変わる。

 

「なんか天啓があってな、録音大変だった。お次は」

 

鮮やかな緑のハリセン、パチンと叩くと

 

「「嘘でしょ」」

 

スズカの声が叩いた強さ別で再生される。

 

「「嘘でしょ!!」」

 

「なんかこのセリフ好きなんだよ〜」

 

パチンパチンと机を叩き、叩く度に

 

「「嘘でしょ、嘘でしょ、嘘でしょ!!」」

 

あっはっはと笑いながら机を叩くコック長。

 

「俺も組み合わせものを作ってあってな」

 

そこに出て来たのはルドルフ人形。

 

「「炭酸水を購入したソーダ!!あっはっは傑作だろう」」

 

「こんな感じなんだがこれにテイオーを引っ付けると」

 

「「ニューヨークで入浴!」」

「「カイチョ〜」」

 

「涙声のテイオーになる、デジタル?おい、はっ!気絶してる!!」

 

硬直するデジタルはウマ娘達の日常を思い浮かべ、尊すぎる光景に気絶していた。

 

パンっと両手を叩き猫騙しの様にしてデジタルの前で音を出すと

 

「はっ!!天国が見えました!!尊すぎる風景・・・しゅきぃ」

 

「デジタルーー!!」

 

再度落ちるデジタルをまた起こす。

 

「同士デジタル、そんな事では先が思いやられるぞ」

 

また司令ポーズで偉そうにするが周りにあるグッズ、顔半分がハヤヒデ人形のふわふわに埋もれている様子では威厳もへったくれもない。

 

「はは、取り乱しました」

 

茶番に付き合うデジタル。

 

「これは褒美だ」

 

デジタルの前に目覚まし時計が置いてある。

 

「これは?」

 

「そろそろだ」

 

「「デジタル君」」

 

「!!」

 

タキオンの声で名前を呼ばれている。

 

「「アグネスデジタル」」

 

次はルドルフ

 

「「デジタル〜」」

 

テイオー、と色んなウマ娘がデジタルの名前を呼ぶ。

 

「こっ、こっ」

 

ガタガタと震えながら目覚まし時計を指さすデジタル。

 

「何、色んなウマ娘達に名前を呼んで貰ったのさ、勿論君に渡す許可は得ている。受け取ってくれ本当にありがとう」

 

「はひ、はひ、あり、あり、ありがとう、ごじゃいま、ます」

 

ぐずぐずと涙を流して受け取るデジタル。

 

「あーっと、気絶するなよ?」

 

あまりに取り乱すデジタルに心配になるコック長だった。まだまだ楽しい確認は終わらない。

 

 

おまけ

納品編

 

BNW

 

「うおー、モコモコ凄いねー」

 

「あ、あんまりわしゃわしゃするな!!」

 

「えー良いじゃんハヤヒデ本人にはしてないし」

 

「いや、そうだが、なんかな」

 

(モコモコ気持ちい)

 

(モコモコに顔を埋めるタイシン可愛い)

ムキムキ

 

 

 

ゴルマク

 

「まさか本当に、作って来るとは」

 

「マックイーン人形にこのワッフル人形を持たせると」

 

「「パクパクですわー」」

 

「おお、可愛いじゃん、これその辺の石ころでも出来るのか?」

 

「お前は何を言ってるんだ?こっちはゴルシちゃんドロップキック、樽にゴルシを入れて穴にアンカーを入れると」

 

「「ゴルシちゃんキック」」

 

「なっ!?飛んでから一回転してちゃんと足側から飛んできますわ!!」

 

「おおー!」

 

 

 

ウラライス

 

「このライス人形の背中を押すと」

 

「「にゃー」」

 

「かわいい!!」

 

「そ、そうかなぁ」

 

「コック長かわいいよね!!」

 

「勿論」

ムキムキ

 

「ウララ人形は頭を撫でると」

 

「「がんばるぞー!」」

 

「こんな感じで何箇所か触ると声が出る様にしたんだ」

 

「すごーい!ライスちゃん色々触ってみよう!」

 

「うん」

 

(てぇてぇ)

ビキビキ

 

 

スズスペ

 

「これが例の人形ですか?」

 

「ふふ、スペちゃんかわいい」

 

「えへへ、スズカさ〜ん」

 

無言でムキムキ

 

「スズカ頭押してみ?」

 

「え?はい?」

 

「「あげません!!」」クワッ!!

 

「んふっ、ぷっ、あははは」

 

「スズカさん?!コック長〜」

 

ビシビシビシ

「「嘘でしょ、嘘でしょ、嘘でしょ」」

 

 

タマクリオグリ

 

「なんでウチの人形スモッグ姿やねん!!」

 

「あら〜」

 

「クリークだって奥様バージョンだし、オグリは満腹バージョンだぞ?」

 

(満足そうな顔だ、何を食べたんだろうか?)

ぐぅ〜

 

「人形見ての反応がそれかい!!」

 

「いや、何食べたか考えたらお腹が・・・」

 

「ふふふ」

 

「なんか作るぜ食堂行こう」

 

「ああ!!」

 

 

 

テイシングル

 

「こないだの出来たから持ってきた」

 

「カイチョー人形可愛いー!」

 

「ルドルフちょっと腕出してくれ」

 

「ああ」

 

「これを付けると」

 

「「カイチョー」」

 

「おお、テイオーの声だな、テイオーが引っ付いてるみたいだ」

 

「カイチョーの腕にくっ付くのはボクだよ」

 

「テイオーが2人になってしまった」

 

「カイチョー」

「「カイチョー」」

 

「何とも喧しいな、はぁ」

 

(ホッコリ)

ムキムキ

 

「わっ?!貴様!!急にデカくなるな!!」

 

「すまん」

 

「カイチョーのも喋るの?」

 

「「アルミ缶の上にあるみかん」」

 

「ふふ」

 

「カイチョ〜」

「「カイチョ〜」」

 

エアグルーヴのやる気が下がった。

 

 

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