タマちゃんの実装を毎週楽しみにしている者です。
ネタも遅刻ですが思いついたのが今朝なので申し訳ありません。
お楽しみ頂けると幸いです。
タマ貯金を崩してカフェを当てました。
タマはよぉ。
マントを羽織。
魔女帽を被る。
手には特大のバスケット。
それらを装備するのはコック長。
「〜♪」
学園内はハロウィン一色で仮装する生徒がそこかしこにいる。
「おう!!コック長!!トリックオアトリートや!!」
そう声をかけてきたのは包帯を全身に巻きつけたタマモクロスだ。
「よしこい!!悪戯こい!!」
「ちゃうやろ!!」
大声で叫びバシバシと自身の膝を叩き、カモンカモンと手を動かすコック長。
それに対してコック長の胸にビシッと綺麗なツッコミを行うタマモクロス。
「むぅ、良いツッコミだ・・ハッピーハロウィン!!ほいお菓子」
「あ、あんがと。おお、カップケーキに目玉のキャンディ、このクッキーはコウモリか?」
透明な袋に幾つかのお菓子が入ったものをコック長はタマモクロスに渡した。
「トリックオアトリート〜」
コック長は背後の声に反応して振り向く。
「おう、クリー!?」
そこにはタマモクロスの様に包帯を巻いたスーパークリークがいた。
しかし!!タマモクロスの様に可愛らしいものでは無い。
胸囲・・いや、脅威の格差が体現されている。巻かれた包帯により強調された胸部は目に毒過ぎた。
「えっ、くり、クリーク、そっそれはヤバっ」
胸部に目を奪われていて迫る影に気付けないコック長。
「シッ!!」
クリークの後ろから回り込み、胸部を覗き込む様な姿勢で固まるコック長の腹部に蹴りが突き刺さる。
「ふごぉあ!?」
したから突き上げられる様な蹴りでコック長は中を舞う。そんな中でもバスケットはタマモクロスに咄嗟に渡している。
「おっと!?」
「んごがうがろう!?」
3回ほど回転して止まり蹴りを放った存在を確認する。
「蹴るよ!!変態!!」
そこにいたのはナリタタイシン。
赤と白のエプロンドレスに赤頭巾マント。
被った頭巾にはタイシンの特徴的な耳が突き出ている。スカートから繰り出された蹴りによりドロワーズが見える。
「暴力はダメよ」
「でも!アイツエロい目で!!」
言い争うクリークとタイシン。
「かわいい!!」
言い争う2人の元に叫び声をあげハンドスプリングで飛び舞い戻るコック長。
「「!!?」」
鼻息荒く2人を見るコック長は焦る。
「同士!!同士!!カメラを!!カメラを!!はっ!?」
近くの曲がり角に足が見える。
アグネスデジタルは大事にカメラを抱えて倒れていた。
「デジタルーー!!」
廊下の曲がり角で叫ぶコック長。
「この寸劇いるん?」
呆れながら呟くタマモクロスだった。
その後、捻れたツノをつけたハヤヒデと三角帽子とマントとステッキを持ったチケットが合流し、全員にお菓子を渡したコック長だった。
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魔女っ子コック長は、まだ見ぬウマ娘に会うために徘徊していた。
「コック長!!」
ゴルシの声に振り返るとそこには剣道着と防具一式を身に纏う者がいた。
「ゴルシだよな?」
流石に困惑するコック長。
「動くな!!そして前を見ろ!!」
叫ばれ背筋を伸ばして前を見る。
そこにはレスラーの覆面を被ったウマ娘がモジモジしていた。
「なんで私が」
(マックイーンか)
何かを察したコック長。
「おい!!メジロ仮面!!約束しただろやるぞ!!」
コック長の後ろでギャーギャー叫ぶゴルシ。
「やってやりますわよ!!わかりました!!」
何かを決意して右腕を掲げる。
「め、メジロパワープラス!!」
「メジロパワーマイナスゥ!!!!」
掛け声と共に駆け出す2人。
(あっ、避けちゃいけない奴だ)
悟るコック長は迫る2人の気迫に固まる。
「「メジロボンバー!!」」
掲げた2人の両腕に首を挟まれる。
サンドイッチラリアット・・・クロスボンバーである。
「かはっ!!」
一撃でコック長は意識を刈り取られて倒れ込む。
「やったな!!メジロ仮面!!」
剣道着フル装備のゴルシは親指を立てる。
(甲手で分かりずらいが・・・)
面から覗く顔は憎たらしいほど無邪気な笑顔だった。
「やったな!!・・じゃありませんわ!!」
覆面を剥ぎ取り地面に叩きつけるマックイーン。
「なんですのもう!!もう!!」
顔を隠してしゃがみ嫌々と顔を振る。
「まぁまぁ、なんだかんだノリノリだったじゃねぇか」
面を外してニコニコしているゴルシ。
「貴方って人は!!」
キッと睨みつけるがゴルシはどこ吹く風。
「あったあった。流石コック長!!要望通りだぜ」
バスケットから目当てのものを取り出すゴルシ。
「貴方!!話しを聞きな?!な!なんですのそれ!!」
「コック長に特注してたんだ!!すげぇな!!」
マックイーンに突き出されたのはコック長の顔の形をしたものだった。
クレープ生地の焼き加減を絶妙に調整して日焼け肌の様にして砂糖を薄く塗り若干の光沢を出す事で皮膚ぽくしてある。
更に眉は極細に刻んだチョコを先程の砂糖を接着剤の様にして貼り付け表現した。
形を保つ為に裏面は飴細工を網状にしたもので固定して間には特製クリーム。
味にも拘った逸品。
尚、試食する際は自分の顔を食べるという行為に物凄い嫌悪感を抱いたコック長である。
「気持ち悪いぃ、ウケる!!あむっ、おっ!?でも甘くて美味え!!」
甘くて美味しいという声でマックイーンの耳がピクピク動く。
「ほら、食ってみろよマックイーン」
そう言ってコック長の顔を渡す。
不気味で気色悪いがゴルシが美味しそうに食べていたので気になる。
「しょ、しょうがありませんね。折角だから頂きますわ」
顔を受け取り恐る恐る端っこを食べる。
唇に触れるそれは柔らかい。
次に噛み切ろうと口を閉じるとポリポリと気持ちの良い歯応え。
そして口に広がるのはフルーツの香り。
食べ始めて感じるのはホイップクリームのミルクの香りとふわっとした滑らかさに確かな甘さ。次の層に到達するとベリーの香りと甘酸っぱいクリーム。二層のクリームとポリポリとした飴細工の歯応えが楽しい。
「美味しいですわ」
傍目から見るとニコニコとコック長の顔を食べるマックイーンにゴルシは笑う。
「尊いぃぃ。しゅきぃ・・・」
マックイーンの満面の笑顔に倒れるウマ娘1人。
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「まだ首が痛え」
首に手を当てて学園内散策を再開する。
起きた時に笑顔のマックイーンとゴルシが御礼を言ってくれたからヨシっ!!とする。
「コック長」
振り返るとコウモリと思われる羽を付けた衣装を着たライスがいた。
そしてコック長の時が止まる。
「トリックオアトリートォ、お、お菓子をくれないと、えっと、噛みついちゃうゾぉ〜?あれっ?コック長?」
牙を見せる為に口を開きガオーとポーズを取る。
その光景を見た途端にパァン!!とコック長の胸から赤い液体が弾け倒れる。
「ひっ!?」
突然の事にライスはあたふたしながら目をぐるぐるしている。
「どうしたんだ?」
そこに現れたのは探偵のような格好をしたオグリがパイプを加えてやってきた。
「オグリキャップさん!!コック長が急に」
「まぁ、コック長は変だからなぁ」
冷静に状況を確認するオグリはコック長に近づく。
「?この香りは・・」
恐る恐るコック長の胸から出ている液体に指をつけて舐める。
「!?」
止まらないオグリに困惑するライス。
「オ、オグリキャップさん?」
恐る恐る声を掛ける。
「む、すまない。すごく美味しくてな」
「えぇ」
コック長は最後の力で床に「尊い」と赤い文字で書き残した。
彼の顔は安らかであった。
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描き終わってから思いついた超短編
コック長
「タイシン、タイシン」
赤ずきんタイシン
「何?」
見上げる形になるタイシンがコック長を見る。
近くにいる羊ツノをつけたビワハヤヒデの髪に顔をツッコミ叫ぶコック長。
コック長
「可愛すぎるやろぉぉぉぉ!!!」
ビワハヤヒデ
「やめろ!!コック長!!」
チケット
「あっはっはっはは!!」
タイシン
「シッ!!」
顔を真っ赤にしてコック長を蹴り上げる。
以上