The・ダークディケイド・アカデミア   作:夢野飛羽真

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前回に引き続き今回も騎馬戦で御座います。

今回はあのヒーローが大活躍!?


第16話 騎馬戦2 釣りの伏せ

前回までのあらすじ

雄英高校体育祭は本戦に突入

第2種目である騎馬戦がいよいよ開幕し、熾烈な戦が繰り広げられ用としていた。

 

三人称視点

障害物競走を2位で突破した緑谷出久は麗日お茶子、常闇踏陰、そしてサポート科の発目明を引き入れてチームを組んでいた。

 

「発目さん、向こうまで飛べそうかな?」

 

「お任せあれ!ワタシのドッ可愛いベイビーにかかればそのぐらい!しかしあのアイアンマン!興味深いですね〜」

 

今回公平性を期すためにヒーロー科生徒はコスチューム着用禁止となっているのに対してサポート科の生徒は自分が作ったアイテムを持ち込むことができ、この騎馬戦では彼女の属するチームはサポートアイテムを装着することが出来る。

 

「麗日さん!こっからが正念場だよ!」

 

「OK!」

 

「空中での戦法は常闇君!」

 

「任せろ」

 

『アイヨ!!』

 

『緑谷チームも飛んだああああ!!』

 

彼らの取った戦法、それは麗日お茶子の個性で体の重量を減らし、発目の作成したジェットパックで飛行、そして常闇のダークシャドウがダークディケイドの1000万を狙うつもりだ。

 

「「出久!」」

 

それに反応するように政宗と爆豪が反応し、爆豪が爆破で迎撃

 

「くらえっ!!」

 

さらに耳郎が拝借中のリパルサーレイを放つ。

 

「くっ、簡単に攻略は出来ないということか……」

 

それらの妨害をダークシャドウでなんとか防ぐが急場しのぎで飛んでいるだけで長時間の飛行は困難、このまま地面に戻ることになるが……

 

「ハッハッハー!流石A組!目立つようなことしてわざわざ僕達の獲物になってくれるなんて!」

 

そこをB組の生徒たちが狙う。

幸村は乗らなかったが彼らはA組包囲網を敷いており、1000万に皆が集中している隙に他のA組主力からポイントを奪おうとしたが……

 

「目立ってるのはお前の声の方だぜ。」

 

「なんだって?」

 

この間に作戦通り葉隠のポイントを奪っていた幸村らの部隊が物間に接近し心操が物間に語り掛けていた。

 

「さて、ポイントを渡してもらおうか。」

 

「はい……」

 

あっさりと洗脳された物間はそのままハチマキを渡してしまう。

 

「お、おい物間!」

 

「何してんだよ!」

 

他の騎馬のメンバーが驚いているがその間にも幸村の部隊が進み続ける。

 

「待てー!アタシ等のハチマキ返せー!」

 

それをこの直前幸村達にハチマキを奪われていた、葉隠らが追跡する。

 

「あたしらはこっちを狙うよ!」

 

「おう!」

 

拳藤チーム、鉄哲チームは引き続き降りてくる緑谷チームを狙う。

 

「ダークシャドウ!」

 

『常闇のダークシャドウが大活躍!ナイスカバーだ!』

 

塩崎が伸ばしたツルと常闇のダークシャドウがぶつかり合う。

 

「緑谷さん!これを使ってください!」

 

「発目さん!」

 

さらに緑谷は発目が作ったネットガンを鉄哲チームに向けて発砲し、動きを止める。

 

そしてこの間にも虎視眈々とポイントを狙うチームがいた。

 

「轟さん!準備出来ましたわ!」

 

「わかった、八百万」

 

轟焦凍のチームである。

 

「上鳴、お前の電気あそこまで届くか?」

 

「あれは届かねえな、一旦地上に降りてもらわねえと届かねえぞ!」

 

「そうか、じゃあ意地でも降ろすにはどうすりゃいい?」

 

「私にいい作戦がありますわ!」

 

轟らのチームはとある作戦で1000万ポイントを持つ政宗を狙う。

 

「わかった、どんだけ準備にかかりそうだ?」

 

「大体2,3分でできますわ!」

 

「わかった、ではその間は何とか俺が退避しよう。」

 

「助かる。2人とも!頼んだぞ!」

 

ちょうど轟チームが作戦に移ろうとしているが政宗達もある作戦に移ろうとしていた。

 

「そろそろさっき言ってた作戦をしようか。」

 

「OK!」

 

と八百万による作戦を発動する前に政宗達が地面に近づいていく。

 

『おーっと門矢チーム地上に降りてくるぞ!空中の方が有利だぞ!!』

 

『何な策があるんだろうな。』

 

「今が仕留め時!」

 

「皆いくよ!」

 

「どうやら来たみたいだな……」

 

「私の作戦を使わなくても降りてきたみたいですわ!」

 

「じゃあいっちょぶっぱなすか!」

 

「僕達だって門矢君を取りに行くよ!」

 

下降してくる政宗達に轟、緑谷らのチームが次々と集合していく中、葉隠チームから振り切った幸村は……

 

「あれは行かない方がいいね。」

 

と1人傍観を決め込んでいた。

 

「なんで行かないんだ?」

 

「今俺は未来を見たんだけどこの後大混乱が起きそうなんだよね。でその影響であの場にいる騎馬達のポイントが今からほとんど狩られるから行ったら巻き込まれちゃうね。それに俺達の今の所持ポイントを守り切れば決勝にはいけるはずだし。」

 

「さりげなく未来を見たって言ってるけど……」

 

「ああ、これジオウIIの力なんだ。こうやって未来予知できるんだ。」

 

ジオウIIの未来予知により戦局を冷静に考える幸村

実際ここまで葉隠、物間からポイントを奪っており決勝に駒を進めるには充分稼いでいる。

 

そして政宗達の方は、

 

「集まってきやがったな……」

 

「ホントにいけるのか?」

 

「大丈夫。A組には防がれそうだけどB組はほぼ初見だからやられるんじゃないかな?」

 

降下する政宗達の1000万ポイントを奪うのとA組にこれ以上目立たれたくない物間らが一斉に集まるこの状況

しかしこれが罠である可能性を考えることはできていなかった。

彼を除いて

 

「1回ストップ!」

 

緑谷出久は自らのチームメンバー達を呼び止める。

 

「どしたの?デクくん?」

 

「そういえば門矢君まだこの前のアイアン・リージョン使ってないよね?」

 

「アイアン・リージョンってあのロボット軍団のこと!?」

 

緑谷は政宗が未だホームパーティープロトコルを使用していないことから、彼らの行動がアイアン・リージョンを使ったトラップなのではないかと考えた。

 

「確かに、ここに集めて一網打尽する気かも……」

 

「となると近付かない方が良いな……」

 

「いや、それだけじゃないよ。」

 

緑谷達の部隊は完全に動きを止める訳では無い。

ある1チームの動きも気にしていた。

 

「轟君達もそろそろ動くと思うよ。だから僕達はそれに乗じて動く!」

 

「なるほど、このまま行っても一網打尽だが、轟達の策で弱ったところを突くわけか。」

 

「うん、轟君達がどういう作戦をするのかまだ分からないけど動くならその後だね。」

 

緑谷達が待ちわびる轟達の作戦

そして政宗達の作戦が状況を一変させようとしていた。

 

「来るぞ!」

 

先程ポイントを失い後がない物間達が先陣を切り、降下してきた政宗達のポイントを狙い手を伸ばす。

 

『ホームパーティープロトコル』

 

ケータッチから音声が鳴るとここまで召喚されたアイアンマン達に加えて全35体のアイアンマン達が現れて集まっていた騎馬達を包囲し襲いかかる。

 

『多すぎだろ!!鉄人軍団!!』

 

「逃げろ!障子!」

 

1000万を狙いに来た峰田を始めとするチーム達は一気に取り乱す。

何処からともなく飛んでくるアイアンマン達に上空から頭のハチマキを狙われ防ぎきれなかった者も出てき始める。

 

『ここで門矢!ハチマキを2つゲット!』

 

「70ポイントと、165ポイントか」

 

ちょうどアイアンマン達の活躍で政宗は鎌切チームと小大チームのポイントを奪い取っていた。

 

「俺達自身を餌として集まった所をアイアン・リージョンで包囲殲滅。その名も釣りの伏せ作戦さ。」

 

釣りの伏せ、それは戦国時代島津家がよく使っていた戦法で、囮が引き寄せてやってきた敵を包囲して殲滅する策である。

今回は囮である政宗達自身は本家釣りの伏せさながらの撤退による釣りではなく向かってきて相手を引き寄せる策ではあったが大体合ってる。

 

「門矢、作戦があんのはお前だけじゃねえぞ!」

 

轟焦凍は政宗チームに向けてバズーカを放つ。

 

「おっと危ない。」

 

それをリパルサーレイで撃ち返すが、エネルギー弾とバズーカの弾が当たった瞬間そこから煙が大量に出てきてフィールド上を包む。

 

『すっげー煙幕だ!なんも見えねえ!!』

 

「本来は空中で動きにくくさせるための煙玉でしたがここでも役に立ちましたわ!」

 

本来は対空中戦用ではあったが八百万は地上でも応用

 

「後は上鳴さん!」

 

「任しとけ!!無差別放電130万ボルト!!」

 

続いて八百万作成の絶縁シートで自分達を守りつつ、上鳴が電流をぶっ放す。

 

「な、なんだっ!?」

 

『これはえぐい!!10万ボルトだ!!』

 

政宗だけでなくここに集まっていた1部A組とB組の騎馬達も電流を受けてしまい、体制が崩れてしまう。

 

「ウェーイ」

 

上鳴がアホになってしまったがその代わりに多くの騎馬達を怯ませれた轟がそのまま氷結を発動。彼らの足元を凍らせて動けなくする。さらに氷結の規模は大きく1部のアイアンマン達も凍らされてしまった。

 

「助かったよ、勝己」

 

「こんぐれえ当たり前だ!」

 

政宗達のチームは爆豪の爆破で何とか氷結を防いだ。

 

『とんでもない氷結だ!!だが門矢達は防いだぞ!!』

 

「やっぱすげえよ、お前は……」

 

「当然……」

 

「だからこそ!絶対に超えてやるっ…」

 

『さあ、残り約1分だ!!こっからがラストスパート!!』

 

睨み合う政宗と轟、戦いはいつの間にか残り時間が1分となり最後の戦いが幕を開ける。

 

「轟、俺たちのポイント取りに来ないぞ!」

 

「きっと、何時でも仕留めれるから残されてるのね……」

 

「そういうことかよっ……」

 

鉄哲、拳藤ら凍らされたチーム達はもう動くことが出来ない。

だが、肝心の自分達を凍らせた轟はこちらに攻撃を仕掛けてこない。

 

「まずは2本だな。」

 

そしてその隙を常闇のダークシャドウが突いてくる。

鉄哲徹鐵、拳藤一佳のハチマキを奪い取った。

 

「おっと、確か緑谷君だっけ。」

 

一方その緑谷出久の前に対峙したのは常磐幸村、

手には2本のハチマキを持っており、凍らされた鱗飛竜、峰田実のハチマキを奪ったということだ。

 

「君も確か仮面ライダーの…」

 

「うん、仮面ライダージオウ、常磐幸村さ。とりあえずここは戦わない方がいいかな。俺達はこのまま高得点持ったまま安全に突破した方がいいよ。」

 

「確かに、今ポイントを持ってるのは僕達2チームと」

 

「アイアン・リージョン!氷を撃て!!」

 

「政宗と轟君だね。」

 

政宗はアイアン・リージョン全てを自身の防衛に使用。

轟が撃ってきた氷結を全てリパルサーレイで撃ち防いでいた。

 

「す、すごい防御力だっ……」

 

アイアン・リージョンによる政宗達の防御陣はかなり強力

氷結を大量のリパルサーレイで防ぎ轟達を寄せ付けない。

 

『残り20秒!』

 

「防衛ラインを崩すな!」

 

あくまでも、政宗達のチームは攻めに転じない。

自分たちのいる場所から動くことはなく、アイアン・リージョン達による強固な防衛ラインの中に立てこもる。まるで難攻不落の堅城に籠城するようにして。

 

「くっ…」

 

さらに飛んでくるリパルサーレイを防ごうとした轟は咄嗟に左手を出しその炎で何とか防ぐが……

 

『さぁそろそろ時間だ!!カウントいくぜ!10!9!8!7!6!5!4!3!2!1!タイムアップ!!』

 

最後は実況のプレゼントマイクによるカウントダウンの最中リパルサーレイの雨が他チームの進撃を許さず、タイムアップ。決勝に進む上位4チームがモニターに表示された。

 

一位 門矢チーム 10,000,615P

二位 常磐チーム 1,930P

三位 緑谷チーム 1,470P

四位 轟チーム 615P

 

『以上4組が最終種目へ…進出だああーー!!』

 

 




ということでアイアンマン大活躍回でした。
なんやかんや思い入れあるヒーローなので強化フォームのベースになったりと大活躍しております。

いやーしかしポイント計算大変でした……
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