The・ダークディケイド・アカデミア   作:夢野飛羽真

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注意
仮面ライダーダークディケイドの力は結構複雑なので一番最初のプロフィールを読んでからこちらを読むことをお勧めします。


入試編
第1話 狭き門!入試無双!


事の始まりは、中国の軽慶市。発光する赤子が生まれたというニュースだった。そして以降、世界各地で『超常』が発生。原因も殆ど解らないまま、時間が過ぎていった。やがて、超常は日常に、空想は現実になった。

 

世界の総人口の8割が何らかの特異体質、『個性』をもった超人社会。個性を振りかざし、人々を襲う敵と、それを倒すヒーロー。そんなアメコミじみた事が、現実で起こる世界となった。

 

そしてヒーロー教育における最高峰の学校、雄英高校

今日はその入試の日である。

ヒーローになるための狭き門をくぐる為大志を抱いた少年少女達が集まり、先程知能を試す筆記試験を終えたところである。

 

流石天下の雄英高校と言ったところか、これから行われる実技試験の会場はまるで普通の街並みと変わらない。この高校の演習場は大規模かつ本物のような再現度、それに何といっても種類と数も多い。

これら多くの施設が入ってる雄英高校の土地の広さに改めて驚かされつつ受験生達は実技試験のために各々が指定された場所に集う。

そして演習会場C

これから入試が始まるというのに集まった受験生達がザワついていた。

 

「おいおい、なんだよアイツ」

 

「変異型か?」

 

この個性社会、見た目が人間じゃない奴なんかは普通だが流石にこの戦士、仮面ライダーダークディケイドの姿には驚きを隠すことが出来ない。

 

『はい、スタート!』

 

そんな空気感に突如水を打つようにボイスヒーロープレゼントマイクによるアナウンスが響き渡る。

一瞬固まる受験生達、試験開始を伝えるためのアナウンス

しかしあまりにも突然だったのでその場にいる者達はそのアナウンスの意味を飲み込むのに時間がかかり動き出せない。

 

『どうしたあ!?実践じゃカウントなんざねえんだよ!ほら見ろ!リスナーが1人走ってるぞ!』

 

1人を除いては、

 

『ヒーローライド!クイックシルバー!』

 

漆黒の戦士、仮面ライダーダークディケイド

彼だけがアナウンスと同時に走り出していた。

腰につけたライドブッカーからカードを取り出しベルトに入れると電子音が鳴ると共に彼の姿が他の受験生達の視界から消える。

 

「い、いくぞー!」

 

姿こそ消えてしまったダークディケイドに続くように他の受験生達も走り出す。彼らの目の前にはヴィラン役のロボット、通称仮想ヴィラン。これらは入試前の説明会で1pt,2pt,3pt,0ptの4種類がおり、撃破すればポイントを得れる。

入試開始地点の正面に集まる仮想ヴィラン達は受験生達にとっては格好の獲物だろう。先に破壊されなければの話だが……

 

「速すぎて見えなかった?」

 

ダークディケイドの漆黒の仮面からその言葉が発せられたその時、目の前にいた仮想ヴィラン達は鉄クズになっていた。

先程ダークディケイドが行ったヒーローライド

それはカードに書かれたヒーロー達の力を使う技であり、先程使用したのはヒーローライドクイックシルバー

アベンジャーズ達と共にソコヴィアでウルトロンと戦ったヒーロー、クイックシルバーの力である高速で移動し、一瞬にして他の受験生達の目の前から姿を消して仮想ヴィラン達を破壊した。

 

「この辺の敵は一掃したか、じゃあ次は空からだな」

 

『アーマーライド!ウォーマシン!Mark4!』

 

ダークディケイドのボディが軍人にしてアベンジャーズの仲間、ジェームズローディが纏うパワードスーツ、ウォーマシンに包まれる。

 

「バトルスター準備はいいか?」

 

『勿論、完璧です。政宗』

 

「OK、俺が空を飛んで周囲を見回す。そしたら1番仮想ヴィランが多いところを割り出してくれ。そこを爆撃する。後変身時はダークディケイドと呼んでくれ」

 

ウォーマシンのスーツを纏ったダークディケイド、改め本名門矢政宗はサポートAIのバトルスターと会話しながら飛んで行く。

 

『3時の方向が1番仮想ヴィランが集まっています。』

 

「了解、じゃあそこを攻撃だ。」

 

サポートAIのバトルスターが示す方向には多数の仮想ヴィランが集まっており、DD(ダークディケイド)ウォーマシンがそこに向かって飛び。

 

「パーティーの時間だ」

 

周りに他の人が居ないか確認しウォーマシンに装備された重火器を仮想ヴィラン達にぶっ放つ。ランチャーや爆弾による爆発、マシンガンとミニガンによる銃撃がその場にいた仮想ヴィラン達を一体たりとも残さず行動不能にする。

 

「やりすぎちゃったかな?」

 

『ええ、大体今ので30ポイントほど稼げました。一番最初の撃破分を含めると45ポイントで合格ラインには達しています。』

 

「なあ、バトルスター俺が最低限で満足する人間だと思うか?」

 

『いいえ、そうは思いません』

 

「わかってるなら大丈夫だ。まだまだ戦いは続くぜ。」

 

ウォーマシンの武装を解きダークディケイドの姿に戻りながらAIと会話している合間にまた仮想ヴィラン達がよってくる。

 

「大体5〜10体ぐらいか。一気に倒した方が良さそうだ。」

 

『ヒーローライド!タツマキ!』

 

超能力者の女性ヒーロータツマキの持つ力は強力だ。

超能力で10体程の仮想ヴィランを宙に浮かせて全て握りつぶすようにして締め付けて破壊した。

 

「いい感じかな。けどまだまだ」

 

ダークディケイドはこれだけでは満足しない。

次なる敵を求めて移動を始める。

タツマキの超能力で体を浮かして上から会場の様子を見ていく

 

「結構色んなことろに散らばってるみたいだ。そうなるとあそこが丁度良さそう。」

 

入試開始からある程度時間も経っていたので各受験生達と仮想ヴィラン達は会場中に散らばっており、中々仮想ヴィラン達が集まっていて攻撃しやすい場所というのも少ないがそんな中でもダークディケイドは狩場を見つけてそこに向けて超能力で飛んでいく。

 

「あんなに固まってちゃすぐにやっちまうぜ。」

 

『ヒーローライド!アトミック侍!』

 

新たなヒーローカードを挿入すると超能力が消えてその代わり彼の手には1本の刀が収まり、

 

「アトミック斬!」

 

刀を扱うヒーロー、アトミック侍の力を使い彼の必殺技であるアトミック斬を放つ。1秒に100個以上の斬撃を放ち、仮想ヴィラン達をバラバラにしていく。

 

「さて、次はどこに行こうかな……」

 

ダークディケイドの前に現れた仮想ヴィラン達は呆気なく倒されてしまい、彼はまた新たな敵を探しに行こうとしたその時

 

BOOOOM!!

 

会場中に巨大な爆発音が鳴り響いた。

その次に聞こえるのは悲鳴と足音、何かから逃げる足音だ。

そして、その後には機械の駆動音が耳に入ってくる。

 

「思ってたよりデカイな。」

 

0pt仮想ヴィラン、試験前の説明会では倒してもポイントは入らない。云わば受験生達を妨害するステージギミックであり、受験生達に迫られる選択は逃げるか対処して時間のロスを産んでしまうかのどちらかだ。

勿論この場にいる多くの受験生達は他の仮想ヴィランの破壊を優先、若しくは怖いという理由で逃げてしまう。

よっぽど実力と正義感、そしてポイントを稼いでいるが故の余裕が無いと真っ向から挑む者はいないだろう。

 

「危ない!」

 

生憎ちょうどこの演習場にはそういう人物がいた。

偶然にも0ptヴィランの近くにいたダークディケイドは巨大な敵の前にすぐさま現れちょうど瓦礫に足を挟まれた少女に向けて放たれた0ptヴィランの拳と蹴り上げて、彼女を助ける。

 

「あ、ありがとう……」

 

「いいってことよ」

 

感謝の言葉を受け取りつつ彼は耳たぶがイヤホンジャックの様になっている少女の足の上に落ちていた瓦礫を退ける。

 

「こっから逃げて、ここは危険だ。」

 

ダークディケイドは更なる攻撃を加えようとする0ptヴィランの方を向き直しライドブッカーから1枚のカードを取り出す。

 

「もしかしてアンタ、アレと戦う気!?」

 

少女は彼が巨大な敵と戦う意思があると察すると心配そうに言葉をかけ、

 

「大丈夫だ。俺は強い」

 

『レンジャーライド!キバレンジャー!』

 

レンジャーライド

それはスーパー戦隊の戦士達に変身する力でダークディケイドの姿はかつて五星戦隊ダイレンジャーと共に戦った白虎の戦士、キバレンジャーのものに変わると、手に持った剣、白虎真剣で攻撃を防ぐ。

 

「だったらせめてウチにも何か手伝わせて!さっき助けてくれたんだし何か手伝えることがあったら手伝うよ。」

 

「だったら逃げ遅れた人達の避難誘導を頼むよ。ここは戦場になりそうだ。」

 

「わかった!それとウチは耳郎響香、よろしくね」

 

「俺は門矢政宗、仮面ライダーダークディケイドだ。」

 

先程助けた少女、耳郎響香と協力することになり、お互いが言葉と自己紹介を交わし終えると彼女は指示通り避難誘導をするため他の人たちの下へと走って行く。

そして後方の憂いもなくなったDDキバレンジャーはある1枚のカードを取り出す。

 

『マシンライド!ウォンタイガー!』

 

スーパー戦隊シリーズの魅力といえば巨大化した敵と戦うための巨大戦力であり、スーパー戦隊の戦士達の力を使うダークディケイドも勿論巨大戦力を使うことが出来る。キバレンジャーの気伝獣であるウォンタイガーを召喚し、それが0ptヴィランの進撃を食い止める。

 

「さて、変形だ!」

 

DDキバレンジャーがウォンタイガーのコクピットに入ると、ウォンタイガーが人型のロボットに変形する。

 

「トドメだ!」

 

ウォンタイガーが右手に持つ武器、片刃剣黄金剣を上から下に振るようにして0ptヴィランを真っ二つに切り裂いた。

流石はスーパー戦隊のロボットである。一瞬にして多くの受験生の驚異となった0ptヴィランを切り裂いた。

 

「ス、スゴい……」

 

その圧倒的な力を他の人たちの避難を手伝いつつ耳郎響香は見ていることしか出来なかった。

 

『終了〜〜!!』

 

0ptの亡骸が地面に転がると同時に終了のアナウンスが鳴り響き、ウォンタイガーは消滅しダークディケイドは変身を解除し変身者である少年、門矢政宗としての姿を見せながら出口の方へ歩いて行く。

 

その数ヶ月後彼は歩むことになるのだった。

最高のヒーローになるための道を……

 

To be continued




MCUの映画作品の影響で初っ端からアクションシーンマシマシでお送りしました。

今回のヒーロー一覧
クイックシルバー
主にアベンジャーズ・エイジオブウルトロンに登場したヒーロー
彼の高速移動の能力は正直私も欲しい。
後ちゃっかり彼を象徴する台詞の

「速すぎて見えなかった?」

も言えて良かった。

ウォーマシン
今回はアベンジャーズインフィニティウォーで活躍したMark4のスーツを使用
ワカンダでの敵の軍団に対する空からの爆破が印象的で今回はそのシーンを意識し採用。まさかのアイアンマンより出番が早い。

タツマキ
ワンパンマンに登場するS級2位ヒーロー
多分かなり強いので正直タツマキの力だけでも入試はクリアできると思う。

アトミック侍
ワンパンマンに登場するS級4位ヒーロー
私こういう侍系ヒーロー大好きなんですけどヒロアカ世界のヒーローって非殺主義というかヴィランは生け捕りって感じなのでこういうロボとの闘いでないと力が発揮できないのがネック

キバレンジャー
五星戦隊ダイレンジャーの追加戦士
今回の彼の採用理由は追加戦士のメカの単体変形のロボットはウォンタイガーが一番最初だからです。
1人前の追加戦士、ドラゴンレンジャーと彼のメカドラゴンシーザーの場合他の守護獣と合体して初めてロボットになるので今回は単体変形のキバレンジャーの力を拝借
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