なのでこの体育祭決勝を持って打ち切りといたします。
前回までのあらすじ
雄英体育祭は終局を迎えつつあり、
最終種目のトーナメント準決勝第一試合、常盤幸村と轟焦凍の戦いを幸村が制した。
そして第二試合、門矢政宗と爆豪勝己の戦いは政宗の勝利で幕を閉じた。
政宗視点
「お疲れ様、いい戦いだったよ。」
先程の戦いで場外に吹き飛ばした勝己のとこまで歩み寄る。
「ああ、けどお前強すぎんだろ、寧ろ負けちまっても清々するぐれえだ…」
ニヤッと笑いやがって、可愛い奴め。
「いい顔するようになったな、勝己」
心の底から相手の実力と自分の負けを認める。
出久を虐めていた頃の彼じゃあり得ないことだけど、
良い成長だと思う。
「あたりめえだ。テメエが救ってくれたからな…」
「変われたのは君自身の力だよ。」
手を差し伸べるとその手を勝己は掴み身体を起こす。
「じゃ、いったん客席行くか…」
「そうだね、どうやらまたセメントス先生による修復作業っぽいし」
セメントス先生による本日7度目のステージ修復が行われるのを見届けて一旦客席に戻る。
「かっちゃん!政宗君!いい戦いだったよ!!」
「出久、腕の方は大丈夫かい?」
「全然大丈夫」
客席に戻るとすぐ出久が出迎えてくれた。
「おい出久、あんま無理して体壊すなよ。」
勝己も轟君との戦いで傷付いた出久の身を案じている。
「来年は俺とテメエで戦うからそれまでに力、使いこなせるようになれよ…」
「かっちゃん!!」
2人の友情も前よりも固くなった。
良いコンビになると思うね。
「政宗!お疲れ!」
後ろから何か衝撃が来たかと思えば響香だ。
「響香!」
身体を後ろに向けて響香の方を見る。
「いよいよ決勝だね。」
「ああ、」
「決勝の相手の常盤の戦いもすごかった…」
「確かにな、グランドジオウ…驚異的な力だよ…」
決勝戦での俺が勝てるかどうか心配してくれている。
「けど、俺は負けないよ。」
親指を響香に向けて立てるとそろそろステージの修復も終わった頃なので
「じゃあ、行ってきます。」
「行ってらっしゃい!」
「頑張って!政宗君!」
「絶対勝てよ!」
響香達に見送られながら客席を後にしてステージへと歩みを進める。
常盤視点
「凄い戦いだったね。」
「そうだな。」
政宗と爆豪君の熱き戦いを俺と轟君は保健室で二人で見ていた。
「なあ、常盤…」
「どうしたんだい?」
「さっきのお前との闘い…それと緑谷との戦いで俺は何か掴めた気がする…」
ベットの上で握りしめた拳を見つめながら彼は呟く。
「掴めたって何を?」
「俺の夢だな。」
轟君の夢か。
「俺はガキの頃、オールマイトの姿を見てそれに憧れてた…」
「オールマイトか。確かにみんな彼に憧れてるし俺も好きだよ。」
「そう在るべくしてヒーローであるオールマイトの姿に俺は憧れていた。けど俺はそれを見失っていたみてえだ。」
過去を聞く限り色々と複雑な事情があったらしいからそうなるのも致し方ないね。
「けど俺はもう迷わねえ、俺のなりたいヒーローになる。」
「いい目標だね。で、なりたいヒーローってどんなヒーローかな?」
「それはお前だ。」
「なるほど、君は俺に憧れたってことかい?」
同い年の人からこうして尊敬の念を向けられるのはありがたいことだ。
「ああ、そうだ。だから教えてくれねえか?お前が目指すヒーロー像って奴を。」
「俺の目標か。俺の夢は世の中を良くすること。その為にも最高最善のヒーローを目指しているよ。」
最高最善の魔王ではなく最高最善の英雄
それが俺の夢だ。
「そうか、だったら俺もそれを目指す。ただし、お前よりも上の最高のヒーローに」
「いいぜ、その夢忘れるんじゃねえぞ…」
そしていよいよステージの修復も終えて政宗との戦いの時が来た。
「じゃあ、行ってくる。」
「ああ、頑張れよ。」
三人称視点
今年の雄英高校体育祭1年の部における最後の戦い、
最終種目のトーナメントの決勝戦が行われるということで会場のボルテージは最高潮を迎えている。
そのスタジアム上のステージの中心で2人の仮面ライダーが向かい合っている。
『仮面ライダージオウ!常盤幸村!!』
『仮面ライダーダークディケイド!門矢政宗!!』
これまでの戦いを勝ち上がってきた2人の仮面の戦士がこれから始まる戦いを見据え、互いを見つめる。
「やっぱ最後は君と戦うことになるって俺は思ってたぜ。」
「俺もそう思ってたよ。政宗」
「君との闘い勝たせてもらうよ。」
「それは俺もだ!」
『トーナメント決勝戦!!開始!!』
戦いの火蓋が切って落とされると同時にジオウのジカンギレ―ドとダークディケイドのライドブッカーがそれぞれ剣の状態になり、ぶつかり合った。
「フォームチェンジをさせないつもりか!」
「そっちこそ!」
『いきなり剣と剣のぶつかり合い!!ここは巌流島か!?』
政宗と幸村は互いの剣を何度もぶつけ合う。
「バトルスター!!」
この均衡した剣の戦いを制したのはサポートAIバトルスターことコンボスターガンを手にしたダークディケイド。
コンボスターガンからの銃弾がジオウの胸部に当たり火花が出る。
「だったらこれで!」
『リバイブ!』
『ドラゴンレンジャー!アバレキラー!キョウリュウゴールド!』
『パワードタイム!リ・バ・イ・ブ剛烈!』
『恐竜コンボ!』
『剛烈!』
ダークディケイドの恐竜戦隊達の力を集めたパワー形態
仮面ライダーダークディケイド恐竜フォーム
仮面ライダーゲイツの持つ超パワー形態
仮面ライダージオウリバイブ剛烈
2人のパワー自慢の戦士が並び立ち拳を相手の胸にぶつけ合う。
『パワーとパワーのぶつかり合い!こりゃ凄まじい!!』
『パワードノコ!』
「ザンダーサンダー!」
それぞれの鎧の硬さに攻撃力を誇る拳が効かず、今度は武器を取り出してぶつけ合う。
「中々硬いな……」
ザンダーサンダーによる剣劇はリバイブのジカンジャックローパワードノコを何発も受け流し斬撃をリバイブに浴びせるがそれらはリバイブの鎧に防御される。
「クッ……!」
そのままダークディケイドの腹部にパワードノコがぶち込まれてその体が吹き飛ばされる。
「だったらこれでどうだ!」
ザンダーサンダーに2本のプテラゴードンの獣電池を入れると。
「雷電衝撃波!」
地面から流れる雷がジオウを襲う。
「流石にこれは効いたね……」
リバイブ剛烈の堅い装甲でも雷を防ぎきれなかった。
「だったらこのまま!」
『ファイナルアタックライド!ダークディケイド!!』
「ここで必殺技!?だったら俺も!」
『フィニッシュタイム!』
それを好機と見たダークディケイドが一気に畳かけようとするがジオウもそれに対抗する。
『一撃タイムバースト!』
ジオウリバイブの一撃必殺と恐竜パワーを詰め込んだダークディケイドの必殺キックががぶつかり合い、ステージ上で巨大な爆発が起こった。
『とんでもねえぶつかり合いだ!!2人は一体どうなった!?』
今回は解説もなしです