The・ダークディケイド・アカデミア   作:夢野飛羽真

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さあ、ということで愈々入学でございます。

昨日まで体調が悪くライダーのある日曜日に投稿できなかったぜ。

コロナではないのでご安心ください。




入学編
第3話 入学初日の試練


政宗視点

入学式初日からいきなり幸運に巡り会えた。

 

「あ、耳郎さん久しぶりだね。君も受かってたんだ。」

 

入試の時以来となる雄英高校の門の前

桜の木々に囲まれ、ガラス張りの雄英校舎が目の前に入ってくるこの場所で俺は入試の時に出会った少女と再開した。

 

「その声は…もしかして門矢?」

 

「そうそう、あん時は変身してて顔は見せてなかったね。」

 

耳郎さんに自分の素顔を見せるのは初めてだから気付いてもらうのにちょっと時間はかかったけどこうしてお互いが合格出来たことを確認できた。

 

「ウチ、門矢が言ってくれた通りに避難誘導したおかげでレスキューポイントも貰えて合格できたんだ。だから色々と感謝してる。ありがとう」

 

「こっちこそありがとう。耳郎さんが避難誘導してくれたお陰で俺も心置きなく戦えたし。」

 

お互い入試の時に感謝したいことがありそのことをお互い伝えながら雄英高校の校舎内に入っていく。

 

「けど、門矢の個性なんか凄いよね。あれどうなってんの?」

 

「後でわかるさ。話すと色々と長くなりそうだし……そういえば耳郎さんA組?」

 

「うん、そうだけど」

 

「そっか、俺もA組なんだ。同じクラスだったら俺の個性とか知る機会は多いだろうしその時のお楽しみかな。さて、教室はこっちかな。」

 

2人とも同じクラスなんだなと確認できたということで暗記しておいた雄英高校の地図を頼りに教室の前まで2人で歩き、

 

「デカイね、この扉」

 

教室の前に着くと大きく1ーAと書かれ、高さ3〜5mはあるんじゃないかという扉に思わず驚きの声が漏れてしまう。

 

「色んな個性の人がいるからね。ユニバーサルデザインってやつ」

 

隣でそう言いながら耳郎さんが扉を開ける。

さあ、雄英高校での学園生活の第1歩を踏み出すぞ。

 

「机に足をかけるな!雄英の先輩方や机の製作者に申し訳ないとは思わんのか!」

 

「思わねえよ!テメーどこ中だよ?端役が!!」

 

おっと、最悪だ。眼鏡をかけた真面目男子と茶髪の不良男子の怒号が俺達を出迎える。

 

「ぼ、俺は聡明中出身の飯田天哉だ。」

 

「聡明だぁ!?超エリートじゃねぇか!ぶっ潰しがいがあるるかねえかぁ!!」

 

「ぶっ潰す!?君本当にヒーロー志望か?言葉が乱暴すぎるぞ!!」

 

どうやら眼鏡の少年、飯田君が不良少年に対して注意をしそれが原因で口論になっているらしい、

 

「ちょっとお2人さん、そこまでにしておこう。入学初日から喧嘩なんて幸先良くないよ。」

 

初日からいきなり大事になったりすれば困るので2人の間に入って止めに入る。

 

「ああ!?なんだテメエ?」

 

「き、君は…?」

 

「おっと、自己紹介がまだだったね。俺は門矢政宗、見ての通り君達のクラスメイトさ。」

 

一旦その場の空気を落ち着かせるために自己紹介をしつつ、話題を逸らそうと全く関係のないトークを仕掛けてみる。

 

「そういえば君は既に席に座ってるみたいだけど座席の位置ってもう決まってるのかな?」

 

「ったく、そうだよ、黒板の方に貼ってからしっかり見てさっさと席に着いてこいや」

 

先程と違い低くドスの効いたような声でかつ口はかなり悪いが不良少年はご丁寧に座席表の場所を教えてくれた。

 

「それじゃあ、飯田君はちょっと借りてくね。」 

 

「ちょ、ちょっと待ってくれ!まだ話は!」

 

多分このまま2人きりにするとまたややこしくなりそうなので座席表を見に行くついでに2人を引き離しておき。

 

「耳郎さん、座席表はこれみたいだね。ふーん、俺の席はここか結構近いみたいだね。飯田君」

 

「ど、どうやらそのようだね。改めてよろしく門矢君」

 

折角連れて来た飯田君とも握手を交わし、

 

「ウチはここの席か。」

 

自分の席を把握した耳郎さんが移動し始めた頃

他の生徒も入ってきて飯田君も緑色の縮れ毛の子と何か話している。

※緑髪の子が原作主人公です。

 

「よっ、俺上鳴電気!さっきの喧嘩止めてるとこ凄かったぜ!」

 

と、その様子を見ている俺の視界に恐らく1つ後ろの席の住民であろう、上鳴君が入ってくる。

 

「上鳴君か、よろしくね。俺は門矢……」

 

「仲良しごっこやるなら他所に行け、ここはヒーロー科だぞ。」

 

上鳴君に自己紹介をしようとする俺の声を遮るように誰かの声が教卓から聞こえてくる。

 

(寝袋?)

 

ふとその教卓の方を見ると寝袋に入った人がいた。もしかして担任?

 

「はい、静かになるのに8秒かかりました。君達は合理性に欠けるね。」

 

立ち上がっていたクラス達も直ぐに自分の席に着席し教卓の方を見る。

 

「俺は担任の相澤消太だ。ヒーロー名はそのうちわかるだろ。」

 

自己紹介が少し適当すぎる気もするし多分ほぼ全員がこの人が担任かよと驚いている。何となくそんな空気感が伝わってくる。

 

「これから個性把握テストをやる。体操着に着替えてグラウンドに集合しろ。」

 

恐らく入学式をやる気はないようだな。いきなりテストをやると言われて俺達は指示通り着替えてグラウンドに向かう。

 

体操着に着替えたクラスのメンバー達がグラウンドに揃ったのを確認すると担任の相澤先生が

 

「それではこれより個性把握テストを行う。このテストでは君達が中学時代に受けてた合理性のない個性使用禁止の体力テストとは違い個性を使っての体力テストを行ってもらう。ではまずデモンストレーションとして入試成績トップの門矢、こっち来てソコの円に入れ。」

 

「はい!」

 

いきなりのご指名であるが戸惑うことなく円の中に入る。先程飯田君と揉めていた不良少年が俺の方を睨みつけてはいるが気にしない。

 

「門矢、中学の時の『個性禁止』ハンドボール投げの記録、幾つだった?」

 

「65mです。」

 

結構中学時代から方は強かったので記録に自信はある。

 

「門矢、その円の中なら何してもいい。全力で飛ばせ。」

 

「了解です。」

 

個性の使用を許可する相澤先生の言葉が聞こえるとダークディケイドに変身するためのバックルを腰に着けてライドブッカーから変身用のカードを取り出す。

 

「変身!」

 

『カメンライド!ダークディケイド!』

 

変身シーンをお見せするのは初めてかな?

カードをバックルに入れると変身音と共にダークディケイドの装甲を身に纏う。

 

「へ、変身した!?」

 

「か、かっけえ……」

 

測定に使用するボールを右手に持ち、左手で新たなカードをバックルに装填する。

 

『ヒーローライド!スカーレットウィッチ!』

 

クイックシルバーの双子の兄妹で、魔女系ヒーロースカーレット・ウィッチの力をお借りすると、ボールに深紅のオーラを纏わせて宙に浮かし、手で押すようにして飛ばすとテレキネシスの力でどんどん落ちることなく飛んでいく。

 

「門矢、これはどこまで飛ぶんだ?」

 

「俺が能力を解除すれば落ちます。」

 

スカーレット・ウィッチの力で浮かせ続けているので能力を解除するまで自由落下はしない。

 

「じゃあ記録は∞だな。」

 

「いきなり∞!?」

 

デモンストレーションでいきなりとんでもない記録を出したので周囲からは驚きの声が聞こえる。

 

「まずは己の限界を知る。全てはそこからだ。」

 

相澤先生の言葉に他のクラスメイトが騒ぎ出し、

 

「さっすがヒーロー科!全力で個性使えるなんて!」

 

「何コレ面白そう!」

 

彼らに釘を刺すように

 

「『面白そう』ねぇ・・・3年間、そんな気持ちでヒーロー科やっていけると思ってんのか?よし、このテストで記録最下位になった奴は除籍処分だ。」

 

衝撃的な言葉が先生の口から発せられた。

どうやら俺達1年A組は初っ端からとんでもない事になってしまったようだ。

 




ということで、個性把握テストは次回に続きます。
執筆前から予想できることなんですが使用するヒーローライドの数がエグそう。

本日のヒーロー解説
スカーレット・ウィッチ
本名ワンダ・マキシモフ、MCUではソコヴィア出身。
最近MCUのスピンオフドラマの主役に抜擢され過去や真の能力が色々と明らかになりました。
ワンダビジョンめっちゃ面白かったのでオススメです。
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