というか長くなった話を3分割した感じですかね。
一先ず今日で緊急事態宣言が解除され私の大学もオンラインから対面授業になり執筆ペースが落ちます。
申し訳ございません。
前回までのあらすじ
屋内での戦闘訓練において政宗は新アイテムコンボスターガンを使い戦いを優位に進めていた。しかしそんな彼の前に緑谷をよく虐めてた爆豪が立ち塞がる
政宗視点
爆豪には色々と言いたいことがあるし思う所も多い。
過去に個性がない状態だった緑谷君のことを無個性の木偶の坊と罵り虐げて来た男だ。イジメを受けていた緑谷君だって心はすごく傷ついているがそれでも恨んだりせず心を開いてる。
正直な話緑谷君の思いも知らずにクソみたいな態度を取り続ける爆豪に対しては憤りを覚える。
「爆豪、お前じゃ俺に勝てない!」
「んだとこら!!上等だ!!」
『マイティーソー!キョウリュウゴールド!リュウソウゴールド!』
『雷神グコンボ!!』
挑みかかってくる爆豪を前に俺は新たな姿に変身する。
プテラノドンの翼、モササウルスの頭部を模した胸部のプレート、最強のハンマームジョルニア、黄金のボディーを携えた稲妻の戦士
仮面ライダーダークディケイド雷神グフォーム!!
「なっ……!!」
恐らく現時点でも結構最強のコンボだろう。
コンボスターガンは同時に3枚までカードを使うことが出来るがキョウリュウゴールド、リュウソウゴールド、マイティーソーのこの組み合わせが最も相性がいい。
変身時に発生した稲妻が爆豪にダメージを与えている。
『キョウリュウサンダー!!』
ムジョルニアに身体中の電気を収束させ、雷撃を爆豪に向けて一気に放つ。
「ぐわあああああああっっ…………!!!」
かなりの電力が爆豪を襲い、身体を痺れさせる。
「はあっ!」
そして胸に向けてムジョルニアを振るい爆豪を殴り飛ばす。
「ありえねえっ……俺がっ……負けるはずがっ……!!」
「言っただろ、お前じゃ勝てないって、精々俺に勝てるとしたら緑谷出久ぐらいだろうな。」
壁に向けてムジョルニアから雷を放って破壊し絶望感を与えるように牽制し、俺の口から緑谷君の名前を出す。
「なんだとっ……!俺がデクに遅れを取る訳っ……!!」
首根っこを掴み身体を持ち上げてそれ以上は言わせない。
『門矢少年……』
流石に心配になったのかオールマイト先生が心配になったのか無線で声をかけてくる。
「大丈夫です。先生……」
俺は爆豪に腹が立って入るが殺したりヒーローの道を断ったりはしない。
確かに俺以上に爆豪と緑谷君の関係を知ってる人達は徹底的に叩きのめせとか思うだろうけど多分緑谷君はそんなこと望んでいない。日は浅いけど彼がそんなこと望んでいないし、きっと爆豪のことを救おうと考えるだろう。
「爆豪、確かにお前は強い……」
「っ……」
ギッと睨みつけてくる爆豪
「力を持ってるよ。お前は」
「……」
落ち着かせるようにゆっくりとした声で
「けど力の使い方がわかっていない。お前は強さと暴力のために力を使ってるだけだ。それじゃヒーローになんてなれない……」
「なんだとっ……」
「お前は自分のことしか見えてないんだよ!!」
そして背負い投げで投げ飛ばす。
「お前は自分の強さしか考えてない。この短い期間で大体お前がどんだけ酷いやつかはわかってんだよ……!緑谷君のこともっ……」
ゆっくりと歩み寄っていき、
「お前に何がわかってんだよ……」
鼻と頭から血を流しながら立ち上がる爆豪、
心身共にボロボロなアイツに真剣に向き合う。
「緑谷君の気持ちだよ!君に色々と虐められてもっ……木偶の坊だって言われてもっ……君と向き合おうとしてきたんだよ!」
爆豪視点
デクは……アイツは……
俺からしたら不気味な奴だった、
自分のことを犠牲にしたりなんも考えてねえアイツのことなんて理解出来なかった……あん時だってそうだ……
1年前に俺がヘドロの奴に捕まっちまった時だってアイツは自分のことも考えず突っかかってきやがった……
だから遠ざけたかった、
それにアイツは俺に個性のことを隠してやがった!
騙してやがった!だから!
「ざけんな…アイツがっ……」
「いいか、爆豪」
俺の言葉を遮るように、変身野郎がさっき使ってたハンマーを俺に向けてくる。
「ヒーローってのは誰かのために力を使うんだ。自分のために使うんじゃない。」
誰かのために使う……
「この世界のヒーロー達だってそうだ!誰かのために、人々のために!力を使って戦って勝つんだ!」
誰かのために勝つ……
そうだ、俺が憧れたオールマイトだってそうだっ……
なんでっ……!なんで気付かなかったんだっ……!!
コイツだってそうなのかっ……
誰かのために戦うからっ……強いっ……
「門矢……全力で来やがれっ……!!!」
「ああ、爆豪勝己!!」
俺はコイツの本当の強さを知ってやる!全力で戦う!
「ハウザー!」
『ファイナルアタックライド!ダークディケイド!』
「インパクト!」
「はあっ……!」
雷撃を纏うアイツの蹴りを俺は爆破で回転し勢いを付けた状態で爆発を放って対抗する。
俺の覚悟の新技っ……!
三人称視点
モニタールームでは彼らの戦いと何かを言い合ってる様子が見られていた。
「おいおい、爆豪アイツ大丈夫かよ!?」
上鳴らがぶつかり合う2人を見て心配している。
「こ、これは……」
画面内で煙が晴れて教師オールマイトの目には倒れ込む爆豪とそれを拘束するダークディケイドの姿が見えていた。
『ヒーローチーム Win!』
その後爆豪と切島は保健室に運ばれて、政宗が戻ってくる。
「門矢少年!素晴らしい戦いだったよ!それに彼の心も救おうとした!ヒーローとして素晴らしい!」
これまでの流れを見ていたオールマイトは愛弟子である緑谷出久と彼の幼馴染でありイジメっ子の爆豪勝己の関係性を色々と気にしていた。
そのことを政宗がある程度知ってて、その関係を何とかしようと頑張ったことを評価した。
爆豪にも何か思うことがあり彼の中にあった様々な感情を政宗が救った。その結果が2人の必殺技のぶつかり合いであると思ったのだった。
その後授業の講評を終えて先に保健室から戻ってきた切島も含め全員が着替えて放課後に反省会をしいうとしていると
「あれ、門矢?反省会しないの?」
「ちょっと、緑谷君達に会ってくる。」
門矢政宗だけが保健室に向かっていた。
爆豪視点
「こ、ここは……」
アイツとの戦闘の後俺は気絶してたのか……?
俺の目には保健室に天井と
「かっちゃん?」
アイツの姿が見えていた。
「い、出久……テメエも起きてたんか……」
もうデクだなんてあだ名で呼べねえ……
門矢の言葉で俺が今までやってきたことの罪深さを実感した…
俺はいたずらに自分の力を奮って、自分のプライドのために…コイツをッ…
「大丈夫?」
出久が俺に向けて手を差し伸べる。
まるであの時と同じ…
俺が川に落ちた時、アイツが俺を『心配して』、『助けよう』よして手を差し伸べたあの時と一緒だ……
あん時俺は見下されたって思って突き放しちまったッ!!
ヘドロん時もそうだっ……!アイツはっ……!
出久はっ……!!
差し伸べられた出久の手を握る。
「わ、悪かった……」
「か、かっちゃん……」
声を絞り出す。
出久は俺を見下してたんじゃねえ……
アイツはただただ優しかったんだっ……!
自分の事じゃなく他の人のことを考えれる優しさ……
アイツはそれを持っていた、ヒーローに必要な……
俺は持ってなかった……
「い、出久……悪かったっ!!」
「かっちゃん!!」
気付いたら目頭が熱くなり涙が出てきていた。
どんだけ堪えようとしても収まらねえ……
「大丈夫だよ。」
俺のことを出久はギュッと抱きしめた。
「い、いいのかっ……!?」
ずっと虐げ続けてきてた俺を……
「うん、大丈夫だよ。だって僕、ずっとかっちゃんに憧れてたから!」
そこからはもう自分を抑えれなかった。嗚咽も涙も鼻水も堪えきれず溢れ出た。けど俺の肌に落ちた涙は俺だけのもんじゃなかった……
「ありがとう、出久……」
きっと出久はこん時を待ってたんだ……
どんだけ俺が虐めても、ひでえ事しても……
許してくれたっ……
「かっちゃん、その……昔みたいにまた仲良くなりたいんだけど、いいよね……?」
「あったりねえだろ…昔以上にっ……大事にしてやるっ……!!」
門矢の言葉で俺は大事なモンに気付けた。
礼を言わねえとな……
門矢視点
俺と戦った爆豪と1試合目で怪我した緑谷君の2人を気遣い保健室に向かう。
流石に俺も本気でやりすぎちまったかもしれないし、
2人ともあまり怪我してないといいけど。
保健室の扉を開けて中に入るとちょうど2人が抱き合っていた。
「あ、2人とも仲直り出来たんだ?」
2人の顔付きは以前に比べてスッキリしているように感じた。
「うん!」
「おう!」
とここでベテランの看護教諭リカバリーガールからの指示で一旦保健室から出ることに、とりあえず2人が着替え終わるのを待ち、改めて廊下で話をする。
「なあ、門矢、俺は色々と見失っちまってたけどお前のおかげで気付くことができた……だ、だからその……」
何か言いたげだが中々言葉が出て来ない爆豪
「あ、ありがとよ……」
「いいってことよ」
多分結構頑張って感謝の言葉を振り絞ってきた爆豪いつの間にか抱きしめていた。
「俺達でオールマイトを超えようぜ。最高のヒーローになるんだ!勿論緑谷君も一緒に」
「うん!僕だっていつか2人に追いついてみせるよ!」
「俺だって負けっぱなしで終わるつもりはねえ!」
3人はそれぞれ肩を組み見つめ合う。
なんかいいね、この感じ。まるでアベンジャーズを思い出す。
「おいおい、3人とも俺達を忘れてもらっちゃ困るぜ。」
「皆教室で待ってるし早く来いよ!」
と切島君と上鳴君が俺達を呼びに来た。どうやら今日の反省会の最中で皆で色々と話し合ってるようだ。
「出久、勝己、行こうぜ!」
こうして2人と絆を深めることができた。
俺達は歩む。最高のヒーローへの道を
爆豪和解タグをここで回収
政宗の良き戦友で良きライバルになればええなと思います。
雷神グコンボ
アベンジャーズBIG3の一角であるマイティソーとキョウリュウゴールド&リュウソウゴールドの金&恐竜戦隊&雷使いという共通点だらけ(しかもプテラノドンとモササウルスはあくまで恐竜ではない)の2人によるコンボフォーム
ただでさえ強いソーの雷撃が超強化、
ストームブレイカーもいつか使いたい…
現状最強フォームだと思う。