一般バンドリーマーだったはずの俺がある朝目覚めたら最推しになっていた話   作:小説家やっさん

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今回は合宿編後編です。
蘭ちゃんの可愛い姿が見られるかも?


第9話 夏だ!海だ!ガールズバンド夏合宿!(後編)

 夏合宿2日目の朝がやってきた。おはようございます。俺、相原漣は絶賛寝不足中です。え?なぜかって?話は昨日の夜、就寝時間直前に戻るんだけど...

 

 「やっぱこころん家って凄いな~部屋の中までシャンデリアだぜ?あこなんか今頃興奮してるだろうな~」

 「ベッドもツインだし、天蓋もついていてまるでお姫様になった気分だよ~」

 俺たちが割り振られた部屋にたどり着くなり、巴とひーちゃんが部屋の内装を見て感想を述べる。まぁ2人が言うように部屋は避暑地に使う別荘にしてはかなりの豪華さだ。弦巻家恐るべし。

「あれ?でもツインのベッド2つだと誰かベッドで眠れないよね?どうする?」

なんということだ。つぐの言う通り部屋には天蓋付きツインベッドと高級そうなソファが4つとクローゼットがあるだけのとてもシンプルな内装になっている。ホテルでよく見掛けるソファーベッドが無いのだ。つまり、多少無理することになるがどちらかのベッドに3人入らないといけないのだ。

ここで察しのいい読者の君達は気付いただろう。なぜ俺が今寝不足なのかを。

 そう、俺は昨夜、両側に蘭ちゃんとつぐの美少女二人に挟まれる形で寝ていたのだ。これが本来のモカちゃんなら何とでもないイベントだったかもしれない。だが今は元男のしかも元世界では彼女もいたことのないチェリーボーイだった俺がモカちゃんとして生活しているということで興奮してしまい眠れなかったということだ。

「モカ....元気なさそうだけど大丈夫なの?」

「ん~へーきへーき~」

そんなアホみたいな理由で寝不足になったことはさておき、今日は日中バンド練習を行った後、夜から近くの海岸洞窟を使って肝試しを行う予定だ。これをするのが楽しみでしょうがなかった。吊り橋効果で蘭ちゃんといい感じになるのが俺の狙いだ。とりあえず作者、時間を夜にしてくれ。

 

というわけであっという言う間に夜に待ちに待った肝だめしの時間がやってきたぞー!ふふふこの時をどれだけ待ち望んだことか。さー蘭ちゃんと一緒に肝試しするぞー

 「ごめん。あたし行かない」

......なん...だと...それじゃあ横で怖がって涙目になっている蘭ちゃんを拝むことが出来ないじゃないか!

 「ら、蘭~何でいかないの~?蘭が行かなかったらここに一人ぼっちになるんだよ~?」

 「べ、別にいいし...」

 「ふ~んそうか~こころちゃんに聞いた話だと幽霊が出ることがたまにあるって聞いたんだけどな~まぁ蘭が幽霊に襲われてもいいって言うならモカちゃん置いていくけどな~そうだそうだこのこと湊さんにも話しとこ~」

 「やっぱ行く。」

 「へ~湊さんのことになると蘭ってばムキになるんだから~かわいいな~」

 「うるさい。早くしないと置いていくよ」

「待ってよ~」

 

 肝試しの集合場所である洞窟の入り口にたどり着くと皆入り口に来ていたようで肝試しのパートナーと一緒に肝試しの開始を待っていた様子だった。

 黒服さんたちが全員いることを確認すると主催者であるこころに開始の挨拶を行うように話をしていた。

 「みんな!今日は集まってくれてとぉーっても嬉しいわ!肝試しを始めるわよ!」

 こころの挨拶が終わると黒服さんたちによるルール説明が行われた。詳しいルール説明はめんどくさいので簡単に纏めると洞窟のゴールにテントが設置してあるためそこにいる黒服さんたちからお札を貰って再び入り口に戻ってくるというものだ。というか普段は豪華なのに今回はこんな臨海学校でやるような簡単なルールなのかよ。そんな疑問はともかく初めに洞窟に行くのは香澄と有咲だ。

 「ありさ~楽しみだねぇ~!どんなのが出てくるかな~!」

「香澄!ぜってぇ手を離すなよ!?」

「もー有咲は怖がりだな~」

などとやり取りしながら2人は洞窟内に入っていく。てぇてぇなぁ....

香澄達の後を追うように次々とペアが洞窟内に入っていき、いよいよ俺と蘭ちゃんの番となった。ここまでの間蘭ちゃんは有咲等の交流のある子達にどれくらい怖かったのか聞いていたようだ。ふふふ後でそのことでいじってやろう。

洞窟内に入るとしばらくは何も出てこず、ただ暗い道を歩いているだけで俺としてはなんか拍子抜けな気分だった。だが隣の蘭ちゃんはそうでもないようで少し涙目になりながら腕をくっ付けて一緒に歩いている。すげぇや生の蘭ちゃんのおっぱいってこんなに柔らかいのね何が出てくるという怖さより興奮して鼻血が出そうだ。

そんなことを考えてたら目の前に長い髪の女性が立っていた。おたえかな?と思い声をかけようと思ったのが不味かった。顔を挙げた黒髪は血だらけのこちらに向けそのまま向かってきたのだ。

「ぎゃあああああ!弦巻家すげーや!こんなに怖くしてんのね!って蘭~!大丈夫~!?」

「無理、もう戻りたい....」

あぁ!超泣いてる可愛い!ってそれどころじゃねぇぇぇ!他のも怖すぎんだろぉぉぉ!

急いでお札を取りに行った俺と蘭ちゃんは受け取った後、人間の出すスピードとは思えない速度で走り、入り口まで戻ってきた。戻ってきた途端余りの怖さに蘭ちゃんは気を失い、目を覚ますまでの間に全員が行き終わり、肝試しはお開きとなり、合宿2日目は終わりをむかえたのだった。

その日の晩は蘭ちゃんは俺の腕にずっとくっついて眠りその姿にドキドキしてまたもや寝不足になったのは別の話。

合宿の全ての日程が終わり、家に戻ってきた俺に2話以来久しぶりに本編に現れたモカ神様は俺に衝撃の一言を放った。

「漣くーんこの話もうすぐ終わるからね~」

え?えええええええ!

 




「もうすぐ終わるってどう言うことですかモカ神様!」
「いやぁ作者がそろそろこれ畳んで次の作品書きたいって言うからさ~それにしたがったまでだよー?」
「で?後何話なんですか?この話」
「ん~わかんない」
「わかんないのかよ!」
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