一般バンドリーマーだったはずの俺がある朝目覚めたら最推しになっていた話 作:小説家やっさん
全員の使う材料が揃い、ついに料理対決が始まった。対決を始める前にルール説明をしておこう。買い出し前にくじ引きで決まった順に調理を行い、出来たら他の4人に試食してもらう。その後10点満点で点数をつけ、最終的に点数の高かった人がこの対決となる。
さて、ルール説明を終えたところで話を戻そう。最初に調理するのはひーちゃんだ。いったい何を作るのだろうか。
まずひーちゃんが取り出したのは生クリームと牛乳、そしてマ・〇ーのパスタだ。ふむ、まだベーコン等が見当たらないがカルボナーラでも作るのだろうか。
ひーちゃんは鍋を取り出し水を入れ、沸騰させている。そこにパスタを入れ、茹で始めた。茹で上がるまでの間、ひーちゃんはフライパンを取り出し、オリーブオイルを熱し、袋から厚切りベーコンを取り出すと細かく刻んで炒め始める。
ほほぉと感心し眺めていると「もぉー!モカったら恥ずかしいからあんまり見ないでよー!」と照れていた。ひーちゃんかわいいよ。
とそんなやり取りをしているうちにひーちゃんの料理は出来上がったようだ。
エントリーナンバー1上原ひまり作カルボナーラ
机の上に人数分のカルボナーラが並べられた。いざ、実食。ひーちゃん以外の俺達4人は一斉にソースを絡めて口にする。
.....うまい。マスコットがあんなのだから失敗するものだと思っていた分余計に出来のよさに驚かされる。
「ひーちゃ~んおいしいよこれ~」
「おいしいよ!ひまりちゃん!」
「ひまりが意外と料理得意だなんて思わなかった。」
「ひまり~!今度何か作ってくれよ!」
「えへへ~ほめられるとなんか恥ずかしいな~」
皆から出るのは好評ばかり。俺もいいところしか思い浮かばない。こりゃあ思ってた展開と違いすぎて作者頭抱えてるな。結果は蘭ちゃん8点、つぐ9点、巴10点、俺10点の37点。いきなりのほぼ満点スタートだ。次は蘭ちゃんのターンだ。ひーちゃんを超えるには満点を取るしかない。蘭ちゃん何を作る。
蘭ちゃんが取り出した材料は豚の小間切れ肉、人参、ジャガイモ、玉ねぎ、しらたきの5つ。材料から察するに蘭ちゃんが作るのは肉じゃがで間違いないだろう。
肉じゃがを作ることに手慣れているのかジャガイモを一口大に、人参をいちょう切りに、玉ねぎをくし切りにササッと切り終え、フライパンで人参、玉ねぎ、豚コマを一緒に炒め、ジャガイモと一緒に煮込み、俺が1問解き終わった頃にはもうお皿に盛り付け、完成したようだ。
エントリーナンバー2美竹蘭作肉じゃが
さて、蘭ちゃんの肉じゃがはどんな味かな?まずはジャガイモから食べてみよう。
...なんだこれは。ジャガイモ特有のホクホク感を残しつつ、つゆの染み込んだジャガイモは一瞬で引き込まれた。つゆも濃すぎず、薄すぎずのちょうどいいバランスの味となっており、材料と非常にマッチしていた。さっきのひーちゃんのカルボナーラも美味しかったが、これはそれを遥かに越えている。
「すごい!すごいよ!蘭ちゃん!これ誰から教わったの!?」
あまりの美味しさにつぐが半ば興奮気味に蘭ちゃんからレシピを聞いていた。
「お母さんから教わったんだ。『お父さんが1番好きな料理なんだ』って」
「今度教わってもいいかな!私も作ってみたい!」
「うん。お母さんに聞いてみるよ」
もちろん、ひーちゃん、巴もこの味にはとても大満足のようで点数は満場一致の満点。次は俺だが正直勝てる気がしない。もう帰っていいかな?
気を取り直して俺は台所に立つ。俺が作るのはもちろんパン好きのモカちゃんらしくサンドイッチだ。ひーちゃんと炭水化物被りしてしまったが問題ない。あっちは麺でこっちはパンだ。蘭ちゃんには負けることにはなるが作ってみせるぜ俺の作る最強のサンドイッチをな!
次回に続く!
次回予告
「ついに折り返しとなった料理対決。まずは俺のサンドイッチですけどモカ神様俺勝てると思います?
「蘭が満点取ってるし同率にならなきゃ無理じゃない~?」
「悲しいことを言うなぁモカ神様さて、対決の決着はどうなるのか!次回勝つのは私だ!Afterglow料理対決(後編)!」
こうご期待!