一般バンドリーマーだったはずの俺がある朝目覚めたら最推しになっていた話 作:小説家やっさん
やぁどうもこの物語の主人公相原漣だ。俺が元の世界でハマっていたアプリゲーム「バンドリガールズバンドパーティー」の最推しキャラクター「青葉モカ」としての生活を始めてはや数ヶ月、季節は前回までの春を過ぎて夏となり、今は夏休みを絶賛満喫中だ。とは言ってもAfterglowの皆といつも遊んでいるわけでもなく今日は俺一人でぶらぶらと町中を散策している最中でついでに駅前の書店でモカちゃんがいつも購入しているであろう漫画の最新刊を買いに向かっているところだ。
駅前に辿り着き、待ち合わせの名所として知られる噴水広場に近づくと見知った顔がいた。Roseliaギター担当氷川紗夜さんだ。日菜ちゃんかRoseliaの他の子達と待ち合わせでもしているのだろうか。せっかくだし挨拶でもしておこう。
「紗夜さーんこんにちh....!?」
なんと紗夜さんが待ち合わせしていたのは日菜ちゃんでもRoseliaでもなくつぐだった。
「紗夜さーん!お待たせしました~!ごめんなさい待たせちゃいました?」
「いえ、私も今来たところです。では行きましょうか。」
「はい!えへへ紗夜さんとのおでかけなんて緊張しちゃうな....」
え?なになに?さよつぐでデートですか?なにそれめっちゃ気になる。ちょうどいい暇潰しにお熱い2人のデートでも尾行しますか!作者のいいネタ提供にもなるし。
2人が始めに寄ったのは最近出来たらしい雑貨屋だ。2人で手分けして何かを探しているようだ。2人を追いつつ怪しまれないように商品を眺めているふりをしていると2人は何かを購入したようで店を後にしていった。すぐに追いかけようかとも思ったが何も買わずに出るのは悪いと思い猫のストラップらしきものを購入して店を後にし、2人が向かったであろう方向に進んだ。2人を見つけたのは服屋らしき店から出た後だった。2人の手にはその店の手提げらしき物がある。
2人の尾行を始めて数時間、時間はそろそろお昼になるころだ。
「羽沢さん。お腹も空いてきましたしそろそろお昼にしませんか?いい店を見つけたので」
「そうですね。いっぱい歩いて私もお腹ぺこぺこです」
ほほぅ紗夜さんがチョイスした店かぁハンバーガーショップとかかなぁ?
2人がやってきたのはお洒落でレトロチックな喫茶店だった。へぇー紗夜さん意外とこういう店選ぶんだぁー
紗夜さんの意外なチョイスに驚きながら店に入ると見知った顔の客が。リサ姉とひーちゃんだ。
「あ!モカ!偶然だn...」
俺は慌てて駆け寄りひーちゃんの口を塞ぐ。御免ひーちゃん。今バレるわけにはいかないんだ。
「もー!なにするのー!」
「あはは、まぁまぁひまり落ち着いて。モカがここに来たの紗夜達の後でも着いてきてたんでしょ?」
リサ姉にはお見通しか。流石だな。
「えへへ~バレちゃいました~?リサさんには敵わないな~」
「で?紗夜達2人でなにしてたの?」
「デートですよ~雑貨見てたり本屋寄ったり熱々でしたよ~」
「へぇ~デートなんて紗夜ってば大胆だなー」
「良かったらリサさん達もします~?」
こうしてリサ姉、ひーちゃんの3人で紗夜さんとつぐのデートを見届けることになった。
昼を済ませた後、リサ姉、ひーちゃんと共に二人のデートの尾行を再開した。2人は大型モールに寄ってその中にある専門店街を見て回った。
「さて、羽沢さんの買いたいものも揃いましたし、帰りましょうか。」
「はい!紗夜さん今日は一日ありがとうございました。良かったらこれ今日のお礼なんですけど...」とつぐはカバンからラッピングされた何かを取り出し、紗夜さんに渡す。
「羽沢さんこれは…?」
「香水です。もしかしてダメでした?」
「い、いえそんなことはありがとうございます大切に使わせていただきますね」
三人で「早く告白しちゃえばいいのに」と思い物陰で様子を見ていたのだったがそれがまずかった。俺たちがいるのはちょうど二人の真後ろ。駅に向かうルートだ。2人が駅に向かおうとした瞬間俺たちと目が合ってしまった。
「青葉さん、今井さん、上原さん一体これはどういうことかしら......」
紗夜さんが少し怒気を含んだ口調で問いかける。
「あはは~☆バレちゃったかー☆」
「モカちゃん、ひまりちゃん…」
「いや~お二人ともあつあつでしたな~じゃあね~」と知らないふりをして立ち去ろうとしたが
「待ちなさい3人共~!」
と追いかけられ、紗夜さんに超怒られましたとさ。
ちなみに後日つぐから聞いた話では紗夜さんと出掛けたのはお母さんに渡すプレゼントを一緒に探してもらっていたようだ。
次回予告
「モカ神様この話話数を重ねるごとに閲覧数が減っているんですってどうしましょう」
「そんな時はテコ入れだよ~水着回でもやっちゃいますか~」
「な、なんだってー!?」
次回をお楽しみに!