めちゃくちゃ今どき、ややパリピ?だけど目ざとい感じです。
中身はうっすいですが、お付き合いできれば幸いです。
─転生者の独白─
「それではみなさん、良い結果を期待していますよ」
そう言い残し、フリーザ先生は教室を後にした。
フリーザ先生が出た後、シンが終わったーと背を伸ばしながらそう声を上げた。俺たちが行っていたのはテスト、フリーザ先生の授業は度々ちょっとの合間を使ってテストを行ってくる。俺たちの学力を図るため、とか言っているが中間や期末テストあたりでも良かったと思うが…先生なりにも、考えがあるのだろう。
どうせ、俺以外は満点だろうけど。
「先生の授業って、結構テストあるからよりやらなきゃってなるんだよなー…」
「そうですわね、私としては常に満点を取っていきたいですわ。失望されては私、死んでしまいますもの」
「ムム、それはよろしくないぞ岩崎。死んでしまっては、それこそ価値なしとして先生に見向きもされんからな!」
「それもそうですわね」
委員長、楓の扱いに慣れてるなー…。
「次何の授業だっけ…うえー、体育じゃん。やだなー」
「だったら、早く行きましょう。あの先生時間に厳しいんだから」
俺も体育苦手なんだよな、運動は嫌いじゃないが…好きな時にやりたい、そんな感じだ。…中島のやつあの先生の事苦手意識持っている。まぁ、意図的にあいつを陸上から遠ざけたってのもあるが。
…まぁ、考えても仕方ないか。
「それじゃあ準備運動から始めるわよー。二人、三人で一組になるようにー」
先生止めてください、ボッチも居るんですよ…。
いや、二人だけに限定していないあたり先生なりの優しさはあるんだろうけど。それにしても、別クラスの奴ら俺らと距離、離れすぎじゃね…そんなヒドス。まぁ、いいけどねそう言う反応なら、俺らも興味ないし。
その為か、変わらずどこのクラスとも組む事なくいつも通りのパターンに入っている。
さぁて、俺も組む相手は…委員長とシン、中島はもう組んでるのか。残るは…ハハ、まさか。
「愚民、組め」
「お前のその行動力ちょっと分けて欲しいわ。…って、止めろ馬鹿俺の背にのっかかるな死ぬ、死ぬぅううう!!!?」
背中の方からみしみしと嫌な音が聞こえているような気がするが、気のせいでありたい。
途中から先生が止めに入らなければコイツに傷害罪が付くところだったぞ。あぶねぇ、いくらなんでもそれは流石に笑えねぇからな。
死にかけた準備運動も終わり、今回の授業内容はバスケットボールになった。おいおい俺の得意分野だよ、やったぜ。
フフン、俺のボールさばきについて…こいつ、速い?
あと、したり顔ムカつくなおい。でも、ムカつく分上手いから反論の隙がねぇ…しかも、イケメンだし。何でこの学校って顔面偏差値高いのさ、生徒会や風紀委員会、はては教師でさえイケメンとか…。
何でさ。
「君、こっち」
不意に声が聞こえたので、ボールを繋げて見るといつの間にかダンクされていたでござる。やべぇ、敵側だったか…って良かった、俺が投げたのは味方だったか…と言うかあの声の主何処だ。おいおい、マジでどこに居るんだ…って影うっす!うっす!!お前どうやったらそんな影薄く出来るんだよ、そんながら空きの所に居ればハッキリ言って目立つと思うぞ!
ハハーン、さてはコイツ…足音すら立てぬ忍者だな。
なあに、NARUTOの忍界に繋がってんだ…そう言った奴も、出ても可笑しくは無いしな。俺は驚かんさ。
「顔がうるさいわよ」
そんな言葉と共に、白鷺が酷く冷めた顔…俗にいうチベットスナギツネみたいな顔だ。
お前、そんな顔できるんだな…と呟けば、白鷺のやつ、女子がやってはいけない程の酷くめんどくさそうな溜息を吐きやがった。
「あんだと、白鷺!!おめー、なんだよその積極的なタックル、普通はしないんですけどー!?」
「うるさ。別にいいでしょ何事も全力で対応せよ、そう教えられているんだから」
「あーん?お前の力加減マジでゴリ……ナンデモナイデース」
ミシリ、と体育館の床が歪んだ音が聞こえた気がしたので咄嗟に謝罪をする俺は結構いい判断だと思う。まったく、お前沸点引く過ぎんぞ…そんなんじゃあ、男が寄り付かなくなるぜ。
先生を見てみろよ、マジでナイスバディだぞ。男子連中はあの先生に首ったけ…一部、俺たちのクラスは眼中に無さそうって感じだが。なんでお前らあの体目の前にして、平気なツラしてんのさ。
…中島、お前顔が青いぞ。腹でも下したか?
「まったく、Eクラスはうるさいものだな」
なんか、どっかで声が聞こえたしあのムカつくイケメンだ…しかし、それよりも白鷺の態度が気に入らん。
「大体ね、あんたそのボールさばき何。早すぎて気持ち悪いわよ」
「おいおい、これでも中学はインターハイまで行ってんだよ。格だよ格ぅ」
「その反応、小物の類だぞ愚民」
DEVUのお気に召さない反応だと…ちくしょう、これだから生まれついての王者は違うぜ。それと、白鷺こちらの実力にケチ付けないでもらいたいね…何でもかんでもタックルしてボールもぎ取るのは悪くないが、お前のタックルは死傷者出るわ。……もしや、魔法が出来ないのは、全部物理によってるからじゃねぇの?
「へぇ、インターに出ているんだね。通りで上手い訳だ」
その時、先ほどの声の主がそうポツリとつぶやいた。
凄く平凡な容姿な奴だし、影薄い奴…でも、悪い性格ではないと確信した。何せ、ボッチは…良い性格な奴が多いからな、要は大人しく自己主張があまりない奴だけど。コイツ別のクラスかぁ、機会が有れば話してみたい所…、あの場でこっちに回せって言うあたり経験者だしな。
…コイツよく、俺たちを前にして平然としてられるな。周りのやつら、めちゃくちゃ距離取ってるのに。
「聞いているのか!?」
あん、誰だお前。
「いや、お前…結構、話しかけてたぞ」
「えー、そうなん。すまんそん」
未だ顔が青い中島の説明で何か、俺が悪いことをしてしまったようだ。…いや、あの男はどうでもいいんだよ。
中島、お前マジで大丈夫か…いや、大丈夫じゃねぇだろ。
「ふ、まったくこれだから低俗h」
「ちょっと、試合はまだ途中よ。早く持ち場に戻りなさい」
やべ、まだ試合の最中だった。さっさと持ち場に戻ろ。
試合再開後、白鷺の攻めでこちらが不利に成ったりするが何とか中島を主軸に、DEVUにも盾になってもらって、ようやくゴール決める場面が多くなって…勝った。中島、DEVU…お前たちの犠牲は無駄にはしないぜ?中島を盾にするのは申し訳なかったけどな。
「はったおすぞ」
「イヤン、恐ーい」
「止めろ」
「アッハイ」
マジな顔止めて、若干目玉赤く充血しているところ見るとマジで怖いから。悪かったよ、でも白鷺ってば結構可愛げあるから役得じゃん。…でも俺はもうちょっと、優しめの子が好きだから…力も弱いくらいが良いんで。
「ちょっとサイテーですわよ」
「さやっち優しいもん。見る目ないなー」
「コイツがムカつくのは今に始まった事じゃないから良いわよ。…負けるのはクソほど癪に障るけど」
「うーむ、白鷺くんちょっと落ち着こうか…」
「至って正常よ、委員長」
正常ちゃうで、白鷺さぁん。いや、待ってバスケットボールって結構固いし潰れにくい素材なんぞ、…何で指がめり込めるんですかねぇ。若干変形しているし、先生もそのボールの様変わりした様子に流石に慌てて止めに入る、やべーよなアレ。同じ女でも、あそこまでやられたら引くわな。
俺も同じ立場だったら止めに入るし、引く。
この後何試合かやり、時間もいい所で授業を終え掃除と器具の片づけを行う。その時、あの声の生徒が話しかけてきた。
「…結構仲良いんだね、君達って」
「我が強いから、俺ってば振り回されっぱなしだぜ。…まぁ、嫌いじゃないからな」
「そっか、…って名前言って無かったね。俺は碓井黒子(ウスイクロコ)、俺もバスケやってたんだ」
「おー、やっぱり?俺もそうなんだ、俺の名前は…」
名乗ろうとした時、廻沙流が遮るようにこちらに向かって声を掛けてきた。
「愚民、そろそろ行くぞ。次も移動教室だ、あんまりうかうかしては遅れるぞ」
俺ん所のクラスって離れだから移動教室だとすげーめんどくさい、…と言う事は次の授業は実験室あたりだよな。あそこも遠すぎるだろ…もうちょい、短い距離の授業やって欲しいぜ。
「やべ、そうだった。いこうぜ、碓井」
「あ…うん」
碓井の方はまた別の授業らしく、このまま別れることになった。良いなぁ、適切な移動できる距離のクラスで。
あれ、俺ってば名乗ってなくね?
おまえ、キョン(名前を言わせない、言わないパターン)なのか?
名前は案外適当にはつけてないです…多分、メイビー。
中島の闇案件はまだ先です。ただ…顔が良いってそういう事だよね。