GATE オリンピックから繋がる異世界   作:イシグロ

5 / 16
1988年にドラゴンボールワールドに繋がっちゃった為、宇宙進出は早まり、今では宇宙に数と官位があることを知ったくらいまで。

上司にしたいトップに入るほどの人格者が登場。
転生者の胃は大丈夫なのか、空いてしまうのか…今後はまだ考え中


担任は宇宙人?

「はじめまして、皆さん。今日から一年間このクラスの担任のフリーザ、と申します」

 

紳士的な口調共に、教壇の前に建つ異様な存在感。全体的に爬虫類っぽい姿で白い肌に、紫の頭部…艶やかな尻尾をゆらりと振るう、小柄の人型。

俺たちのクラスに、…宇宙人がやって来た。

しかも、担任として。

 

 

─転生者の独白─

 

俺の通っている学校…いや、この世界の学校は前の世界と比べて多種多様な人類および、宇宙人が通っていた。文明が発展したお蔭で、宇宙への進出と異世界の宇宙人との交流・交易でこちらの世界に、移住する人達も少なからず居た。

その為か、外を歩けば異世界の人や宇宙人が歩いている事自体珍しくは無い。

イメージは銀魂の世界観になっている。ここでは戦争というより、紛争に近いモノが起きているけど…さほど変わらないか。交流があるからこそ、こう言った衝突はつきものだろう…文化が違う、宗教が違う、環境が違うなど、みんな同じというわけじゃないのだから。

 

てか、何でフリーザ様が居るんですかねぇえ?!

原作ではあんたとんでもない危険人物扱いだったはずでしょ…何で、教師やっているのか心底疑問だ。…いやね、上司にしたい人物トップに入るくらいの人格者だけど、性格が…ねぇ。

「どうしましたか?」

そんな思いを見透かされたかのように、意味深な笑みを浮かべたフリーザ…先生はこちらに視線を向ける。

「イエ…」

「ふむ、宇宙人がこの教壇に立つのが珍しいですかね?」

「えっと…その」

「まぁ、ここ最近そうなるようになりましたからねぇ。…これでも、下の者からは評判は良い方ですよ?」

二コリ、と全員に向け笑みを向ける…う、胡散臭いが結構ユーモアある人なんだな。

「先生ってヤクザなんですかー?」

そこに、一人の気だるい声が響き渡った。声の方を向くと、窓際の席に黒髪の少年が手を挙げていた。滅茶苦茶誰かに似ている…なんか、前作の主人公に色々と奪われた新主人公っぽい容姿。

「ヤクザ…?あぁ、宇宙海賊かぶれの奴らですか。そのヤクザ、というより私は以前、母国で独裁政治していましたねぇ」

原作まんまかい!!

しかも、そっくり野郎…なんつう質問しているんだよ。お前の周りの席の奴ら、お前の事を若干引いているぞ。周りの視線は興味ないとばかりに仏頂面で先生を見るも、直ぐに興味が失せたのか机に転がっていた鉛筆を回しだした。

その容姿とは裏腹に気まぐれな奴だな…。

しかし、このクラスを改めて見ると…そっくりさんどころの話じゃないんだが。瓜二つ、その言葉が合う程の容姿だらけだ。性格は似てなくても、マジで容姿は前の世界で見たようなキャラばかり。

…本当に、この世界の文明やらなんやら…おかしすぎだし、規格外だろ。

 

……んん?出入口側の女子生徒の机の中になにか…え、猫がい…る?

それにあのそっくり野郎、先生の目の前でガンプラ作り始めたぞ。あと、ゆるふわな赤毛の女子生徒、先生に憧れとも言えるような人物に出会えたような眼差し向けてし…あ、目があった…こわっ。

それとさぁ…、金髪のふとましい方の御曹司…菓子食うなよ。それって、こっちの県じゃ食えないようなご当地菓子じゃねぇか。しかも、どっかで見た事のあるような薄桃色の…え、あの宇宙人お姫様居るじゃん。

 

…なに、この問題児なクラス。

俺、この一年間このクラスで過ごすわけですか?フリーダムすぎるだろ、てか先生絶対胃を壊すと思うぞ。

大丈夫か、このクラス。

 

 

「ふうむ、問題児をこれでもかと集めましたねぇ」

 

校長室、と札が掛けられた部屋に二人の教師が居た。この度、初めてクラスを任された宇宙人教師フリーザはパラリ、パラリと在籍する生徒たちの名簿を覗いている。その横では副校長の地位にある教師、牧魔絵葉(マキマエヴァ)が爽やかな笑みでその様子を見つつ、こう呟いた。

「えぇ、皆生まれも待遇も異なっていますが…良い子たちです。周りとは一歩違うからこその苦悩を持っていたとしても、きっと彼らなら…乗り越えられると思います。私たち教師は…それを手助けする装置です」

絵葉はそう誇らしげに言葉を紡ぎ、フリーザはその言葉にしっかりと耳を傾ける。

「あなたのカリスマ性は聞き及んでおります…頼りにしていますよ、フリーザ先生。生徒の為にも、先生方の為にも…この学校の為にも、ね」

そんな呟きに、フリーザは視線を一度副校長の方へ向ける。

フ、と僅かな笑みを浮かべるくらいで何も言わず…名簿の方へと、視線を戻した。副校長はその笑みを見つつも、変わらず微笑みを浮かべ校長室を後にした。シン、と静まりかえった校長室に、一人となったフリーザ。己ひとり、という状況で溶け込むような声で、こう零す。

 

「どの世界も、変わらず私のような野心家は居るんですねぇ…」

 




簡易登場人物
フリーザ…フリーザの可能性の一つ。悟空とこの世界の実力者に倒されるも、教師に興味を持ち実習を経て担任へ。

牧魔絵葉(マキマエヴァ)…マキマさん似。転生者が在学する高校の副校長。


わかる人にはわかる。

けど、ここは作者の独断と好み・趣味が入っている為マイナーなキャラを出すかもしれん。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。