同一人物か、そうでないかは人次第ですが…完全な私個人の好みと趣味なキャラが出る。
いや、ねーわ、な方はブラウザバック。
魔法、それは魔力という不思議な力を用いた術。
よくあるファンタジー作品で見られるモノで、火を起こし、水を湧かせ、雷を発生させる。時には人を癒すものもあれば、呪うものもある。
そんな魔法が、1978年モントリオールオリンピックで繋がった異世界で発見された。
この異世界への縁を繋がった事で、この世界は魔法を再度復活させる事に成功。実際、この世界にも魔法は確かに存在していた…しかし、時代と共にその魔法は解明され、産業革命が起こる頃には魔法は廃れてしまった。一説には、人の自然への畏怖と信仰が失った事によるものとか、魔力が枯渇(こかつ)していったと言う説も、上げられている。
魔法が発見された異世界、そこは自然が豊かでまだ、近代化の手が伸びていない剣と魔法の世界という場所。
それと同時に、自然の化身であるモンスターの存在も確認される。その異世界に足を踏み入れた特殊部隊の一人は、まるでゲームの世界に踏み入れたかのような錯覚に陥ったと言う。
人々は魔法を使い、身の回りの事やモンスターへの自衛としての手段で使い、時には神事において使用されている。魔法以外にも、住民の中には動物のようなパーツと見た目を持つ者や、子供のように小さい体系の者、耳が長くまさにエルフと言った者も確認されている。
彼らはこちらの世界に繋がった事に対し、好奇心を持ちつつ驚きと共に、大きな恐怖を持ち合わせていた。
こちらの文明とあちらの文明では異なり、こちらでは銃器や核と言った近代兵器を持っている事で戦力との差に大きな差がある事を知ってしまったのだろう。対し、あちらの異世界では弓と剣、時には大砲がやっとの近代化前の利器で対抗する他ないのだ。しかし、それだけの差があっても魔法という存在はこちらの世界では未知数、お互い…慎重な姿勢で交流を取る事に。
それからしばらくしてこちらの世界に移住する異世界の住民たちが現れるようになった。その逆もしかり。程なくして、異世界で日常的に使用された魔法も、こちらの世界でも使われるようになりそれが原因で犯罪等が行われるように。
警察といった国防組織は未だ魔法への認知が遅く、そこを突かれ対処が後手に回る事が多いことも要因の一つであった。
また魔法の一つ、召喚魔法により異世界のモンスターを召喚する人災が多くなり経済への打撃は決して浅くは無い。この事により、各国は魔法への処置として厳格な法律および、魔法適性検査を義務付けが決まる。
それでも、まだ魔法というのは異世界の技術をもってしても未知の領域が残っているため解明に時間を費やす他なかった。
─転生者の独白─
フリーザ先生が担任になって数日後、その日は特別な授業が行われていた。
とある異世界に繋がり、その魔法が復元されて以降各学校ではある適性検査が行われるようになった。魔法の素質の有無を知る為の検査であり、これを行う事でもしもの時に対処できるようにだとか。そのもしも、というのは魔力の過剰摂取による暴走…この世界は魔法が廃れて長く、いきなり異世界の魔法がこちらに浸透するようになった。
長らく忘れられたのだ、勝手がわからないのも仕方ないとみる。
ふよふよと、体型はあの御曹司に劣らずふくよかで獣のような耳と、真っ赤な玉のような尻尾を持った毛玉が浮いている。
とある最終幻想的なゲームで見かけるようなマスコットみたいな見た目…と言うか、実際その最終幻想こと、ファイナルファンタジーに繋がっていたんだよなぁ。
目の前の毛玉マスコット。そのゲームに登場するモーグリ、というキャラクターだ。彼らは各地の学校、医療法人に派遣されこうやって魔法の適性検査を行ってくれる。俺的にはもうちょっと、スリムかと思ったんだが…個体差、っていうやつか。
「それじゃあ、君達に魔法の適性検査を行うクポ」
その言葉と共に、俺たちに一枚のメモ用紙的な紙が一枚一枚配られた。
「まず、配られる紙に集中してみるクポ。
この紙がどんなふうに変化が起こるかによって君達の属性が分かるクポよ」
モーグリの言う通り、俺たちは紙へと集中してみる…。すると、手に持っていた紙が湿り始め出した。それはもう、形が崩れていない事が奇跡なくらい湿っており、足元に大きな染みを残すほどだった。
周りを見てみると、紙の反応に驚いている者も居れば紙が一切変化していない者もいた。
それはそれとして…俺は…もしや、水魔法系のチートを持っていたと言う事か!?そう淡い希望を持たせていると、モーグリがこちらに来てこう言った。
「君、結構集中していたクポね。ちょっとだけでよかったクポよ~」
「アッハイ」
俺に、チートは、無いんかい!!!
まぁ、当たり前だよな。そんな都合がいいモノを与えてもらえるなんて…大いに思っていたよ。現代っ子、具体的にはなろうとか読み漁ったが故に現実とフィクションの境目を見落とした、大ばか者です。
「ねぇねぇ、どんな事起こった?私は何か静電気みたいなのが走ったんだぁ」
すると、某宇宙人お姫さま似のクラスメイトことラファ・ベルゼヴュートが無邪気な笑みを向け、話しかけてきた。相変わらず、美少女です…本当に、ありがとうございます。こんな、平凡な俺に話しかけてくれるなんて。
っと、彼女は電気属性持ちなのか…機械いじりや発明好きって言っていたから、納得いく話だな。
「俺は水属性みたいだな。まぁ、ラファ…さんらしいね」
「別に呼び捨てでいーよ。ねぇー、さやっちはどうなの?」
呼び捨て解禁ですよ、やったぜ(興奮)。
そんな彼女、人あたりが良く明るいためたった数日でクラスメイト全員と仲良くなれていたのであった。く、コレだから陽キャラは…陰キャの俺には眩しい存在です、止めて眩しい。
そんな彼女が良く話しかける相手、それは…。
「…なにも、起こらなかったわ」
「くぽー、君は魔法の才が微粒子レベルすら無いみたいクポね」
こ、このモーグリ…どんだけ、ハッキリ言ってやるんだよ。
どうやらモーグリの話では、ここまで魔法の才が無い人間は珍しい部類に入ると言う。例え反応がなくても、モーグリみたいな魔力を知れる存在はある程度才能の有無が分かると言う。そんなモーグリでさえ、珍しい部類に入る彼女…女神に転生する作品の原作および、初代で出て来そうな苗字持ちだ。
白鷺沙綾子(シラサギサヤコ)、何でもとある傷害事件を起こしたらしい…それが原因で、元居た高校からこっちに転校してこのクラスに配属されたとか。え、ペルソナ5のジョーカー枠なの、彼女?
「まぁ、魔法なんてあっても無くても平気クポよ」
「ずいぶんな言いようね…」
「事実クポ~」
何とも意外な返答だ。まぁ…この世界に居て魔法が有ろうが無かろうが、問題なく生活できるくらいなものだろうけど…。
それにしても、魔法が使えないのは…白鷺さんだけの様子。他の奴らは紙に変化が起きたよだ…これで孤立、というクラスにはならないだろうけど…。他の奴らの属性ってなんだろうか…俺は水属性で、ラファは雷属性だけど。
よし、聞いてみますか。
「俺は真っ二つに割れた」
「俺もシンと同様だ」
どうやらこの二人は、風属性みたいだ。
ガンプラ好きな野郎と、猫っぽい目のイケメンなんだが…あの中に入りたくない、めちゃくちゃ俺が浮くじゃん。
ガンプラ好きの野郎は、種子田(タネダ)シンで変わらず暇さえあればガンプラばかり組み立てる奴だ、話してみれば良い奴なんだが…すげぇマイペース。隣に居るネコ目のイケメンは中島志水(ナカジマシスイ)…何でもうちは一族の遠縁だとか。うん、…確かにうちはっぽいけど、重そうな素振りは見た事ないから注意とかしなくて平気だろ。
…フラグ、じゃないよね?
「どうした?俺の顔ジッと見て」
「な、何でもねぇよ。それと、シン…ここでガンプラ組み立てようとは思ってないだろうな…荷物持ちなんぞ嫌だぞ」
「接着剤に砂入るからやらないよ。まぁ、完成した奴の舞台には丁度いいかもね」
「愚民、お前は水属性か…サバイバルでは役立ちそうなものだな」
「私たちは火属性でしたわ、まぁこちらもあなたと同様に役立つでしょう」
ほぉん、セレブ組は炎属性か。
そんなこの二人、実家が世界有数の大企業及び財団である。何でそんなセレブがこの高校に通っているのかが疑問だし、もっと偏差値のバリ高な学校とか通っているかと思ったんだが…まぁ、訳ありだろうな。
某ジュブナイル人狼ゲームに出て来そうなふくよかな体系の男の方は澁澤廻沙流(シブサワカエサル)、イタリアのクウォーターで高圧的な口調だが結構真面目な奴だった。
赤髪のゆるふわロングな彼女は楓・C・岩崎(カエデ・コルベール・イワサキ)、フランス人とのハーフであの三菱創業者岩崎弥太郎の子孫、だとか。…彼女自身、与太話だろうと思っていて信じていないが、セレブであるのは間違いない。
「へぇ、意外だな。てっきりDEVU(デヴゥ)は闇属性でもやるのかと思ったぞ」
「そのあだ名やめろ、何か情けないぞ。それと俺はふくよか、だ!」
「でも、魔法が使えるのってなんかワクワクしますわ!いつか、フリーザ先生みたいな光線を…キャー!」
「オ、オウ」
そんな楓、フリーザ先生の大ファンである。なんでも天下一武闘会で一目ぼれしたとか…、先生って出てたんすね。俺が予想するに、この事が原因でこの問題児クラスへ強制的に編入してきたのではないかと睨んでいる。合ってほしくないが、コイツならやりかねないだろうと言う確信があった…。
あ、平手は勘弁…イッタぃいいいい!!!
「つい」
「つい、なら仕方ないな」
「うむ!君は水属性か、俺も水属性だったらしくてな!」
「声が、デケェよ…。ちょっとは抑えてくれ…委員長」
「すまん!!」
だからデカいっての…。
この声を含め、全体的に強調し過ぎというか存在自体がうるさそうなクラス委員長の男子生徒。真田煉十郎(サナダレンジュウロウ)、どこぞの鬼斬り漫画の目がイっている野郎に似ている奴だ。熱血なのに、何で水属性なのか…それは俺が知りたいんだけど。
まぁ、性格とはまた違う属性になる事は珍しくも無いだろう。
というか、コイツはどっちかというと魔法より得物か肉体で言語しそうな質だろ。人間見た目で判断するつもりはないにせよ、世の中解らんな。
「しかし、俺が委員長になっていいのだろうか」
「んあ?そりゃあ、煉十郎以外居ないだろ。このクラスまとめんの…お前だから良いに決まってんじゃん、ここは問題児クラスって言われてんだぞ」
「…それは、どういう意味だ」
どうもこうも無い。そう言った意味だよ。
みんな、何かしら抱えて、抱えさせられたんだ。数は少ないクラスだけど、全員が委員長ならこいつしか居ないと言う事で煉十郎に決まった。まぁ、押し付けはあっただろうけどな。
俺がなんでこのクラスに入れられたか、皆目見当がつかないが。
「そう言う所だろうな!!!」
「うるせぇえ!お前、声量がデカいんだって、拡声器並みにでけぇわ!!」
「そこ、うるさいクポよ。特に平凡ぼん」
「何で俺!?」
「問題児クラス…ですか」
モーグリの傍に立っていたフリーザがそう溢す。
フリーザはこのクラスの担当を受け持つことになって以降、彼らの経歴を調べていた。彼が担当するクラスの生徒たちは、皆…他のクラスとは違うと言う事が理解できるほど、“訳あり”を抱えていた。その事もあり、彼が担当するクラスは陰で、問題児クラスと呼ばれていたのだった。
悪意ある暴行事件の容疑者、人の嫉妬心による悪辣な事故、自身の才能が招いた悲劇、秀才の転落、四面楚歌の孤高、生まれる事への罪と罰、盲目なる人格障害。
周囲によって悪意を押し付けられ、自身の才能と思いに怯えている…。手を差し伸べられなかった、子供たち。
フリーザは何とも難儀な事だ、と他人事のような思いを持っていた。だが、同時にこの子供たちの行く末がどうなっていくのか、知りたいと言う思いもあった。…フリーザは生まれながらにして勝ち組の地位を持っていた、その為あのサイヤ人に負けるまではその地位を脅かす存在はいなかったのである。
だが、あるサイヤ人に負け地位を失った際に最初に湧き上がったのは怒りと憎悪。
しかし、無慈悲にも復讐の機会を与える暇もなくフリーザはこの世界の人間たちにボコボコにされる。最終的にはある教師との出会いによって、人を知りたいと言う思いを持って教師を志すようになったのだ。
そんなフリーザは、一人の生徒に深く興味を示していた。
優良な存在に目ざといフリーザが、特徴も無く、平凡、目立った経歴も無い…そんな生徒に目を掛けた。何処にでも居る様なそんな生徒が、このクラスの中に入って何を成すのか。事実、彼は彼らの抱えているもの抜きにして真っ当に話しかけている。
普通なら、そんな事は出来ない。
彼らの抱えているモノに距離を置いてしまうため。彼は他とは違う、いや、当たり前な事をしている事にフリーザは興味を示した。
「当たり前な事とは何でしょうね。…では、教師として当たり前なのはどういった事か、ふふふ。
少しは楽しめそうですね」
そうフリーザは、楽しそうな笑みを浮かべながら聞こえないくらいの声量で呟いたのだった。
簡易登場人物
転生者
GATE的な世界に転生してしまった、フィクションと現実の境界線を未だに誤っている今時な奴。
ラファ・ベルゼヴュート
ララ・デビルルーク似、宇宙人。
フォマルファウトー星と呼ばれる星の王家長子。
白鷺沙綾子(シラサギサヤコ)
D×2女神転生女主人公似、白鷺扉代の娘。
千手一族の末裔。
中島志水(ナカジマシスイ)
うちはシスイ似、元有力スプリンター。
うちは一族の遠縁。
種子田(タネダ)シン
シン・アスカ似、バイオロイドとのハーフ。
ガンプラ好きで父と二人暮らし。
澁澤廻沙流(シブサワカエサル)
スーダン2十神白夜似、名家澁澤の末席。
姉と同居。
楓・C・岩崎(カエデ・コルベール・イワサキ)
楓・J・ヌーベル似、岩崎弥太郎の子孫?
惚れっぽい性格であり、また美化フィルター故障している。
真田煉十郎(サナダレンジュウロウ)
煉獄杏寿郎(レンゴクキョウジュウロウ)似、クラス委員長。
影がある暑苦しい奴、天才を超えた秀才。
転生者含め、クラスの生徒は8人です。
ぶっちゃけあんまり多いと捌けない、てか多すぎてゴチャるんですわ。
モーグリはFFCCデザインです、好きなゲームの一つなんで