差しウマ「エンドスコープ」の馬生 作:注釈n
でもレイパパレ軸にしたら今度はキセキやカレンブーケドールが来そうな予感がする。とはいえこいつら買って勝てたことないんだよな、と思い直すまでが1セット。繰り返すこと3回、ついに何も買わないという最適解に辿り着きました。賢いので(本末転倒)
以下、要素の説明とか。
検量室:騎乗が終わった後、上位入線した騎手が斤量ちょろまかしてないか確認する場所。この検量で問題がなければ確定が出る。
口取り:口取り式。勝った馬がやる。
ガーサント:「あめあめふれふれ」は史実。重馬場のガーサント産駒は買いですよ。これで今週末はタクシー帰り!!!(もうガーサント産駒なんて走ってないのよおじいちゃん)
久保村:騎手。元ネタは首の上げ下げの勝負がクッソ上手いあの人。フラワーパークのスプリンターズステークスは伝説レベル。
首の上げ下げ、今年で行くとNHKマイルのルメールは意識して首を伸ばしてるっぽいですね(youtubeの動画を0.25倍で再生した限りですけれど)。
逆にダービーのエフフォーリア横山武史は首が上がってるところでゴール版が来てしまった(JRAの判定写真参照)のでよくなかった感。横山武史にこの技術があればあるいは、というレースでした。
ちなみに有名なウォッカの天皇賞秋とか見ると武豊はコレめちゃくちゃ上手いです。アンカツは最後手綱緩めるクセ(合わせられないことがわかってるのなら次善策ではあると思います)があるので、その差が出た感はある。
武豊復活してくれ……(願望)
「おい、おい、おい!」
細めの男が叫んだ。右手の馬券がくしゃりと歪む。
「嘘だろ!?」
太めの男も雨合羽のフードをまくりあげる。
「大外エルダ―ショット、並んでエンドスコープやって来た! ジンデンシャインとは2馬身、1馬身!」
実況の声も興奮を隠せていない。
「ほれ見い。こんな雨でぬかるんどる馬場で勝たんわけない」
だが、その男だけは落ち着き払った声で言った。
「昔は毎週歌っとったもんじゃよ」
「『あめあめふれふれ
「……ダサくないか」
「ああ、ダサい」
「ダサいとか言うな! ワシの生活がかかっとったんじゃ!」
「並んでゴール! エンドスコープわずかに体勢有利か!」
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「久保村!」
「ああ、藤原さん。いやあよく勝てましたよ。うまいこと道が開きましてね。馬もよく言うことを聞いてくれました。それから最後もこっちはエルダ―ショットと併せられたのが――」
「そうじゃない!」
藤原が怒鳴る。
「え? ああ、判定ですか? 最後の2完歩くらいはちゃんと合わせたんでたぶん勝って」
「お前!」
平手が飛んだ。高い音が響く。
「馬を壊すなつっただろうが!」
久保村は一瞬呆けたような顔をした。
「…………忘れてました」
「忘れたじゃねえ! あんなに追いやがって! これで壊れてたらどうするつもりだ!」
「申し訳ありません」
間髪入れずに返って来た。腰をピシッと曲げた、手本のような謝罪。
嫌でも藤原はわかっている。彼は悪意なく
(……これだから嫌なんだ)
言葉を選ばずに言えば、久保村が頭を下げている姿は画になる。
思ってしまう。許さなければ、と。
ふと、検量室に声が響いた。
「かくてーい!」
| 1着 | 13 | エンドスコープ | 1:12.4 |
| 2着 | 6 | ジンデンシャイン | クビ |
| 3着 | 8 | エルダ―ショット | 1.1/2 |
「……口取りあるだろ。用意しとけ」
結局、また。
「わかりました!」
久保村が小走りで駆けてゆく。左手のムチが揺れた。
(いつか、アレは大変なことをしでかすぞ)
そんな、確信にも似た思いが、藤原には拭えないのだった。
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「勝った、勝ったのか」
病室に響く声。
「そうか、勝ったか」
確かめるように繰り返される。
「えがった、えがった」
手を握りしめた。まだ力が入る。まだ、体は動く。
まだ、終わっていない。
「流れが来とる。菊花は取れっかなぁ、モアザンアライブ」
あるいは、
モアザンアライブ:元ネタはワンモアライブ。2400の若草S勝ってるのに、ウ○ポでの距離適正は2200までにされてしまっている。あと2勝しているダート適性もなぜかない。K○EIも興味ないんだろうなぁ……
現実の方がかなり忙しくなっておりまして、今後もペースは落ちます。失踪の背中が見えかけていますが、なんとか騙し騙し続けられるところまで頑張ります。