ここは妖精國。とっても強い妖精騎士が守り、厳しくも優しい女王様が統治する優しい國。
だけど今日はちょっと女王のお役目はお休み。北の友人は統治する国のより北──女王の故郷で1日だけお休み。
北部、女王マヴが最近人間の伴侶との子供を妊娠し、ソチラの国でもお祭り騒ぎがやってるが妖精國最北端の地─オークニーではそれも遠く、妖精女王とその一家は
妖精國では一般のどこにでもある一軒家にて休日をゆったりと楽しんでいた。
「うーん、やっぱり釣れねぇな」
子供たちの前で格好つけたくて父親である黒髪の少年は意気揚々と北の海に籠と釣竿を持っていって釣竿を垂らして早40分。ピクリとも揺れない様子にダルそうに息を吐く。
「北の海に夏に釣るバカがいるか。釣れないに決まっているだろう」
後ろから女王の長年の盟友──黒騎士エクターが声を返す。いつもは薄黒い顔意外を覆う鎧に身を包んでいるが、今日は盟友に来て欲しいとお願いされオフ、小柄だが筋骨隆々とした身体は有事に備えいつでも動けるようにと、軽装ながらも下に鎖帷子を着込むことは忘れない。今朝、それが盟友に察知され何故か辟易されたのはここ数年なかったエクター1番の不思議。
「メシ‥‥‥」
「陛下たちに頼めばいいだろう。きっと喜んで作るぞ」
「‥‥‥言った手前戻りづらい‥‥」
「アホかお前は、俺は戻るぞ」
「孫に会いたいだけだろ‥‥」
背を向けるエクターにアークは呟くとエクターはベルトにくくったハンマーを握る。
「ハンマー投げるぞバカ親父」
「俺はまだ親父なんて言われる時期じゃない!子供が大きくなっても言われたくない!」
涙目で情けなく叫ぶバカを放って、エクターはモルガン達のいる別荘へと歩を向けた。
別荘の中は産まれて間もない子供達に配慮し暑すぎずゆったりとした温度に保たれた家のリビングにて、2人の女性がウッドチェアにかけていた。1人は妖精國の女王モルガン。今日は女王役はお休みなのでドレスは仕事を忘れる為にも封印(封印処置byアルトリア)髪をおろし三つ編みに結った髪を前に流し、ゆったりとしたセーターと藍色のロングスカートというどこにでもいる村娘の格好だが、それでも彼女が着ると特別美しいと感じるのは彼女の佇まいや容姿故か。
そして片やもう1人は女王の伴侶たる夫の妾であり、モルガンに次ぐとも劣らぬ魔術の使い手、数多の人造聖剣を振るう妖精騎士アーサー、真名アルトリア──は鎧や霊装を城に封印(忘れたとも言う)服をモルガンと色ちがいのモノに着ると髪の結いかたまで同じ、違う所といえば髪を左右どちらから流したかの違い。互いの出
生故に姉妹のようにも見える彼女らは、両手に自分によく似た赤ん坊を抱いていた。
「よし、寝た」
ホッと一息つくアルトリアに次いでモルガンも一息ついたように肩を撫で下ろす。
「元気なのは父親似だな」
「だね。でもほら、寝顔はモルガンそっくり」
「そういうお前の子も母親似だ」
どこか気恥ずかしくなったモルガンは意趣返しとばかりにアルトリアに返すがじゃあお互いそっくりさんだ。と、むしろ嬉しそうに肩を寄せてくる。
お互いがお互いを知らない仲ではないが、急に距離を詰められると未だに少しどうしていいか分からなくなるモルガンはアルトリアを見ないよう目を逸らす。
「なんで目を逸らすの?」
「やかましい。人の気も知らないで‥‥」
と、若干甘酸っぱい空間が形成されかけていたころ。玄関の開く音が聞こえ少ししてエクターが入って来た。
「おかえり、おじいさん。あれ?アークは?」
「外で釣りだ。多分釣れないだろうがな」
これを外の本人が聞いていたら叫び声をあげるなり、人の心はないのか!とか情けない声を上げていただろうが。ここには
「この季節に釣れるの?」
「そこは触れるなアルトリア、アークにもプライドはある。言った手前戻りづらいのでしょう。少し経てば戻ってくるでしょう」
そして妻たちにも全て見透かされてる時点で夫の威厳は何もない。
「もうこう言ってる時点でプライドも何もないんだよなぁ」
言いながらも放っておくあたりアークの序列はおして知るべし。
「アイツのことはいい。子供たちは寝たのか?」
「ええ、今少し前に。しばらくは起きないでしょう」
「昼寝が好きで一度寝たら起きないところなんてアークにそっくり」
「アホなところまで似なきゃいいがな」
言いながらもエクターは孫たちの無垢な寝顔を見て口元をほころばせる。
「大丈夫です。私と我が夫の子供ですから」
「いやアイツのっていうのが心配なんだが」
「大丈夫だっておじいさん。アホでもバカでも、この子たちの周りには沢山教えてくれる人たちがいるもん。学ぶ機会もいくらだってある」
「マヴの所が少し落ち着いたら、あちらのお子さんにも会いに行きましょう。きっとこの子たちの良い友達になれるでしょう」
そう話してると玄関のほうから妻たちにとって聞き慣れた足音が聞こえ、やがて家に上がると子供を抱えて夫を2人で迎える。
「「おかえりなさい」」
まず、ごめんなさい。投稿が遅れた理由は単に職場でのストレスもありエタってまました。
本編のほうも大して進んでおりませんが、このままではマズイと思い、ひとまず自分の中での区切りとして投稿しました(もう書けないとか、思い付かないとかじゃないんでソコはご安心を。書きます)次の投稿も時間が不安定です。こんないい加減な作者でごめんなさい。アンケートのほうも開始しますので出来れば投票頂けると嬉しいです。
では、また
モルガンとアルトリア(セイバー)の泥沼どっちも幸せにならず腐り墜ちいくルート(短編)みたいですか?
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書いて
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それより原作書いて
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ロリスロまだですか?
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全員幸せルート続希望