神代類の実験台   作:ふぇり

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めちゃくちゃ久しぶりの投稿です。

相変わらず短いですし口調もそれなりに酷いです。
もうちょっとここら辺しっかり頑張りたいと思います。





白い謎の箱

『朝 神山高校』

 

 

「水上クン、ちょっとだけ良いかな?」

 

「?どったの神代君、こんな朝早くから」

 

「君にプレゼントしたい物があってね」

 

「え....何これ、いかにも怪しくて絶対に貰いたくない物は...っ」

 

「今言ってしまったら面白くないだろ?家に帰ったら開けて見てくれ」

 

 

 

 

 

 

という感じで今持っている謎の白い箱を解き明かそうと言う訳ですが....。

 

めちゃくちゃ開けたくないんですよ。皆さん分かりますかね...?朝、急に来て「プレゼントだ」とか言われてどう思います?

 

嬉しい人は嬉しいんでしょうけど...あの神代君ですよ?あの実験大好きマンですよ..?怖いって....。

 

....とりあえず開けなきゃ中身分かんないし。あと、あんまり人を疑ってはいけないって言うし...それにだいぶ仲良くさせてもらってるし...ここは素直に受け取っておく....べき....か。

 

シュルリとまず赤いリボンを外し、パカッと箱を開けると、なにやらとても大切に保管がされていて、衝撃吸収のプチプチが大量に入っていた。

 

....どーせ神代君の事だから開けた瞬間にドッカーンだと思ったけど....今回は違うのか?

 

大量のプチプチの袋を退かしていくと中央に水色の機械物があり僕はそれを取り出した。

 

手に取ったものは手のひらに収まるぐらい、少しずつ小さくて何か軽く引っ張ったら爆発しそうなヤツもついている。

 

「これ引っ張ったらなんかおこるかな...?」

 

自分でも馬鹿なことやったかも知れないと思うさも知れないが....ごめんなさい僕もそう思います。

 

そして僕は指を引っ掻けてピンっと取った。

 

.............................

 

 

.............................

 

 

.............................

 

 

 

「ん?なんにもーーー」

 

ビビビビビビビビビビビビビビビ!!!!

 

「うわぁぁぁぁ!!!!」

 

急にめちゃくちゃデカイ音がなり響きだした。ビックリしてしまった僕は咄嗟に両手で耳を封じ手しまい、謎の爆音でなるものを部屋の隅に投げつけてしまった。

 

「...っ!なにこれ...めちゃくちゃうる...さいっ!!」

 

.....ガチでうるさい!急いで止めないと..鼓膜がっ...!でもうるさすぎて怯んでしまう..。

 

.....よしとりあえず届いたぞ.....!外した所をもう一回、はめなおせば...止まるはずっ!!

 

てか止まってくれなきゃ困るっっ!!!

 

カチ..。.........よし。とまった...!なんとかやりきれたぞ。ほんの数分なはずなのに長時間たった気がするよ...。

 

そして僕は機械を箱の中に封印し、二度と開けないためにテープでグルグル巻きにしたあと鞄にしまう。

 

鞄にしまったあとなにやらスマホから連絡がきていたみたいだ。それを確認すると、どうやら神代君なようだ。

 

『ハッハ☆水上クンっ!気に入ってくれたかい?』

 

「...あのさ?これ何?めちゃくちゃうるさかったんだけど、うるさくて鼓膜無くなると思ったよねうん!!」

 

『ごめんごめん、それは防犯ブザーであってね?水上クン、最近夜の外出が多くなったからって聞いたから僕の特性、防犯ブザーを作った訳だけど』

 

「お~うん。あ、ありがと....。お礼言っちゃったよっ!?さっきまで僕、怒ってたのに今の聞いてなんか素直に感謝しちゃったよっ!?」

 

『音の調子とかは大丈夫だったかい?いつ、どこで、何があってもそれを使えば1000m以上までは聞こえるから』

 

「....うん。それ聞いて良く僕の耳、壊れなかったなって思ったよ。まぁ...神代君が僕のためにそこまで考えてくれていて、時間を費やしてまで作ってくれたんだから大事に使わせてもらうよ」

 

僕はそう言いながらさっき巻いたばっかりのテープを剥いでいく。

 

あぁ...巻きすぎたな..面倒くさい事したかもしれない。

 

『類...?音声と博の写真とれた?』

 

『あぁバッチリだよ寧々、それにしても水上クンも良いリアクションをするよね』

 

『うん。今日も元気で何より、その音声とビックリした時の写真は欲しいから後で送っておいて...』

 

....え?この人たち何しとんの?写真?音声?何を言っているか僕には理解ができません。

 

焦りながらテープを急いで雑に開け箱を見てみると...小さなカメラとマイクが貼り付けられていた。

 

「神代君っーーーー!!!」

 

『っ!類っ!!電話切り忘れてる!!』

 

「わぁっ!!寧々さん!?その写真と音声をいったいどーすーブチ...」

 

.......完全にやられた気がする。あんな恥ずかしいヤツ見られたら....イキテイケナイ

 

ハァ...と今までより異常の深いため息をついた。

 

まぁ...いいやいつもの事だし...。慣れたからいいやーで済ましたら本当は駄目なんだけど、実験よりはましか...そんな事思っている時点で、僕ってかなり重症なんだなって思い知らさられました。

 

 

 

 

 

 

神代君&寧々さんペア

 

今回の実験目的

 

神代君「小さな小型カメラを使って画質をどこまで綺麗に撮れるか。音声は空中でのショーの時に性能を高めにするため。」

 

寧々さん「博の驚いた顔とビックリした音声が欲しかっただけ」




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