戦神館チャンネル配信中!   作:吉貝 雷

11 / 49
クリームヒルトは体験版時空と製品版時空で混線しがちです(´・ω・`)あと、何故かどこぞの戒厳殿にブレそうになります

あの人、どっちかというと甘粕じゃ......。いや、クリームヒルトだったか?(゚∀。)y─┛~~


【クリーム】死の運命に抗う【SHIBOU FLAG】

「迷える魂達よ、死神のクリームヒルトだ。今回はリクエストされたアドベンチャーゲーム、SHIBOU FLAGをやっていくぞ。未訳なので、私が日本語訳で読み上げる」

 

:戦神館、なんでソロ配信だと正常な人が全員揃うとああなるの

:クリームソロ見てない他の盧生押しに婚活ゴリラだと思われてて辛い

:そういえば私、魂だった

:帰ってきた死神

:翻訳助かる

 

「さっそく、始めよう」

タイトル画面から進むと、金髪碧眼の西洋人の前にホールケーキがあり、ケーキの上には数十本の赤黒い三角の旗が立っている。

さらに進めると旗の1つがズームアップされて、『結婚するんだ』という文章が読めるようになった。

「定番だな。他はまだ選択できないようなので、これをプレイしよう」

 

 フラグ1「結婚するんだ」

 

選択すると、ズームアウトされ、戦場の塹壕の手前に旗の場所が移っている。

先ほどの西洋人も塹壕裏にいるようだ。

「こいつが主人公か」

銃声の鳴り響く戦場の塹壕の裏で、主人公と他の軍人が会話している。

『俺、この戦争が終わったら結婚するんだ』

そのセリフが終わると同時に主人公以外の全てが止まり、塹壕から敵陣までが画面に映る。

画面下部中央に残っていた死亡フラグが光り、文字がBELIVEに変わる

:Eが足りなくない?

:BE LIVE?

:死亡フラグが進行ボタンになるの嫌だな

:今のうちに逃げろよ

 

旗を押すと、『2:59』に表示が代わり、カウントダウンが始まる。

:分かるけど、最初にチュートリアルが欲しい

 

「これは戦争を終わらせればいいのか?まず、全体を確認するか」

主人公を動かし、戦場をぐるりと周る。

マップにあったのは塹壕、自軍、敵軍で両者銃や戦車があった。

 

「敵の武装を解除してみよう」

敵軍人を調べ、武装を回収していく

:今のうちに敵軍撃てば?

「試してみるか」

インベントリを開くと、回収した武装と拾ったことのない小箱があった

:お?

:如何にも指輪入ってそう

 

「見た目からして予想がつく。先に箱を調べたほうが良さそうだな」

小箱は手のひら位のサイズの上品な立方体の箱だった。

箱を開けてでてきたのは指輪で、拡大すると「愛する貴方に JtoJ」とある。

 

『待て、何故わざわざ戦場に結婚指輪など、持ってきている。これは、そういうことか?根本的な解決はしていないだろう』

:クリームだってゲーム中に口説いてるじゃん

 

そう言って探索を続けるが、他にそれらしいものは見つからなかった為、指輪を取り出す。

そしてそれを男の左手の薬指に嵌める。

「進めてみるか」

 

『1:03』まで減った旗を押し、ゲームを加速する

:見落としなければ、これだろ

:お祈りタイム

 

『0:00』になった時点で、主人公たちの時間が進み始める

BELIVE?

 

主人公に銃弾が飛んでくるが、ちょうど指輪にあたり、弾かれた

:そうはならんだろ

:かてえ

:なるほどなあ

 

ALIVE!

:故郷に残した妻もフラグだぞ

:解決しているか?

:よし、理解した

 

 フラグ2「伝えたいことがある」

現代の都市の路上で、主人公が知り合いの刑事に電話する。

『伝えたいことがある。電話では話せない、明日会えないか?』

 

コマ割りで通話中の主人公と刑事が映っている状態で始まった。

主人公の後ろには怪しい人影がある。

 

「まず持ち物を確認しよう」

:大事

 

持ち物は『致命的な情報』『あんぱん』だった

:あんぱんって何?いや分かるけど何で

:致命的な情報のグラフィックに、ダイイングメッセージって書いてあるんだけど

「まずは選択肢を増やしていこう」

コマ割りの所為で狭い画面の中を主人公が歩き回り、主人公側の住所の書かれた看板を見つける。

 

「刑事側には行けないようだな」

コマ割りを越えられないことを確認して、電話をかけて住所を刑事宛に送った。

 

BELIVE?

主人公のいるコマがズームされ、刑事が車で現れる。

2人は刑事の車に乗り、画面外へ出ていった。

 

それを追うように怪しい影もどこかへ去った

ALIVE

:これ、やっぱ解決してないわ。捕まえろよ

 

そのまま順調にゲームは進む

 

フラグ12「俺は部屋に戻るぞ!」

広いダイニングで10数人が座っている。

『殺人鬼と一緒になんていられるか!俺は部屋に戻るぞ!!』

 

部屋に入った時点で操作できるようになる

「まずは外に出られるかを確認しよう」

 

ドアと窓、天井、鏡、床、クローゼット、風呂場を調べるが外に出る選択は発生しなかった。

「他に出られそうな場所はあったか?」

:むしろ、クローゼットはなんで?

:仕掛けかファンタジー、どっち疑ってたの?

「仕掛けだな。殺人鬼というなら物理的な危機だろう」

 

全てのオブジェクトを調べ、

開いている窓を閉め、テーブル上のワイングラスを洗い、ドアと部屋の隅の小さな穴を塞いだ。

持ち物には拳銃がある。

 

 

BELIVE?

夜になり、ズボンに拳銃を下げたまま眠る。

窓に人影が映り、窓ガラスが割れた。

音で飛び起きた主人公は窓枠から入ってきた男と揉み合って、床に倒れ、その反動で銃が床を滑り消えてしまった。

Die......

銃を抜き身で枕元に置いた。

BELIVE?

窓枠から身を乗り出してきた男の頭部を枕元の銃で撃った。

ALIVE!

「なるほど」

:生きたけど解決してない

:主人公迷いないな

:なるほど、じゃないが

 

 フラグ15「あ、ボールが波に!」

海の浅瀬で主人公と友達達がビーチボールで遊んでいる。

砂浜には3組がビーチバレーしていた。

主人公たちのボールが波に拐われて流される。

『あ、ボールが波に!取ってくる!』

画面端に大きな魚影が現れたところからゲームが始まった。

 

「ボールが拾えるな」

主人公の持ち物にボールが加わる。

「これだけでは無いだろう。他に何か動かせるところは?」

ビーチバレーのネットが拾う。

:ま、まあビーチバレーなら無くても遊べるし

 

その後もオブジェクトを調べてまわり、双眼鏡で月の満ち欠けが操作出来ることが判明した。

:ファンタジーとも物理とも言えん

:鮫ならどんな展開でも許せる

 

双眼鏡で月を見て、満ち欠けを動かすと友達達のいる場所が砂浜になる。

ネットを設置するとビーチバレーのコートになった。

主人公を元の位置に戻す。

「他にはなさそうだ、進めよう」

BELIVE?

主人公達は砂浜でビーチバレーをしている

バレーのネットが無くなってしまったギャル達がビーチボールを持って浅瀬に出る。

鮫が浅瀬まで乗り出して、ギャル達は襲われてしまう。

ALIVE!

「これは死者の人数は変わってないということか?いや、ゲームでの生き死にまでどうこう言うほど野暮ではないが」

:えー

:鮫えー

:そうはならんだろ

:え、ゲームと現実逆だよね?

:盧生がナチュラルに人類に上から目線なのなんで?いや、慣れたけども

:主人公が助かったからヨシッ!

:流石は死神

 

「まだ時間はあるが、もう1ステージやるには短いな。何か聞きたいことはあるか?」

:今度の結集、何やるか決まってる?

「魔女狩りアクションゲームの『グレーテルの(かまど)』の予定だ。来週の雑談配信で、キャラクターエディットを行う。3人で残念ながら、四四八の正妻の予定が合わず各自作成することになってしまった」

:じんたんハブらないで

「黄錦龍は中国に帰っているが、雑談か何処かで聞いていないか?」

:じんたんの雑談は人類には早すぎる

:アーカイブを入眠動画に使ってるけど、そんなんあったかな

「それもそうか。奴の帰省理由でもあるが、今、柊聖十郎がべんぼうとゲームを作っている」

:まじで!?

:天才が作るゲームか

 

「四四八は絶対やらないと言っていたが、甘粕の奴が乗り気だったのでな、いつか配信することになりそうだ」

:まじか!ど天才の作ったゲーム気になります

:クリームちゃんは反対?賛成?

 

「私か?四四八を援護したいところだが、正直柊聖十郎の作るゲームに興味がある。驚いたぞ、完全没入型VRを使うそうだ」

:まじか!

:通報します

:認可降りたっけ?

 

「認可は取れていないぞ。稼働テストと称して黄錦龍の持っている屋敷で行うと聞いている」

:称 し て

:俺ら観れるの?アーカイブ?

:や し き

:その家、爆発しない?

:通報したする?

 

「全世界に配信すると言っていたのでな、視聴出来るはずだ」

:完全没入型って危ないんだろ、クリームちゃんは大丈夫?

 

「安心しろ、体の頑健さには自信がある。無手なら4人の中で最強だぞ、決着は着かんが」

:あ、危険は感じているんですね

:そういう問題じゃない

:え、よっしー危ないじゃん。他はともかく

:甘粕(ステゴロ総当たり)事件か

:決着の付かない最強とは

 

「実力が勝っていることと勝てることはイコールではなかったようだ」

:あー。甘粕に呆れている割に四四八も大概だよな

:じんたんにはそもそも勝負挑めたの?

 

「削除前のYチューブで知っているものも居るようだが、初対面したときに甘粕発案で全員で総当たりで勝負した話だな。勝負が着いたのは、四四八と甘粕、四四八と黄錦龍の2戦だけだった。甘粕と四四八の精神力はどうなっているんだか。黄錦龍は挑めるがサンドバッグと変わらんぞ。サンドバッグを相手にする方が有意義だったな」

:なんでVチューバーが生身で闘ってるの?

:こいつら初対面でなにやってんの

:映画化決定

¥10000 映画化支援

¥4000 期待してます

「お前たち、本気で映画化したいなら、送るべきは私ではないぞ。と、ここまでだな。そろそろ時間だ。良い旅路を、魂達」

¥400 おつー

¥1300 戻るぞの弁護士費用

¥300 ポチの墓

¥4000 ギャルの香典

:お疲れさまです

:次も楽しみにしてます

 




クリームヒルトはそもそも現実に誕生していないNPCにまでは協力強制しない気がする(゚∀。)y─┛~~

NPCへの協力強制
甘粕:しない。むしろ自身をより高めるための試練
四四八:発生しない。ただし、仲間加入イベントは十割踏む
黄錦龍:する。が、阿片フィルターごしに見ているので見え方次第

次回、12/25予定
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。