本日一話目。合計二話+ステータスです
説明回(5000字)ですので、サクサク派は次話からお楽しみください
次話は迷宮突入から始まります。
南天ちゃんが戦神館の中で一番説明役にしやすいです
なんせ、あのじんたんの手綱を握れてましたからね!
甘粕とセージ?放し飼いでしょ(真顔)
:???
:
:
「こんばんは、勇士達。今日は予告なく変更してしまって済まない。今、俺含め四人は試作五感没入型VR機からログインしている」
SGMのサバイバル配信のはずが、柊四四八のアバターが石造りの町並みの中にいた。
町は規模の割りに活気がない。
足元では豆柴がじゃれついている
:|あれ、今日はSGMじゃなかったっけ?《あれ、きょうはえすじーえむじゃなかったっけワフ》
「柊聖十郎にテストプレイを押し付けられてな。断れば一般人を巻き込みかねないので引き受けた」
:
「いや、知っている奴は知っているだろうが、あいつの開発した五感没入型VR技術が使われている」
:
「こいつか。紹介が遅れたな、配信サポーターでカメラとコメント読み上げ、配信設定機能を持っている、ぽちもんだ。配信設定機能の一部が使えないが、コメント読み上げとログ表示はできる。他の三人にも居るぞ」
以下、読み上げ省略
:え、
「段階的な安全性のテストとして通したらしいが、ログアウトが見当たらない辺り、絶対に録な事を企んでいない。クリームがゲーム内の施設に無いか探しに行っているが存在しないだろう」
:なるほど
:デスゲームか?
:五感没入、クリームちゃん好きそうなのにもう脱出企ててるの
:ここに桃源郷を立てよう
「桃源郷......。黄錦龍の奴、棺桶だったな」
:え
「黄錦龍のステータスはしらんが、気になる者は甘粕か、黄錦龍の
[甘粕 クリーム 黄錦龍]
黄錦龍のカメラには、木製の簡素な棺桶と甘粕、サポートの赤い毛玉と黒い人形の姿があった
甘粕は教会の入口で眼鏡をかけた金髪の男性と話している
:なんで、じんたん封神台に自分で入ったん?
:↑プレイヤー最速のホーム獲得だぞ
:ホーム(埋葬)
:MMOでもないのにホームとかあんの?
「ここでは甦りの奇跡を受けられると聞いた。ここに棺桶があるんだが、蘇生できるか?」
『拝見致しましょう』
『此れは......、意味不明ですが生きていない生者と呼べば良いのでしょうか。蘇生を望むのであれば、まず御魂が心臓を得る必要がありましょう。ただ、黄金城だけはおやめなさい』
「道理である。何、盧生の一角なれば肉体など無くともどうにでもなる」
:やっと、定型文以外が出たな
:「死者との再会を望みますか、呪いを解きますか?」×6
:棺桶がキーか
:無理です 無理だよね?
:キーも何も仕様外だろ
:誰か訳してー
:「こいつ蘇生して」「はあ?(二度見)無理」「体無くても戦えるな」
:いつもより俺らの距離感遠くない?
:ごめん、勇者です
:いいよいいよ。ゆっくりしてってなー
:こっち、コメント賑やかだしカッスも見えるから、つい長居する(単独配信は除く)でも、なんで読み上げないの?
:毛玉に口があるわけないだろ。甘粕のV系エンジェルの読み上げ聞こえるし無問題
:え、じんたんが読み上げてくれてるじゃん<スパァ
「こんなものか。では、四四八と合流するとしよう!実に楽しみだ!!」
[四四八]
:理解した、じんたん戦闘出来るの?
:驚く前に納得してしまった
「四四八、迷宮に行くぞ!」
「待て。さっさと終らせたくはあるが、このゲームのシステムを把握させろ」
:説明書とかチュートリアルは?
「ソースコードなら送られてきたぞ、強制ログインの1時間前にな。勿論、日本語での解説はない」
:説、明?
:誰か読めたの?
「俺は五感VR特有の記述と一つもないコメントのおかげで、理解までいったのはキャラ作成などの序盤に必要だろう知識だけだな。甘粕はどうだ」
:大事 いや、説明しとけよ
「全て読んだが、恐らく内容としては全体の7割ほどだな。全くセージめ!」
:生き生き
:※デスゲームです
「確固たる意志があれば、このシステムで死ぬことはないぞ」
「俺達を基準にするな。普通、この精度ならショック死するだろう」
:なんで人類に対して上から目線なの
:いまさら
そこにクリームヒルトが合流する。
「む、私が最後か」
「情報を整理したい。クリームヒルトはソースコードの何処を読んだ?」
「私自身のアバターの作成にエディットシステムは読んだが、後は四四八が後に回すだろう、クリーチャーのデータだな。何、甘粕ほどではないが、記憶には自信がある」
:そういえば、生身の方はどうなってるの?クリームちゃん、燃費悪いんでしょ
「ああ、戻った後にコンディションを戻すのに何日掛かるやら」
「甘粕、クリームヒルト。町で分かったことは?俺は挙動のおかしいNPCを発見して、イベントが起きてな。終わって探索を始めたところで配信が始まりリスナー達へ説明していた。毎回、俺の視点で企画を確認する者が多いからな」
:実際助かった
「俺は迷宮の場所を訊きだして、向かっている途中にあった教会で黄錦龍の蘇生方法を聞いたぞ。まあ、体力がなくばどうにもならんらしい」
「私は、立ち入れる場所と名前だけ確認した後、クエストを受けていた」
「何故遊戯でこんなにも人が追い詰められているのだ。そんなものを人は望んでいるのか?やはり、俺が皆を抱きしめてやらねばならないのでは無いだろうか。違いない、俺は」
:シャベッターッ!
「その状態でも口を利けるのだな。どのみち、妄言しか吐けんのだから、そのまま口を閉じていろ」
「黄錦龍。ゲームでふれあって満足しとけ、現実に持ち込むな。さっさと話を進めよう。クリーチャーは情報が多いから最初に挑む迷宮に絞るぞ」
合間で脱線しながらも、1時間ほどで情報がまとまった。
「ステータスか。教会という施設の『浄瑠璃の間』という部屋で確認したものだ」
:開始前のことも知りたいんだけど、ステータスに格差あるのなんで?
「キャラクター作成もプログラミング言語でな。ある意味融通の利く仕様になっていた」
:はい
:じんたん、よく作れたよな
「ステータスの振り方からして彼奴が一番、作り込んでいるんじゃないか。HPや体力に当たるステータスが0で、システムに蘇生できない死体として扱われていたが。理解もせずに知識を使う仕組みは不明だが、甘粕も大概だからな」
:HP0ってバグか
:クリーム、実質独り占めなのに協力的だな
「今夜は予定があったらしくてな」
:あー
:なんか途中から配信してたっぽいけど、開始待たなかったの?
「俺達も初めてだったのでな。ある程度解説できるよう、コードの情報を確かめに出ていた。む。暫し待ってくれ。南天が協力してくれるらしい」
『寒気のする言い方しないでくれる?柊四四八。私が、人の道具を勝手に使ってくれた死にぞこないの計画を台無しにする為に、あんたたちを使ってあげるって言ってるんだから、黙って使われてなさいよ』
「ああ、よろしく頼む」
『ああ、もうっ。盧生って奴はどうしてどいつもこいつもこうなのよ!ちょっとは』
「待て、バカ呼ばわりされるのは構わんが黄錦龍と一緒にされたくないぞ、私は」
『大差ないわよ、殺人鬼』
「クリームヒルト、さっさとここを出るんだろう。それぐらいにしておいたらどうだ。緋衣、用意出来そうか?」
『私を猿どもと一緒にしないで。とっくに終わってるわよ。そちらからも確認できるから精々役立てることね』
【ステータスが画像表示される】*1
:カッスの999とじんたんのHP0はなんだよ
:よっしーとカッスのステ差十何倍?
:カッスとじんたんのステータス、聞き間違いじゃなかった・・・
「総合能力が規定値以上だと登録できないので、甘粕は何かしらとんでもないデメリットをつけているはずだ」
:図ったようなスキルと職業だけど用意されてたの?
「用意されていたのは、能力値とスキル効果だけでスキル効果は自分で作っている。スキル名は自動で決まった」
:自由度高そうだな、やりたい
:↑プログラミング言語だぞ
『あとはプログラムに干渉してやりたいところだけど、正直破るよりあんたたちがクリアするか死ぬかする方が早そうなのよね。ノーベル賞を取った時の理論は把握してるから、システム面をなんとかして欲しければ、プログラム面のソースコードを寄越しなさい』
「あんなもん暗記できるか。本体にデータが残っているはずだが、アクセスできないか?」
『本人認証ついてるのよ。甘粕か黄錦龍にログアウトさせなさい。普通有り得ないけど、ゲーム内へのフィードバックを超えるか、検知をすり抜ければ物理的な手段でログアウトできるわ。脳みそをミキサーにかけたような負担が掛かるけどね』
:死ぬわ
:まじでいってんの
「どれ。うむ、出来るな」
:え?
:うそだろ
:大丈夫?脳味噌汁になってない
:解散
「甘粕、ソースコードを緋衣に渡す気はあるのか?」
「お前が望むのならやぶさかではないが、邪道だろう」
:いやいやいや
:治験は合法でも、現状は違法だぞ
:VR監禁のが邪道だと思います
「だそうだ」
『全くこれだから男どもは。はいはい、勝手にしなさいよ。じゃあね!』
その声の直後、プツリときれた音がした
「南天の方は勝手にやるだろう。クエスト報酬で200ヨウ持っている。商会に行ってから迷宮に挑むぞ」
「俺はお前に従おう!」
「推測も含むが、クリアには迷宮を踏破する必要がある。
ゲーム内で発見されている迷宮は、海の広がる
3人が話していると棺桶から漢詩が諳んじられる。
「極楽国土に七宝の池あり。八功徳水その中に充満せり。池の底にもっぱら金沙をもって地に布けり。四辺に階道あり、金・銀・瑠璃・玻瓈、合成せり。上に楼閣あり、また金・銀・瑠璃・玻瓈・硨磲・赤珠・碼碯をもってして、これを厳飾せり。池の中の蓮華、大きさ車輪のごとし」
:訓読文を話してるの聞くと頭良いんじゃないかって錯覚する
:枕草子を脳内だけで英語に訳してるようなもんよな
:クリームも英語圏ゲームの和訳早いぞ
:四四八に八犬伝英訳してもらって布教しよう
:押しがデスゲームしてるのに呑気か
「クリームヒルトよ、これは正しいぞ?ゲームに関係するかは知らんが、物としては一致している。極楽浄土の迷宮などさぞ愉しませてくれるに違いない!」
「俺はさっさとクリアしたいんだよ、わかれ」
「何、案ずるな。俺は加減の出来ぬ男。手心を加えるような真似はせんぞ!」
「そいつの言っていたものを知っているなら他に情報はないのか?」
「セージは玻瓈にでもいるんだろうな!如何にも好きそうだ!」
「感想は聞いていないぞ」
:聞いた感じ、和ゲーより洋ゲーっぽかったな、ダンジョン次第だけど
:セージなら人間みたいなNPC作れたろ、反応のバリエーション増やしてくれ・・
「情報共有は出来たから装備整えて行くか。俺は術技で取得しているから、クリームヒルトの武器を買おう。甘粕は召喚系だったからな」
「ならば黄錦龍は俺が装備しても構わんか」
「は」
:ナンテ
:やっぱヤベえよな
:棺桶担ごうとして発覚しました
「私は要らんぞ」
:クリーム、じんたんに冷たい
「俺も要らんが、本人にも聞いておけ」
「なんだ、お前はそんな俺が好きだったのか。愛い愛い。人類は俺が救ってやろう」
「その心意気や良し!」
:会話成立してる?
:↑してない
:合意は成立してるからセーフ
そういって甘粕は棺桶に触れてから、宙に指を踊らせる
:かっけー
:※動きが派手ですがただのウィンドウ操作です
「ほう。装備すると装備としての効果は判るようだ。4000上がったぞ。しかも俺に<羽化登仙>というスキルが追加されたようだ!効果は文字化けでよめんが、セージのプログラムに文字化けさせるとは流石だな」
:最強の矛と最悪の盾が揃ってしまった
:これ大丈夫なん?
:絶対に組ませてはいけない組み合わせ
全力で握ったら折れそうということで、クリームヒルトは腕装備のグローブを購入して装着した。
「さて、行くぞ」
それは、町中の建造物をくりぬいたように唐突に存在していた。
「全員、警戒して入れよ」
「無論だ」
甘粕&じんたんは/zeroのキャスター陣営みたいなもんです(゚∀。)y─┛~~
甘粕、聖杯戦争を否定しつつ、いい空気吸いそう。極上品かな
メリークリスマス!ご視聴ありがとうございます。リスナーの皆さんの夢へサンタがプレゼントをお届けします。届いたのは?
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