最終戦はデータファイルからクリーチャーデータをゴミ箱捨てるような禁じ手です(゚∀。)y─┛~~
十四歳神の眷族は裏技ばかり使って困りますね!
四四八は甘粕を立ち上がらせると追い出されてからのことを話す。
「甘粕、お前と別れている間に町の変化を確認しておいた。商会が閉店し、代わりにメダル工房でメダルを使った防具の強化、メダルのアイテム交換をできるようになっていた。
メダルはドロップ品との交換で手に入る。今までの通貨も変換は出来たが、効率が悪かった。だから、通貨を殆ど使って自宅を買っておいた。第三等級の寝室と迷宮直通ゲート、物置小屋、薬草園を用意してある」
:壺に詰めて、保存アイテム数を増やそう
「分かった、これからは其方を中心に動けば良いのだな」
全員で自宅に戻り、一夜を明かした。
「さて、行くか......。
ゲートを潜り入口に転移する。
中に入ると、水晶で出来た迷路が眼下にひろがっていた。中央には十字架が立っていて、外の塔を合わせれば、逆十字が貫いているように見えるだろう。
「ひとまず、あの塔を目指すか。何かしらはあるだろう」
迷路へと続く階段を降りると、水晶の中を小さな龍が泳いでいた。龍は水晶と同じ色をしていて、静止すれば気づけないかもしれない。
ゆっくりと壁に近づくが、龍は動きを見せない。
「では、こうするとどうだ?」
甘粕が龍の居る壁に剣を叩きつけると、水晶は甘粕を写してパキッと皹割れて、砕けると同時に甘粕が消えた。
そして、黄錦龍の棺桶が床に落ち、床に大きな皹が入る。
「おい、まさか」
水晶の迷路から盧生が消え、記憶に新しい自宅に場所が変化する。
「あの迷宮で地形を破壊すると即死するようだな。俺達ではなくクリーチャーだった場合にどうなるのかは不明だが」
「私のモートなら一切傷つけないが、コストが全く足りん」
:全滅したの?
「ああ。装備をまた集める必要があるのが面倒だ。一度、初期装備で偵察に行くか、二度手間は御免だ」
:データ貰ってたなら、何か分からないの?
「名前しか無かったはずだ、ここが本命なのだろう。甘粕は何かしらんのか?」
「データ量は
「ならば、入口で見た通りの広さか」
「ひとまず、クリームヒルトの<モート>のみで、俺と甘粕は肉壁になって進もう」
「ここで見えるものを記憶したところで役に立たなそうだな」
盧生たちは、慎重に動きながら進んでいった。
水晶の壁は不透明な原石や磨き上げられた宝石、光を反射し鏡のように映す部分、空気のように透明な部分を不規則に持ち合わせた水晶で出来たミラーハウスだった。
一行は、クリームヒルトの<モート>で龍を倒しながら、長椅子に載った金で装飾された清廉な本から溢れ出る鉄砲水で押し流されそうになったり、祭壇から転がり落ちたワインから気味の悪い赤茶色の流体が行く先を遮ったりされながら進んだ。
「新手のクリーチャーが出てきたな。ボスでは無さそうだが」
そこに居たのはガラス細工の虎だった。
「初期装備で勝てるか?」
「何、向こうにどの道逃がすなど無いのだ。やれることをするだけよ!」
:PvPが無くて、大技を封じられてれば熱血勇者に見えるんだな
:初見がカッスを勘違いしそう
:↑この見た目で勇者なら間違いなくダークファンタジー勇者
「まずはこれが通じるかだな、<メメントモリ・破段『モート』>!」
ガラスの虎は術技が発動した瞬間に壁にぺたりと張り付いた。
モートは対象を失ったかのように霧散した。
:これ、物理攻撃も水晶に擦り付けてきそうだな
「よしっ、撤退だ」
盧生たちが来た道を引き返すと、虎は形を戻して壁が存在しないかのように一直線に追いかけてきた。
「そう来る気はしていた!」
クリームヒルトの<モート>で時間を稼ぎながら、3人は入口に飛び込んだ。
元旦は爆睡して夢を見なかったので、じんたんの夢を見ました(゚∀。)y─┛~~
明日で攻略はクライマックス。明後日で完結予定です。
余談
龍は硝子龍、ワインは腐膿腫、虎は玻璃虎と言う名前、虎以外読みは考えてません