病を題材としていますが、CURE方向です
読者視点での推理要素はありません
書いた後でテレビで同名のものを偶然発見したけど、内容は被らなかったのでセーフということにしてください
「こんばんは、勇士たち。英雄、柊四四八だ」
「よく来たな勇者たち。魔王、甘粕である!」
「四四八の嫁候補、クリームヒルト・H・レーゲンシュバインだ」
「仙王の黄錦龍も居るぞ。さて、今日はグレーテルの竈をプレイしていく。グレーテルの竈は魔女を探し当てて狩る、推理探索アクションゲームだ」
:ゲームもテンプレ化してきて闇鍋ジャンルが増えてきたよな
:セージ乱心事件おつかれー
「ああ、おかげで帰った後嫁と友人達の機嫌が悪くてな。2日から学生時代に馬鹿やった仲間で集まって、泊まりで鍋をつつく予定だったんだが。俺とクリームと甘粕だけ強制的に闇鍋だ。食用そばもんフィギュアってなんだよ。豆乳出汁から出てきたときのビジュアル最悪だったぞ」
:あ、食用そばもんマジであった。プレミアついてんじゃん
:そばもん(米粉)
¥6200 そばもん代
「あれは楽しかったな!」
「闇鍋の後に家庭的鍋も食べられたのは良かったな」
「それはお前だけだろ」
「俺も己が限界に挑みたかったが、食を粗末にするわけにはいかんからな」
:偉い(なお、闇鍋)
:闇鍋気になる、動画ないの?
「配信で迷惑かけておいて撮れる訳ないだろう」
:はい
:じんたんは?
「あの頃黄錦龍と面識無かったからな。こいつは家族で過ごしていたらしいぞ。春節にも家族で過ごすらしいから配信はどうなるかわからん」
:そう言えばじんたんの加入は最後だったな
「そろそろ始めるぞ」
:はーい
:楽しみー
四四八がそういった後、タイトルのカーソルが動き、チュートリアルが表示される。
【ピック】呪いをばらまく魔女の使い魔達を狩ります。
多く狩れば魔女が弱体化する上に、多くの品が手に入ることでしょう。少なければ実入りも少なく、魔女も強くなります。しかし、強い魔女は相応の品を持っているかもしれません。
戦った際の様子もヒントになるでしょう。
[挿絵:森を歩く子供達の後ろでパンを啄む小鳥]
》》次へ
【チェック】使い魔の痕跡を辿り、魔女の家を探します。
ピックの段階から状態が引き継がれます。生存者が多ければ、候補は増えますが、情報も増えることでしょう。民衆から役立つアイテムを貰えることも有るかもしれません。
しかし、多くの使い魔を失った魔女は用心深く身を隠していることでしょう。
[挿絵:森の夜道で小石を辿る子供達]
》》次へ
【ノック】集めた情報から魔女の家を見破ります。
複数人で狩りに来ている場合は会議後の投票で決定します。
ここでの成否で得るものの変化はないので、外す意味は無いはずです。
[挿絵:お菓子の家の扉を齧る子供達]
》》次へ
【クック】魔女を倒しましょう。ノックの段階で、魔女を外していた場合、トリックを1つ受けてしまいます。
倒した際、倒さなかった使い魔の分の報酬も得られます。
[挿絵:何かを大きな竈に押し込む女の子]
》》次へ
:俺、オンラインは脳死殲滅ルームしか入んない
:推理ルームは地雷多いから数回やった後は鍵かフレに限る
:グレかま、小説版だとグレーテルは母親を濡れ衣きせて焼いてんだよな
:推理重視なら使い魔をさぼった方が良くて、脳筋するなら甘粕すればいいのか
ロードが終わり、キャラクター作成が始まる。
キャラクター作成時、【火熱】【薬益】【凍血】【隔理】【抗耐】【療陽】の6つの特性から1つ選択できます。
【火熱(ウィザード)】
最も攻撃的な特性です。
殆どの魔女に対して有効ですが、加減がきかず只人を巻き込みやすいので、注意が必要でしょう。
【薬巧(ケミカル)】
仲間や只人の治療も出来ますが、攻撃の方が得意な特性です。
強力で搦め手も使えますが、魔女に対策されやすく、一部非常に相性の悪い魔女がいます。
【凍血(ハンター)】
チェックの段階から魔女にダメージを与えることの出来る唯一の特性です。
使い魔を倒すと魔女の体力の最大値を削ります。
一方、攻撃のクールタイムが長く、直接魔女と戦うのは苦手です。
【隔理(ボーダー)】
使い魔から只人を守り、使い魔の追加発生を防ぐことができます。
魔女の強化を剥がすことができ、殆どの使い魔に非常に強いです。
【抗耐(タフネス)】
ダメージや呪いを受けるほど強くなる大器晩成タイプの特性です。高い体力と呪い耐性を持ちます。
強くなるまでの立ち回りが大事になるでしょう。
【療陽(セラピスト)】
只人と仲間を癒す結界を張ったり、直接回復させることのできる特性です。
治療のエキスパートですが、反対に攻撃する事は非常に苦手です。
:読めない
:カッスが選ぶものは決まったな
:じんたんはどっちだ
:じんたんに薬巧選んで欲しい(すぱぁ)
【小寒のコールド】
生まれたての魔女。只人には厄介な相手だが、戦闘能力は低く、油断しなければ魔女狩が負けるような相手ではない。
上位の魔女を狩る際にランダムなプレイヤーに必ず発生。
魔女に狙われやすくなり、倒されると魔女が回復する。
マルチプレイモードの待機エリアである円卓で4人が座っていた。
燃える丸太を背負う【火熱の狩人AMAKASU】、両手から冷気を出す【凍血の狩人HELLTH】、グローブを付けたタンクトップ姿の【抗耐の狩人YOSHIYA48】、ゆったりとした浅黄色のロープを着た【療陽の狩人JINRON】がいる。
:PTバランスわるっ。使い魔依存型3人かよ
:↑カッスが3人分だから半々
:彫りが深くなってるけど、全員アバターに似てるな。クリームに至っては解像度と装備ぐらいじゃん
:どこ行くの?
:じんたーん。起きてる?
:カッスには近づけんな
「最初は
「何故だ?」
「当然だな。おい、夢から帰ってこい」
「......ん?どうした。もう俺が恋しくなったのか?」
「分けのわからん寝言は止めろ。黙って画面だけみてろ」
:寝ても覚めても夢見てるなあ、じんたん
¥4000 おふとん4枚どうぞ
¥2000 寒いからこれも使って
¥10000 どれ、暖かくなったろう
:道士ぇ・・・
:こいつら楽しそうだな
ターゲット 震える小さな寒村
夕暮れの村の入り口に4人のキャラクターが立っている。
中では、ぬいぐるみのようなデフォルメされた目口のある白い球体がくしゃみの反動で宙を移動している。
:分割画面なのか、まあ、最近テレビデカいもんな
迷いなく
:戦神館のフリーダム枠が逝ったか
:じんたんの千鳥足どうやってんの、スティック操作でそんなブレんだろ。逆にむずいわ
:じんたん視点で酔ったのでこっちきた
:あれでなんでリジェネ全員に蒔けてんの
「四四八、連携はどうする?」
「甘粕が火熱選んでいる時点でな。お互い巻き込まれないように上手く立ち回るしかないだろう。無難に住人の保護を受け持とう」
「そうだな。次があれば薬巧に変えさせたい。本当に俺の言葉を聞くなら同士討ちを避けて欲しいんだが」
:30秒毎に言えば守るぞ
:お前たちなら乗り越えられる!
:FF可能なゲームを選ばないのが正解だぞ
:じんたんなら当たっても誤射じゃないよな
:↑当たっても当たってないからな
2手に分かれ、使い魔を狩っていく。
日が沈み、システムメッセージが表示されてロード画面になる。
【チェック】に移行します
【増悪のキャンサー】
隠密性と召喚術、呪いの複雑さに優れた魔女。
戦闘能力は余り高くないがタフなので、呪いの対策をしなければ、呪い殺されてしまうだろう。
【チェック】
道が使い魔の残骸でまばらな白い水玉模様になっている。
窓明かりの漏れている家は11軒あるようだ。
容疑者は、
『可愛らしい家のエプロンドレスの娘』
『パン焼きの家の恰幅の良いおばさん』
『教会の糸目のシスター』
『領主の屋敷の当主』
『納屋の勝ち気な少年』
『葡萄茂る家のおじいさん』
『花壇のある家の双子の弟』
『白い家の居眠りする父親』
『小さな家でぶち猫を飼う淑女』
『煉瓦の家で毛糸を編む乳母』
『暖炉の家のおばあさん』
:このパート嫌い、ザクザク狩らせて欲しい
:11軒って大分残ってるな、外すと辛い
「まず、始まった時に一番数が多かったところを見るか」
:俺、よく使い魔狩りしてる間に忘れる
向かった先は葡萄が壁に生い茂った家だった。
使い魔の痕跡は中規模で片寄り無く残っている
「ここが当たりの可能性は高いな」
:魔女の家は扇形、均一、大規模の3パターンだっけ
中に入り、住人のおじいさんに話しかける
『儂は40年、ここに住み続けている』
『魔女の雪は5年前から現れた』
その後、怪しんでいる順にまわった。
そのまま、時間ぎりぎりまで3人で議論する。
:じんたん参加・・・いや、そのままでいいな
「コールドなら単純に考えていいだろう」
「証拠もあったからな」
:どれだ
:■■かな
:そわそわしてきた。脳死高速周回部屋いく
【ノック】に移行します
【ノック】
今までのフェイズで得たヒントを使い、『葡萄茂る家のおじいさん』を魔女と宣言した。
おじいさんの住む家をすっぽりと覆う金色の魔方陣が出現する。
[魔女が真の姿を現します]
【クック】に移行します
【蝕事のコレラ】
古くから存在する魔女。生きるために欠かせない食事を媒介に呪いをばらまく。
正体さえ分かっていれば、恐れる相手ではない。
【クック】
葡萄茂る家の窓から金色の
現れた魔女の元に使い魔が集まり、魔女の号令で散っていく。
:顔とかぐっちゃぐちゃで下手くそなのに6段積めてるのが謎
:じんたんの方がまだ上手く作れ・・・た気になれる
:カッスなら60段重ねできる
:よっしーなら嫁の雪像作る
:クリームちゃんはえっと、写実的に作る
戦いながら、丁度良い話題だったのか雑談が始まる。
「いや、私だって雪だるまぐらい普通に作るが」
「そうか?それと分かる雪だるま作れたのは俺の見てからだろうが。カッスは神の杖作ってたな」
「最初のは足りなくなった甘粕にやったから、無効票だ」
:じんたんは作れたの?
「鍋の後だから、こいつは居ないぞ」
:あー降ってたな
:クリームちゃんの初号機気になる
「全部神の杖が倒れて砕け散ったが」
「何、その後大きいものを全員で作ったので良し!」
:あっ・・・
:兵器転用されたか・・・
:むしろ大の大人が何でそんな真面目に雪遊びしてんの
そんな話をしながらも、戦闘は進み、
そのタイミングで四四八を中心にオレンジ色のサークルが広がる。
:リジェネ陣か、じんたん白痴言われる割結構に動けるよな
:白痴って何?
陣が張られた直後、サークル内が焼き払われる。
:こっちでもいいコンビだな
:↑でもヨッシー&カッスでも同じこと言うんでしょ?
:↑そもそも合わせるの上手い奴二人いるからな
そこにクリームヒルトが殴り込み、そのまま駆け抜けて離脱する。
正月の半強制ゲーム合宿で上がった連携で、魔女はあっという間に倒れた。
「まあ、こんなものか」
:クリームちゃん、この手の上手いよね
:クリームヒルトって、理論的に動けるゲーム強いよな
「四四八、この後『致命級』に行かんか?」
「せめて、ひとつ前にしろ。レベルが足りん。さて、今日ここまでだ。このゲームは時間がかかるな。次回は砂塵之星開拓記予定だ。また会おう、勇士たち」
「さらばだ、勇者たち。万歳!」
「良い安息を、魂たち」
「なあ、四四八よ。雪より仙丹が降った方が皆嬉しいと、そう思うのだがどうだろうか?」
「絶対止めろ」
:おつー
:あれ、クリームちゃん?
:乙乙
¥2000 次回も期待
¥3000 真っ黒なホワイトデーくる?
¥1000 乙―
¥300 おつ
¥200 乙
思うに...、コ□ナというものは廃れた病が神様転生したんじゃないだろうか。特典に「気配遮断」「経験値増加」を取っているに違いない(゚∀。)y─┛~~
むしろ甘粕以外の盧生が何とかしてくれんかな。甘粕は駄目だ、万仙陣でもうっきうきだぞ