この人たち、年末年始にデスゲーム行ってたんですよ。
「よくぞ来た!勇者たちよ!!」
「今日は全5戦のうちの二戦目だ。前回の対戦と同じく、伍番勝負のルールは、全て共通で熟練度・手持ち数調整なし。全体で忍具1つまで。相手の情報は名付けと使用した忍術、使用された忍術以外非表示設定だ」
:初戦でも差は出てたけどここから、調整なしの影響エグそう
:過剰火力のカッスVS器用万能よっしー
「配信企画ではあるがお前がノる前に終わらせたい」
「なんだその後ろ向きな願いは。男児なら全戦全勝ぐらい謳って見せよ」
「ポケニンの育成中にお前に出会わせてはいけない忍者に気付けば、他の奴でもそう思うだろうよ」
:あー、あいつね。カッスはダンジョン寄った分、よっしーに遅れてるから知らんのか
:じんたん「好きに痴れろよ(゚∀。)y─┛~~」
:バランスブレイクしたらクリームヒルト足そう
「何にせよ、やることは一つだ。始めるか」
「応よ」
ハンデなし
にんぐ1つ(せいげんなし)
おんみつ ▼
そう言って、対戦画面を開き、レギュレーションを決めたところで甘粕のマイクから神野の声が入る。
「社長ー、やっぱりこちらに入らしたんですね。何、遊んでるんですか。社長にしか決裁できない案件あるんですから行ってきてくださいよ。年末年始に誰かさんが仕事ほっぽり出した所為で溜まってるんですからね。ほら、これに書いてありますから行った行った。配信は世界を貴方から救った大英雄が万事恙なくやり遂げてくれますから」
「おい」
:これ、俺ら聞いてて良い奴?
:ついに戦神館も真っ当な放送事故が起きたか・・・(しみじみ
「何?これからが面白くなるというのに。会社はお前に任せていただろう」
「任されましたし、社長もある日突然に超大口取ってきてくれてますので契約通りですけどね。何せ年末年始、す・べ・て私が処理しましたので、その間に済んでいるはずの案件の分で予定が押しているんですよ。社長が何件か直接訪問してきてくだされば、書類の山の数が減りますので、ね」
:ん?
:年末年始をトップ不在で廻せるとかぐう有能では?
:その社長不在の片棒担いでたのお前やぞ、べんぼう
:そうじゃん、こいつ犯人一味だよ!
「甘粕、神野。お前らなら今日まで終わるだろ、何か要らんことでもしてたか?」
「あり得ん。俺は人類の為、誰よりも強大で在りたいのだぞ」
:そういうとこだぞ、カッス
:解釈違いです
「確かに年末年始の仕事はとうに終えていますがね。新年度に新事業を始めまして、社長も遊んでいる暇は無いはずなんですよ」
「む。仕事は残っていたが、あれはお前たちなら乗り越えられる程度だろう」
「先月12日、916名が退職しましたよ」
:多いわw
:カッスの会社、従業員何人だっけ
:勇者魔王を仕事にもちこむな
「お前ら仕事が有るならさっさと行ってこい。配信は俺が受け持つ」
「むう。だが、会社も俺が始めたことだからな。済まんな、勇者たちよ。名残惜しいが、暫しの別れだ。さらばだ!」
「さっさと行って、終わらせて来い」
「すみませんね、視聴者がた。暫くお借りしますよ」
:がんばってらー
:テンション上げ過ぎて四四八以外に迷惑かけんようになー
:それでよっしー、配信どうするの?ポケニン本編?
「いや、本編を進めると俺が本来の対戦より強くなってしまうからな。丁度、新しく始める予定のゲームがある。それの前日譚と往こう」
:前日譚?
:前準備を実況付きでやるの?
「ああ。『集めろ!かいぶつの里』というゲームなんだが、それを各自3段階目拡張まで進めておくことになっていてな。その後何をするかは聞かされていないが、それまでのプレイを配信しても良いそうだ」
:アツサト3段階ってことは町になるまで?長いな
:何時再開?
「ハードが変わる上、枠名と違えてしまう故、一度配信を切る。5分後には始めるので少し待っていてくれ」
:はーい
:いくらでも待てるよ、無理しないで
「だが、彼奴があれぐらいで、仕事を溜めるか......?」
社長はドラマCDから拾いました。
カッスの会社は大正仕様(゚∀。)y─┛~~