と思ってたら、予約ミスってました;;
「こんばんは、勇士たち。英雄、柊四四八だ」
「よく来たな勇者たち。魔王、甘粕である!」
「死神、クリームヒルト・H・レーゲンシュバインだ」
「ん、俺が誰かと。なんだ忘れてしまったのか、仕方のない奴だ。あれは上海のーー」
「やめろ、黄錦龍。お前の話は長すぎる」
「さて、今日は久しぶりにグレーテルの竈をプレイしていく。グレーテルの竈は魔女を探し当てて狩る、推理探索アクションゲームだ」
\200 こんー
\1200 ピザ焼き周回しなきゃ
\600 グレかま今日で最後?
:あれ?じんたん・・・
:名前は出ましたね
:じんたんの挨拶 0勝12敗37アヘ
「そろそろ始めるぞ。今回はいよいよ最高難易度アース級に挑む」
\300 がんばれ
\2100 賞金
\1200 今日も楽勝でしたね!()
:頑張って
:ふぁいとー
「おい、まだ始めてないぞ。今、部屋を立てる」
四四八がそういった後、タイトルのカーソルが動き、難易度が表示される。
+ビレッジ級
++シティ級
+++ステート級
++++ランド級
→ +++++アース級
難易度を選択するとロードが始まった。
「部屋に入ったら、配信外でも強化しているので全員のステータスを表示する」
Tips
高位の魔女は住人を呪い、使い魔を生み出す【呪われた住人】に変異させる
ロードが終わり、全員がマルチプレイモードの待機エリアの円卓に集まる。
シリーズの始まりから様変わりした装備になっている。火炎放射器を背負った【火熱の狩人AMAKASU】、雪だるまを背負った【凍血の狩人HELLTH】、防護服にガスマスクをさげた【抗耐の狩人YOSHIYA48】、白い病衣を着た【療陽の狩人JINRON】がいる。
:ゆ き だ る ま
:そこの白いの魔女だろ
:一人病人サイド混じってんぞ
「揃ったので、今から能力を一人15秒ほど表示する。配信画面下部のリンクにスクリーンショットがあるのでそちらでも確認できるぞ」
【火熱の狩人AMAKASU】
最も攻撃的な特性です。
殆どの魔女に対して有効ですが、加減がきかず只人を巻き込みやすいので、注意が必要でしょう。
『
治療<火熱>
アクションで大きなダメージを与える。至近にいる全ての対象はダメージを受ける
滅菌<火熱>
範囲内の全ての対象の耐性を減少させる
放熱
自身の耐性を少し回復する
『
炙沸Ⅲ
魔女・使い魔へのダメージが大幅に増加する
発熱Ⅰ
全てのダメージが少し上昇する
【凍血の狩人HELLTH】
チェックの段階から魔女にダメージを与えることの出来る唯一の特性です。
使い魔を倒すと魔女の体力の最大値を削ります。
一方、攻撃のクールタイムが長く、直接魔女と戦うのは苦手です。
『医術』
治療<凍血>
アクションで使い魔・魔女にダメージを与える。使い魔に止めを刺した場合、魔女の体力の最大値が少し減少する
滅菌<凍血>
一定時間、使い魔の防御を無視する。
研究
クールタイムを少し短縮する
『技術』6/6
雪源Ⅱ
周囲の住人と使い魔の体力を一定時間ごとに少し減らす
また、<凍血>の威力が上昇する。
零度Ⅱ
使い魔へのダメージが上昇する
【抗耐の狩人YOSHIYA48】
ダメージや呪いを受けるほど強くなる大器晩成タイプの特性です。高い体力と呪い耐性を持ちます。
強くなるまでの立ち回りが大事になるでしょう。
『医術』
治療<抗耐>
アクションで至近距離の使い魔・魔女にステータス依存のダメージを与える
分析
ダメージや呪いを受ける度にステータスが少し上昇する
問診
住人の状態を調べることができる
『医学』6/6
学讐Ⅱ
受けたダメージに応じて、ステータスが上昇する
聖潔Ⅰ
呪い耐性が少し上昇する
健城Ⅰ
体力が少し上昇する
希望Ⅰ
プレイヤーの受けるダメージが若干減少する
【療陽の狩人JINRON】
只人と仲間を癒す結界を張ったり、直接回復させることのできる特性です。
治療のエキスパートですが、反対に攻撃する事は非常に苦手です。
『医術』
治療<療陽>
アクションした相手の体力・気力を回復する
セラピー<アロマ>
一定時間の間、自分の近くにいる住人の気力を回復する
クアオルト
結界を設置して範囲内に滞在している全員の体力・気力が継続的に微量回復する
『技術』6/6
安楽Ⅲ
重症になっている住人を治療したとき、対象の住人を低確率で隔離する
閉鎖Ⅰ
【チェック】の開始時にランダムに呪われた住人を1人隔離する
:住 人 を 取 り 除 く
:じんたんさあ・・・
「今回も一番民家が密集している辺りを俺が、地形によるがクリームヒルトと甘粕は巻き込みにくい位置で戦い、消耗したら
:じんたん、意思疎通取れない割に結構的確なサポートするよな。サポー・・・ト?
:甘粕は画面端安定
:じんたん要る?
全員が準備を完了し、ロードが始まる。
Tips
ステート級以上の難易度では住人が死亡すると【埋葬】され、参加した住人の耐性が減少する
ターゲット 病蔓延る星 【魔女:???】
ロードが終わると4人のキャラクターは閑散とした港町に立っていた。
街には黒い
画面に映る靄の中に特に濃い部位は7か所ほどあり、くちばしのある鼠の頭部のような形をしており、移動の痕跡が尾のように伸びている。
静かな町に笛のように高い声でジジッ......と鳴き声が響いた。
:アース級の港町
:「黒 鼠 病気」 隠す気ある?
:こいつら耐性高いんだよなあ。すぐ増えるし
:ペストは世界規模ではない。いや有名どころではあるけど
操作可能になると真っ先に甘粕とクリームヒルトが動きだす。
「このマップだと私は南西だな」
「大船に乗ったつもりで居てくれ!」
「おい甘粕、そっちに行くな。お前は南にしておけ。そっちは密集地が近い。クリームヒルトはこの辺りで少し狩ってから西に向かってくれ。黄はそこに居ろ」
黄錦龍はぶつぶつと妄言を垂れ流しながら、クアオルト*1を発動する。
:結界もう張るの
:よっしー、結界そこで合ってますか?
「ああ、このタイミングならこのフェイズにもう一度発動できるし、クリームヒルトにここを任せられる」
:最高難易度<甘粕とじんたんの介護
甘粕が北に走っていき、四四八の画面から消えた。
クリームヒルトが能力を発動したことで、彼女の周りに雪が舞う。
「俺は東でしばらく狩ってから、ここに戻る」
その言葉と同時に視点がぐるりと半回転し、走りだした。
移動中も2体の使い魔を見かけ、殴り倒しながら進むと4,5体は居そうな大きな靄のかかった市場が見えてくる。
「クリームヒルト、東は5体ほどだ。そっちはそろそろ終わったか?」
ゲーム内では離れていても、ボイスチャットでは会話できるため、四四八はクリームヒルトに話しかける。
「あと2体だ。住人が黄の治療で2人消えたのでな、そいつらも狩ってから移動したい。黄はまだここにいる」
:今回、ボイスチャットありなのね
:協調性がない奴に囲まれてるだけで禁止されてたこと殆どないぞ
「わかった。なら、俺はこのままここに居る使い魔を全て狩ろう。甘粕、状況は?」
「おお、四四八。こちらは倍でも構わんぐらいだ。トレインできる使い魔であれば多少は歯応えがあったろうに」
:で、何体居たんですか?
「何、ほんの10体程よ」
:はいはい、魔王魔王
そう話しながら戦っている間に四四八の体力は3割まで減り、使い魔が分裂して1体増えた。
:アース級ペスト面倒くせえ
:じんたんにいっぱい導いて貰わなきゃ・・・
:ピックの間にどんだけ耐性上がるかな
そのまま狩り続け、残り1体になったところで野菜の並んだ店から使い魔が1体現れた。
「黄、東の市場に重症者がいるぞ」
:じんたん来れるかなあ
:そうやってペストはすーぐ増える
:じんたんとカッスはよっしーの話だけは聞いてくれるから(従うとは言ってない)
:誰か猫持ってこい
使い魔が少ない場所を無視しつつ、何度か移動して狩っていると、日が沈み、システムメッセージが表示され、【チェック】に移行した。
:よっしーが犠牲を許容するなんて・・・
:じんたんとカッスがどれだけ仕事したかだな
:じんたん、4人隔離してたよ。カッスはめっちゃ移動してたから、使い魔も住人も減ってそう
:流石アース級、死亡者の桁が違う
:じんたん、なんで何も考えてないのに戦力なってんの
:確率だけどじんたん頑張ったな
:カッスは住人のキル数を吐きなさい
:誰だよ
道が使い魔の残骸で真っ黒に染まっている。
3人で町全体を見てまわった結果、窓明かりの漏れている建物は12軒あった。
容疑者は、
『赤い家のワンピースの娘』
『パン焼きの家の髭の長いおじさん』
『教会の神父』
『領主の屋敷の次女』
『オレンジの生った家の花飾りの娘』
『小さな家の若い男』
『小さな家の新妻』
『白煉瓦の家の一人息子』
『白煉瓦の家の大柄な男』
『暖炉の家のエプロンをつけた母親』
『農家の日焼けした男』
『物置小屋の大男』
「まず、赤い家、教会、暖炉の家は魔女ではなさそうだな」
「そこは確定でいいだろう。私は白煉瓦の家のどちらかと、農家ではないかと思う」
「クリームヒルトよ、物置小屋は入れないのか?」
「私もそこは考えたが、重症者とみた」
「アース級の魔女は偽装もするからな、物置小屋の痕跡は魔女の偽装ということもありうるか」
:じんたん、参加して!(無茶ぶり
「可哀そうになあ、俺は皆を救ってやりたいというのに。何故わざわざ魔女など作るんだ?居なければ幸せだろうに。何、なるほどなあ。道士もそう思うか。皆、俺に救って貰いたくて――」
「黄、そろそろ黙れ」
「どうした、四四八。ああ、何、俺は理解したぞ。俺に抱きしめて欲しいんだな?」
「それは無い。甘粕、クリームヒルト。もう一度怪しい3か所を見てまわろう」
3人とたまに追加で1人が3か所を回り、最後の1か所になった物置小屋で最後の話し合いを始める。
「白煉瓦の家の一人息子か物置小屋の大男までは絞り込めたが、最後の詰めができんな」
「黄錦龍に選ばせてやれば良かろう!奴とて盧生の一人。それに組織のトップでもあるのだ、出来んとは言わんだろう」
「俺達で怪しい方を上げて、有力な方で良くないか?」
:じんたんに厳しい四四八vs人類に厳しい甘粕、ファイ!
判断要素を挙げていくも確信を持てるほどの情報が出てこないまま時間が過ぎていく。
:このノーミスでも最後は運が絡むマインスイーパ感
:マインスイーパの4隅を許すな
:盧生も運要素は見抜けないのか
「結局、これ以上は詰められそうにないな。外したところで負ける気はしないからな。手を抜く気は無いが、私は2択ぐらいなら奴に任せても構わんぞ」
「なら、黄錦龍の投票が『白煉瓦の家の一人息子』か、『物置小屋の大男』のどちらかなら合わせよう。俺達は残り30秒で投票だ」
「よし!黄よ、お前の心眼で見抜いて見ろ!!」
:だからカッスはどこから目線だよ
「投票は決めたのだから、後は魔女戦について話そう。といってもランド級と作戦は変えていない。ヘンゼルが敵を引き付け、こちらの土俵で戦う」
「大体は黄の張った結界から見える範囲の開けた場所だな。今回もペスト相手なら開けた場所、さらに言うなら家屋の少ない場所だ。市場にあった広場は家屋が多い、港の砂浜が理想か」
「とはいっても、白煉瓦も物置も住宅街だからな、行けて隣の果樹林になるだろう」
:よく覚えてるな マップの固定建造物なら覚えてるけど
【ノック】
黄錦龍が『物置小屋の大男』に投票し、3人が追って投票したことで、『物置小屋の大男』が魔女であると宣言された。
彼いた小屋をすっぽりと覆う金色の魔方陣が出現する。
魔女狩りたちは集めた情報を元に『物置小屋の大男』を拘束しました
[魔女が真の姿を現します]
【クック】
ムービーが始まり、物置小屋から金色の輪に拘束された、黒い煙を吐く横笛を持った暗黒時代の音楽家のような風貌の陰鬱そうな美女が現れる。
魔女は小動物の毛皮を繋ぎ合わせたコートを羽織っていたが、脱ぎ捨てて、その上に降り立った。
\1000 正解おめ
\800 これは勝ち申した
\2220 供養
\500 (=^・^=)
:ぬ・・・ぬこーーーっ!!
:これ、一時停止して見ると猫の毛皮なんよな
ムービーが終わり、4人が動き出す。
魔女からは10数発の丸い耳のついた蛇行する靄が吹き出し、魔女が再び宙に浮かぼうとする。
そこに甘粕が飛びかかり、魔女が炎上した。
クリームヒルトは炎から溢れでる火花を避け、靄を打ち払い、四四八は上がりきった耐性を活かしてそのまま魔女に殴りかかった。
ほぼ同時に黄錦龍のよって結界が張られる。
魔女は虚空から新しいコートを取り出し、ヒラリと羽織るモーションと共にいくつもの小さな斬撃が至近距離にいた甘粕と四四八に当たる。
四四八には微々たるダメージだったが、甘粕は体力が3割削れた。
「避けられただろ、甘粕」
「何、与えたダメージ比べれば掠り傷よ!」
:掠り傷(大技受けたら即死圏内)
甘粕は空中で跳んで黄錦龍の前に着地し、治療を受ける。
その甘粕を魔女は追って、攻撃する。
その隙に四四八とクリームヒルトが攻撃を叩き込む。
:ヘイト入れても普通この動きはしないな これ、甘粕がヘンゼルか
:甘粕タイプがヘンゼルだと分かりにくいんだけどわざと下がった?
「俺がヘンゼルだ!」
:兵器の名前か何かだっけ・・・
:ヘンゼルとは・・・?
「そのようだ」
「ならば私はダメージコントロールせずとも良さそうだな」
「俺も積極的に攻撃するか」
:カッスのノリに慣れ切ってるな
:カッスの火力ならそうなるか
甘粕は魔女を引き付けながら、果樹林に向かう。
:ヘンゼルプレイヤーのPS高ければバフになるのか
:アース級ヘンゼルでよく誘導できるな。ランド級なら相手次第では出来るけど
果樹林が見えてきたタイミングで甘粕の足下に黒い大きな円が出現し、そこから無数の黒い泡が空に向かって登ってきた。
「いつ来るのかと思っていたぞ!」
そういった甘粕は跳躍して足下に火の海を生み出し、炎上する大地の端に着地して、燃えながら泡を潰しつつ果樹林に駆け込んだ。
泡の勢いが減衰してくると範囲外にいた四四八とクリームヒルト
:も、もえるーっ
:枯れて無ければ燃えない(こともある)
:結界から遠くない?
:カッスとペストのスキル考えるとこのぐらいの距離になるか 住宅じゃなきゃもう少し近い方がいいんだけど
果樹林に戦場を移し、盧生と魔女の戦いは続けられた。
世界でもトップクラスのPSを持つ盧生たちに難易度補正で抵抗する魔女。
そして、何度目か四四八の拳が閃光と共にヒットした時、魔女は拘束していた輪を破壊した。
自由になった魔女は、月を背にして速度を増して飛んでいくと同時に、地面全体にモノクロの水玉模様が広がっていく。
陰になった魔女のシルエットが月の模様を鼠に変えた。
四四八、甘粕、クリームヒルトは白い水玉にそれぞれ移動した。
:来るぞ!ゆーま!!
:じんたん、死ぬぞー
全ての黒い水玉から水柱のように靄が勢いよく吹き出した。
更に魔女から溢れる靄による攻撃も加わる。
巻き込まれた黄錦龍の体力がガリガリと削れていく。
四四八たちは振り返りもせずに魔女を倒しに向かう。
直後、白い水玉から真っ黒な鼠がずるりと這い出てきた。
「何、奴も盧生、あの程度では死なんよ!」
「結界に居るなら生きてるだろ」
大技の後の一瞬の硬直の隙に3人が攻撃を叩き込む。
:あ、じんたん生きてた
その後もお互いの体力を削りあい、もう一度柱が立っつ。
黄錦龍は白い水玉から現れた鼠に齧られたものの回復が間に合い、魔女は硬直の隙を再び突かれる。
「これがとどめだ!」
四四八が甘粕の攻撃に巻き込まれ、画面が赤く染まった。
魔女狩りたちは呪いの根源を断ち、徐々に世界は日常へと戻っていった......
「さて、なんとか放送枠内で終わったな。また会おう、勇士たち」
:放送枠意味あるの?
「さらばだ、勇者たち。万歳!」
「良い安息を、魂たち」
¥600 またやってほしい
¥2000 上手いのに参考にならないのなんなの?
¥1200 おつかれー
:おつー
別に脳筋ではないし寧ろ賢いはずだが、奴は勝手にハジける(゚∀。)y─┛~~
次回、年明けと被ったため若干ずらして1/1 0:10予定です
そばもん食べてから読んでください