戦神館チャンネル配信中!   作:吉貝 雷

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小説自体の最終回ではないです


【盧生結集】砂塵之星開拓記 16粒目【サバイバル】

「こんばんは、勇士たち。英雄、柊四四八だ」

「魔王、甘粕である!!」

「死神のクリームヒルト・H・レーゲンシュバインだ」

「黄錦龍もおるぞ!」

:今回のじんたん係カッスか

:ん?

「今回は市民100万人以上で行える建国を行う」

:流石に多すぎてよっしーの視点、カクついてきたな

:クリームちゃんはクオリティ下げてるよ

¥500 PCスペック カッス>じんたん>よっしー≧クリーム

 

:クリームヒルトのPCも大概なスペックしてるけどセージ族製と比べるとな

:クリームちゃん、2Pセージ追い出したから・・・

:よっしーママが聖母すぎるだけで誰だって追い出す

:っじんたん

 

「今回も『都市帳簿』を表示する。30秒で閉じるからな」

開拓地名『八命都市』  緑の月十六日

 

市民 1,000,084人 [詳細]

民家 97,026戸 [詳細]

密集度 76% [詳細]

快適度 92% [詳細]

 

活動効率 94% [詳細]

 

所持金 晶貨184,300 金貨4,021 [詳細]

 

「見ての通り、配信外で市民100万人を達成してしまっている」

:オートセーブじゃしゃあない

:作業乙っしたー

 

¥500 おつおつ

¥2000 おめでとうございます!

¥800 おめー

 

「では、宇宙船(NPC町)に行ってイベントを起こしにいこう」

「応よ!」

「漸くだな」

「善哉、善哉。お前たちは本当に俺が好きだな。つまりは皆を幸せにしたい、ということだろう」

「大筋は間違いないな!俺はその過程も人類には必要ではないかと思うが、お前ならば手段はそのままで善かろう!」

:やめて

:とめて

「お前らが言うと洒落にならんから止めろ」

「甘粕。飼い犬を自称しておいて、何度やらかしたら懲りるのだ」

:いうて、一般的にはクリームちゃんも大g・・・

壊れた宇宙船に繋がるように作られた村に、八命都市の管理者である四四八が入ると宇宙服を着た人がやってきた。頭上には"captain(船長)"と表示されている。

 

captain(船長)は身振り手振りで宇宙船に向かうのでついてくるようにと伝えると、宇宙船に向かって歩き出した。

 

キャプテンを追って、宇宙船に入り、中は青白い照明の光で照らされた通路を進む。

連れて来られたのはコックピットで、全員が中に入ると扉が自動的に閉まったが、扉に重なっていた黄錦龍が部屋の外にはじき出された。

:おいっ

:このイベント出れたんだ

:バグ?

「いや、ゲームシステム自体の仕様で流砂ブロックに押し出されるのと同じ判定だ。仕様上あり得ることだが、イベント発生直後にドア方向にわざわざ移動でもせんと起きんぞ......」

呆れた様子の四四八の声と甘粕の笑い声が重なる。

「良いではないか!何、視聴者殿たちはこういうのが好きなのだろう?」

:合ってるけど釈然としない

:人の心がわかる魔王だからな(ただし空気は読まない)

 

キャプテンは座席に座って手を小刻みに動かし始めた。何かを入力している。

 

「このイベントは初めてなんだが、終わる前に出ることは出来るのか?」

そういって甘粕は扉のある壁を掘り始める。

「宇宙船はモード自体を変更せん限り壊せんからやめろ」

「ほう、イベントが終わるまでに黄錦龍が何を為すか楽しみだな!」

「やめろ」

:宇宙船マップで閉じ込められたら詰み?

「いや、イベントが終わると全員が宇宙船の入り口に戻される仕様だ」

 

アンロック 実績『旅の末』

チャット欄にゲーム内のメッセージが出ると、クリームヒルトが読み上げ始めた。

電子音声「こちら、移民船404.82.301号統括AIです。当船は現在、トラブルにより臨時停泊しております」

電子音声「臨時停泊マニュアルに基づき、異星交流マニュアル、船外行動キットを配布しております......。

乗客IDが確認できません......。現地住民対応に移行します......。ホログラムが起動できません」

メッセージがゲーム内のチャット欄に表示されたが、彼はそのまま入力を続けている。

 

:臨時停泊(数百年)

:よく今まで機能生きてたな

「この宇宙船に使われている素材がこの星に無いために分解されないまま残っているらしい」

「確か軽銀と隕鉄の合金だったか?」

:確か古来のカタナと同じ金属だからとってもジョウブ!って設定

:その理屈はおかしい

:なんで軽銀単体は砂になるんですか?

:刀って丈夫なイメージまるでないんだが

 

「アーカイブを読む限りはそのようだ」

 

電子音声「要請コードの入力を確認しました。都市構築キットの使用許可を承認。第6倉庫、管理番号4-2-3のロックを解除します。管理番号4-2-3を搬入口に輸送しました」

それを最後にメッセージは止み、コックピットの扉が開く。

 

コックピットを出てすぐにコンテナ型の宝箱が置かれていた。

回収のために移動すると倉庫の中に黄錦龍が見えた。

甘粕は倉庫の中に入り、黄錦龍に一声かけて倉庫を探索しはじめた。

黄錦龍は特に反応することなく倉庫内の通路をウロウロしている。

 

「見ろ、この列は棚の素材が違うぞ。破壊できるか試そうではないか!」

カツカツと棚をつつくと、アイテムが散らばった。

:この倉庫、宝箱あったんだ すぐ、イベントのコンテナ行ってたから知らんかった

 

「なんだ、ここでもレーザー武器が手に入るのか」

:好きじゃないって言ってるけど絶対兵器とかメカメカしいのとか大好きだろ

 

「黄錦龍......、もう一度娘たちに説教されてこいよ」

:カッスは?

「甘粕は理解した上でやってんだよ......」

:パパお疲れ様

「どの道、回収すればここを出るのだから放っておけ」

四四八にそう言ったクリームヒルトはコンテナを開ける。

 

中には、通貨や各種金属と、"酸素循環装置""重力制御ブロック""衛星昇降機""半永久動力ブロック"が入っていた。

:じんたんマップの重力ブロックってここで手に入るのか

:重力制御ブロックはポットからも出るよ

「ここにあるアイテムは"半永久動力ブロック"以外なら、確立は低いが墜落ポットからも手に入る」

「目的を覚えてない奴と馬鹿をしだしたのが居るからさっさと出よう」

そう言ったクリームヒルトが取り出すと4人は宇宙船の外に転移した。

 

「イベントはこれで終わりだ。あとは実績ぐらいだな。俺達の都市に戻って建国しよう」

「四四八、建国には"半永久動力ブロック"だったな。お前に渡しておこう」

 

4人で町に戻ると、四四八は"半永久動力ブロック"を取り出す。

「いよいよ、俺達の国の完成だ」

「1年かけたことを考えると感慨深いな」

「何、そこからもまた始まりよ!」

「善哉、善哉。皆、よかったなあ」

:おめでと^^

:クリームちゃんに感慨なんて感情あったんだ

 

ブロックといくつかの素材を町に使用すると実績の表示と同時に町が変化する。

 

アンロック 実績『安住の地?』

 

町の外縁部に四方に立派な門のある金属の壁が出現し、壁の上にはゲームロゴの入った旗がたっている。

 

国名を入力してください

 

"戦神館"と入力すると旗にも"戦神館"と表示された。

 

「これで建国完了だ」

「ここまで良くぞついてきた!」

「感謝する」

 

\5000 おめでとうございます!

\2000 おめでとう!

\600 おめでとうございます!

\200 おめー

\1200 おつかれさまー

 

「ありがとう。今後はこれ単体で配信することは無いが、愛着もあるので雑談企画などの際にまた訪れるつもりだ」

「なかなか面白かったんだがな。また、このような企画を遊びたいものだな」

「俺に1つ考えがある。楽しみにしておくがいい!」

「んむ、皆を幸福にしてやろう」

「待て。俺が一切聞いていない辺り胃が痛むんだが」

「なんだ、なまったか?四四八」

「違うわ!」

 

「名残惜しいが、今度こそ時間だ。また会おう、勇士たち」

「お前たちと戦う日を楽しみにしているぞ!勇者たちよ!!」

「さらばだ、魂たち」

「良い夢を見せてやろう」

:おつー

:なんか不穏なのおるな

:乙

:なんかイベントやんの?

:お疲れ様




バレンタイン付近でも投稿予定です(゚∀。)y─┛~~
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