・名前 シライシ
・身長 167cm
・体重 増減なし
・誕生日 1月31日
・靴のサイズ 左右とも25,5cm
・B74 W58 H80
ゴールドシップに担ぎ上げられて部室を出てから、三十分程の時間が流れた。
あれから私は、トレセン学園校舎の生徒会室に連れていかれることなく、食堂へと担ぎ込まれた。 本来ならば、チーム加入の手続きに必要なプロフィール書類を、生徒会室まで取りに行かねばならないのだが、なんとゴールドシップはいつの間にやらその書類をあらかじめ一枚拝借していたのだとか。
最後の頼みの綱として、泣きつこうかと考えていた生徒会も封じられ、とうとうなす術のなくなった私は終始ゴールドシップに見張られながらプロフィールを書き終えた。
ゴールドシップは、私が机上にボールペンを置いたのを見ると全欄記入済みの紙をひょいとつまみ上げ、溢れんばかりの笑顔を見せて
「じゃあ、これはアタシが出しとくからシライシはマックイーンのとこに先行っててくれ。アタシもすぐ行くからよ! 」
と言って駆け去って行ってしまった。
この少ない期間で彼女の破天荒さは身に染みて感じたが、不意に見せる先ほどのような笑顔や、黙っているときの大人しげな表情など、同姓の私が見ても美しいと思うのに…なんとも残念な人だろうと思ってしまう。
兎に角、こうなってしまった以上、下手に抵抗を続けると事態がさらに面倒なことになるだろう。 私は抵抗の限界を悟り、彼女に言われたようにメジロマックイーンのところへ向かうことにした。
※※※
数分歩いた末、私はあの小ぢんまりとした部室まで戻ってきた。
引き戸をスーっと引き中に入ると、そこにマックイーンの姿はなく、彼女が読んでいた小さな本がテーブルの上に置かれているだけで、部室の中はもぬけの殻だった。
何か用事があったのか、はたまたトレーニングへと行ってしまったのか、それともただトイレに行っただけなのか。 考えられる可能性はいくつも存在するが、大事なのは私が今、どうするべきかである。
これはよしとさっさと逃げてしまっては往生際が悪いだろうか。 ここで待っているにしても、マックイーンとゴールドシップが戻ってくるという確証はない。 マックイーンを探しに行って、すれ違いにでもなってしまったらこれ程悲惨なことはないだろう。
果たしてどうするべきか……。
うーむと唸り声をあげ頭を悩ませていると、ガラッと勢いよく部室の戸を開ける音がした。
「マックイーン!…あれ?マックイーンいないの? 」
後ろを振り向くと、茶色の髪を後ろで一つにまとめた小柄なウマ娘が立っていた。
「おっかしいなー、今度併走しようって約束したのになー……そこの君、どう思う? 」
「えっ!?いやぁ…約束は守るべき…かな? 」
突然話題を振られたのに焦りつつ、彼女の質問に答えると
「だよねだよね! 君! わかってるじゃん! 」
と大して気分を害すことなく、上機嫌そうに語ったのでひとまず胸を撫で下ろす。
「うーん…でもこのままだと僕の予定がなぁ。今日は併走する気分だったし…… 」
なんだか困っているようだ。それにしても真面目そうなマックイーンが誰かとの約束をすっぽかすとは思えないのだが…。
そんなことを考えていると、小柄なウマ娘は突然大きな声で
「わかった! 僕閃いちゃったもんね! 」
と幼い子供のような甲高い声で叫ぶと、自身の細くて小さい、妖精のもののような人差し指を私の方に向けて言い放った。
「君がマックイーンのかわりに僕と走ってよ! 」
シライシの体格については、体格がほとんど同じくらいのフジキセキを参考にしました。