転生したら×Undertale   作:めたるぅ

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キャラの性格とかあやふやかもしれないのでご了承ください。





一話 イビト山へ行こう

ーーイビト山。

入ったら最後、生きて帰って来れないと言う伝説の山である。

これまでも何人も飲み込んできたその山は今なお語り継がれている…。

 

 

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー    

 

 

 「暇だ…。」

 

 そう、今俺は暇なのだ。

 ユウキとの決戦の後、魔物の国(テンペスト)はめざましい発展を遂げた。

 もはや、元の世界となんの遜色もないレベルなのだが、実際利便性は明らかにこちらの方が素晴らしい。

 なんといってもこちらの世界には魔素がある。

 魔素を使えば大抵のことはできてしまうのだから恐ろしい。

 工事をするにも、重機は必要ない。移動手段は音速の飛行船。

 能力を使えば大抵の問題はクリアされ、故に発展は早かった。

 自分のすることといえば、執務室で報告を聞くか、街の様子を見て回るくらいである。

 

  「では、ピクニックなどいかがですか?」

  

 シオンが、そんな提案をしてきた。秘書としていつもそばにいるが、シュナとよくその立場を取り合いしていて、日によって俺の側にいる人は違う。

 どうやら今日シオンの日のようだが、なんでいきなりピクニックなんだ?

 

 「それがですね、最近面白い都市伝説が書かれた本を見つけまして、ぜひそこに行ってみたいのです!」

 

 どうやらシオンが行きたかっただけのようだが、都市伝説?

 にわかに興味が出てきた。

 

 「それが、一度入ったら生きて帰れないという伝説の山なんですが、その山にはとても綺麗な金色の花が咲いていて、希少なんだそうです。一度行ってみませんか?」

 

 なんとお約束のパターンだろうか。

 入ったら帰ってこられないなんて、元の世界にはよくあった。

 それこそ、ぼったくりバーにでも入ったら大金払うまで帰れない。

 それはそれで怖いが、今回はそう言うわけでもないらしい。

 詳しく聞くと、実際に何人かこの山に飲まれて文字通り帰らぬ人になってしまったようだ。

 なんらかの魔物の仕業ではないかとささやかれているが、そんな危険な魔物がいるなら、野放しにしておくのも危険かもしれない。

 調査も兼ねて行ってみようか。

 

 『私も少々気になります。特に希少な花というのが気になるのですが、検索にかけてもそのような花は見つかりません。どうやら新種か、未だ未知の花かもしれません。』

 

 おっと、シエルさんも興味津々なようだ。

 これは行ってみる価値があるかもしれない。

 

 「んじゃ、せっかくだしみんな連れてってみるか、ディアーー」

 「お呼びがかかるのをお待ちしておりました。」

 「お、おう…。みんなを集めてくれ。」

 「承知しました。」

 

 優雅に一礼に、部屋を出て行った。

 なんでいつの間に部屋にいるんだよ、、、。

 俺の魔力感知に引っかからないとは侮れない。

 流石の大悪魔だ。

 

 

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 結局、集まったメンバーはディアブロとシオンとベニマルだけであった。

 他のメンバーはちょうど忙しくて、今は手を離せないらしい。

 ということで、4人でランガに跨って行くことにしたんだが、

 

 「ランガ。」

 「はっ、なんでしょうか!」

 「いくらなんでも飛ばしすぎだよ!」

 

 本来飛行船で行くなら1日かかるところ、ランガなら45分だ。

 音速の何倍か。

 計算するだけで頭が痛くなる。

 乗ってる間、ランガは多重結界や「星風之王(ハストゥール)」を駆使してとても居心地の良い空間を作り出していたけど、それがなければとっくに吹き飛ばされている。

 久々の遠出に張り切ったのだろう。

 そんなこんなで早速ついてしまったが、たしかにおどろおどろしい。

 いかにもな見た目の不気味な山だ。

 イビト山というらしいが、他にも曰く付きらしく、見たことない魔物が降りてきて子供を殺したとか、えらく具体的な伝説だが…。

 

 「未知の魔物がいるらしいし、一応注意して進めよ?」

 「まさか私たちより強い魔物がいるわけでもありませんし。リムル様は心配性ですね。」

 「クフフ、では、私はお側に控えておりますゆえ…」

 「あの花を摘めるといいんですが。」

 

 なんて話しながら山の深くに入っていく。

 今のところそこら辺の山と大した違いはないようだが、さてどうだろう。

 おそらく山で子どもが遭難してしまって、大人たちが子供を山に入れないために出来た伝説なのではと勝手に推測してしまう。

 そんなことを考えていたら、開けた場所に出た。

 

 

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 目の前に大きな穴が横たわっている。

 ベニマルはその穴に何か不吉なものを感じ、少し身構えた。

 確かに、山に大穴が空いていたら危険に感じるが、この穴は何か異質なものを感じるのだ。

 それに、周囲の空間はほんの少し歪んでいて、この穴に向かって引き込まれているようだ。

 

 「あっ!ありましたリムル様!金色の花ですよ!」

 

 突然シオンが声を上げた。穴を挟んだ向かい側に金色の花が咲いていた。

 しかも結構な数。

 確かにとてもきれいだ。

 なんて見惚れてしまったのが間違いだった。

 突如穴が広がり、リムルの足元が消失した。

 あまりの出来事にリムルもシオンも反応できなかった。

 落ちたところですぐに上がって来れるとふんで、リムルもたかをくくっていたのか、あまり焦っていない。

 一瞬遅れて手を伸ばす。

 届かない。

 そばにいたディアブロの手も空をきった。

 

 「「「リムル様!!」」」

 

 リムルは暗い穴の中へーーー地底の世界へとおちていく。

 




不定期更新なのでよければお付き合いください!
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