転生したら×Undertale   作:めたるぅ

5 / 8
原作とは少し違う展開になるかもしれない、、


五話 戦いたくないけろ

 

 

 

 遺跡探索を続けていると、トリエルは用事があるとか言ってどこかへ行ってしまった。

 

 「ここでまっているのよ?ひとりであるきまわると、きけんですからね。」

 

 そう言ってトリエルは携帯電話を渡してきた。

 何故人間がいないのに携帯があるんだ。

 また謎である。

 にしても、この世界の魔物は、「思念伝達」ができないのだろうか。

 となると、一概に元の世界の魔物と一括りにするのは間違いかもしれない。

 トリエルもさっきモンスターって言ってたし。

 ちょっと違うのかもしれない。

 …少し移動してみるか。

 トリエルは動くなって言ってたけど、暇すぎる。

 大抵の事なら、シエル先生がなんとかしてくれるだろうし。

 今も、魂に充填された謎エネルギーを嬉々として解析中だ。

 次の通路に進んでみる。

 落ち葉がたくさん。

 カエルが一匹。

 

 「ニンゲンさん、きいてけろ」

 

 うぉ、こいつもモンスターかよ。

 花といいカエルといい、モンスターがモンスターらしくないな。

 

 「モンスターとのバトルのことで、いいことおしえてあげるけろ。なにかとくべつなこうどうをとったり、たたかってひんしのじょうたいにさせると、あいてがたたかういしをなくすけろ。モンスターがたたかいたくなさそうにしていたら、みのがしてあげてほしいけろ」

 

 ほんとにゲームでもあるまいし、おそってきたからといって問答無用に殺すことなんてない。

 まずは、会話から。

 トリエルと一緒に学んだ、モンスター対処法だ。

 …あまり参考にはならなかったけど。

 カエルに別れを告げ、次の通路へとうつる。

 トリエルと一緒に通った時と同じようにパズルがあった。

 が、こちらにはシエルもいるし、自分で考えても十分わかるレベルだから、たいした問題にはならない。

 パズルを解いていると、着信音がした。

 

 〈ふかいいみはないんだけど、バタースコッチとシナモン、どっちがすき?〉

 「んー、バタースコッチかな。」

 

 転生する前、元の世界で時々食べていた、コンビニのバタースコッチパイを思い出す。

 今度シュナたちに再現してもらおう。

 あっちに帰れたらの話だが。

 

 〈とくにふかいいみはないのだけれど…、ありがとう、わかったわ!〉

 

 この流れは作ってくれるか買って帰ってくれるやつ。

 はやくこの世界の食べ物を食べてみたいから楽しみだ。

 

 

    ーーーーーーーーーーーー

 

 

 さらに奥に進むと、石が三つあからさまに設置してあった。

 床に大きなスイッチも三つ。

 乗っけろってことか?

 一つ目の石を押そうとしたが、

 

 (なにこれ重んも!!??)

 

 人間の体が非力なのか、石が重いのか、全力で押して進んだのは五センチ程度。

 屈辱である。

 いや違うのだ。

 日頃から運動してないとか、そう言うわけではないのだ決して!

 前世の俺?

 バキバキマッチョボディですけど?

 

 (助けてシエル先生!)

 『…。ではこうしましょう。石に動いてもらうようおねがいするのです。』

 (それ適当に言ってるよね?)

 『バキバキマッチョボディなんでしたよね?』

 ()

 

 ちょっと凹んだ。

 最近のシエルは煽りまで身につけて、もはや人間だ。

 演算能力はその限りではないが。

 こうなりゃやけっぱちだ。

 

 「石さん、動いてくださーい!」

 「ったくしょーがねぇなぁ!こんかいばかりはうごいてやるよ!」

 「!!!」

 

 …石までしゃべりやがった。

 モンスターなんてそんなもんだと割り切るしかないな。

 

 「サンキューな!…できればスイッチの方に進んで欲しいんだけど、なんでスイッチと反対に動く?」

 「あぁ?まえにうごけだぁー?てやんでぃ、さしずするんじゃねぇ!おれはいしかいのじゅうちんだぞぉ!?」

 

 それきり、岩は沈黙。

 へそを曲げてしまったらしい。

 短気すぎる。江戸っ子なのか。

 ふと黙った石を見つめて愕然とした。

 

 (動かす距離増えてね?)

 

 

 

 

 




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