転生したら×Undertale   作:めたるぅ

6 / 8
行き当たりばったり書いているので、展開が早いかもしれない。
あとUAが1000超えてました。これには作者もにっこり。


六話 ホーム

 

 明日は筋肉痛だろうか。

 一仕事終え、未来に想いを馳せる。

 前世(人間)の俺なら明日じゃなくて明後日だろうな。

 老いは怖いもんだと再確認して探索を再開した。

 しばらく進んだら、テーブルにチーズが置いてあった。

 さすがにパズルじゃないわな。

 ーーー!持ち上がらん…。

 とても古いものなのか、テーブルとガッチリくっついている。

 近くにネズミの穴があることから、トリエルさんがエサのつもりで置いておいたのかもしれないが、ネズミはお気に召さなかったようだ。

 

 『謎エネルギーが反応しています。どうやら特定の場所で反応し、その質を変化されるのでしょう。用途は依然不明です。』

 

 お、進展だ。

 とりあえず今のところは、俺に害を及ぼすものではないと分かっただけでも御の字だ。

 

 「まぁ、ひとりでここまできたの?けがはない?こっちへいらっしゃい。かいふくしてあげましょう。ずっとほったらかしにしてごめんなさいね。…これいじょうかくしてもしかたないわね。こっちよ、いらっしゃい!』

 

 あら、トリエルさんに見つかってしまった。

 怒られなくてよかった。

 やっぱりトリエルは優しい。

 フラウィーとは違うと信じたい。

 トリエルについていくと、可愛らしい家が姿を現した。

 トリエルのお家かな?

 

 『いいにおいでしょ?サプラーイズ!バタースコッチシナモンパイをやいたの!ここでたのしくくらしてほしいから…。だから、カタツムリパイはこんやはやめておこうとおもって。』

 

 …カタツムリが食事で出ることがあるのか。

 エスカルゴみたいなもんか?

 前世でも生まれ変わってからも食べたことはない。

 食べたいともあまり思わないが。

 自由にしてていいと言い残し、トリエルさんはパイの様子を見に行った。

 この家は2階建てで地下もあるみたいだ。

 色々回ってみるか。

 

 

   ーーートリエルの部屋ーーー

 

 

 ここはトリエルの部屋か。

 本棚や机や鏡がある、ごく普通の部屋だ。

 本棚には植物に関する本がいろいろある。

 植物好きなんだろか。

 一冊手に取って開いてみる。

 

 〔ガマ〕

   …水辺に生息する植物。その形状から「ウォーターソーセージ」と呼ばれている。

 

 ほーん。

 勉強になるな。

 ガマと聞いて思い浮かぶのは、うさぎの傷を癒したという日本神話だ。

 この世界のガマもしゃべったりするんだろうな。

 次は机を見てみようか。

 机の上には日記が置いてあった。

 流石に中身を見るのは気がひけるが、しおりが挟んであるページだけは気になるから見てみよう。

 

 〔スケルトンはどうしてともだちがほしかった?ーーさみしさがホネミにしみたから〕

 

 …さむいな。

 なんで日記にダジャレを書いてるんだ?

 トリエルは変わった趣味をもつようだ。

 

 

   ーーー子供部屋ーーーー

 

 子供部屋があるのか。

 てことはトリエルには夫と子供がいるってことだよな。

 この部屋には生活感もないし、1人でこの広い家に住んでいるのか。

 寂しいだろうな。

 2人に何があったかも気になるが、あまり詮索するのも良くはない。

 ーーー部屋の中央には、空っぽの写真たてがおいてあった。

 

 

   ーーーキッチンーーー

 

 排水溝に白い毛がたくさん詰まっている。

 何故だ。ここはお風呂じゃないぞ、トリエルさん。

 冷蔵庫の中身は…、おい、なんで明◯のチョコレートが入ってるんだ?

 この世界には明◯があるのか!?

 人がいないというのが信じられない。

 調理台の上のパイはデカすぎるので、コメントは控えておこう。

 

 

   ーーーリビングーーー

 

 リビングでは、トリエルが大きめの安楽椅子で読書をしていた。

 暖炉はとても暖かそうで、居心地のいい空間を作り出している。

 近くの本棚には歴史書が入っていた。

 この世界についての情報が少しでも欲しいため、トリエルと並んで暖炉の前で本を開いた。

 

 〔バリアに閉じ込められたら我々は、更なる攻撃を恐れ、退却した。そして、地底の奥深くへと進み続け、やがて洞窟の行き止まりにたどり着いた。我々はそこを新たなホームタウンとした。町の名前は…「ホーム」。我々の王には、あまりネーミングセンスがないようだ。〕

 

 …。

 ここに書いてあることが本当なら、あらかたこの世界の成り立ちは理解できた。

 

 『おそらく、この世界に住まうモンスター達は、もともと地上の世界の魔物だったのでしょう。亞人であり、人と意思疎通可能なのに、迫害され、この世界へと閉じ込められたのでしょう。その際に、バリアを張られ、この世界は長い年月をかけ、地上の世界と次元がずれてしまったのでしょう。だからこの世界は地上の世界と次元が近く、行き来しやすいのでしょう。モンスターも、独自に進化した、魔物なのでしょう。』

 

 胸糞悪い話だ。

 差別、迫害。

 どの世界にもあるが、俺は結構嫌いだ。

 多様性こそ大事なのだと思うのだが。

 かの独裁者は、迫害によって共通の敵を作り上げ、国民を統治したそうだ。

 果たしてそれは正しいのか。

 俺にはそうは思えない。

 

 

 

 

 




ちょっと長くなってしまいました。
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