これもいいけど、こっちじゃない!私は聖剣が欲しかった!あの光がドバァーって出るやつ!あの闇を切り裂いたり、騎士王が持ってたりするやつが欲しかったんだァァァ!!!(IFルート・ランスロット)   作:排他的

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神の使徒

「……まじでここどこなんですか……」

 

あの叫びから4時間が経ち、聖我は森の中をさまよっていた。食べ物もなく、ここがどのような世界でどんな国なのかも分からない。

 

ただひたすらに木ばっかり。森の中で聖我はさまよっていた。無限収納BOXの中にアロンダイトや戦闘機などの戦略級兵器やナイフやフォークなどの騎士は徒手にて死せずで使うアイテムはあっても食べるものは何も入っていない。

 

「……誰か私に飯を食べさせてくれないかな……」

 

そう言ってまた森の出口を探して森の中をさまようのだった。

 

 

 

 

 

とある神々しい空間にて、神っぽいけど胡散臭い奴と銀髪のワルキューレが話していた。

 

「……それでどうなさったのですか?地球からの転移者は全員ハイリヒ王国の教会内に転移しておりますが」

 

「……1人だけ居ないのだ。しかも勇者とするべき駒よりも実力は上であり、我にも届きそうな存在が居ない……ノイント、エアーストとフォースを連れて探して来い。青髪の人間だ」

 

「わかりました、行ってまいります」

 

ノイントと呼ばれたワルキューレは神っぽいけど胡散臭い奴ーエヒトの命令により、森の中でさまよっている教会内に転移していない青髪こと聖我を探しに仲間を連れて向かったのだった。

 

 

 

 

 

あれから3日が経過した……聖我は襲って来る魔物をアロンダイトで刺し殺しながら出口を探していた。

 

「お腹空いたな……疲れたな……というか本当にここどこなんですか……異世界っぽいけど……」

 

聖我は3日間飲まず食わずでお腹の空腹度、喉の水欲しさ度が限界値をオーバーフローしていた。

 

「……仕方ない、なんかの漫画で魔物の肉は美味しいとか書いてたし、なんとかなるだろ、……このウサギの肉なんかいい塩梅だな……いただきまぁーす!」

 

聖我は精神的にも体力的にも疲れ切っており、仕方なく先程殺したウサギのような魔物を解剖して比較的柔らかそうで美味しそうな部位を切り分けて、サーヴァントの超人的なスペックを無駄に使って木の枝と木の板で火を起こしてウサギの肉を焼き始めた。

 

「……刺激臭がするけど、食べられないということはないだろ、早く食べたいな〜」

 

聖我は大丈夫だろと考えているが、この世界トータスの魔物は基本的に食べられない。超回復を行える神水と呼ばれる水をぐびぐび飲むか、胃酸強化と呼ばれる技能がなければ、魔物の肉を食った瞬間にチーンとそのまま天国へ行ってしまうだろう。

 

そんなことも露知らず、聖我はウサギの魔物肉が焼けたと思い、そのまま串にさして魔物肉を口に運んでそれを食べようとする。

 

「いただきまぁー「それは食べてはいけません!」す!」

 

何処からか女性の声が聞こえたが、聖我はその忠告を聞く前に魔物肉を口に入れてしまったのだった。

 

 

 

 

 

「(エアーストやフォースから見つかったという連絡は来てないですね……青髪のエヒト様に届くレベルの転移者の方は何方に……)」

 

ノイントは聖我が探しに空を飛び回っていた。街や城の中を探したのだが全く見つからず、もしかしたら迷宮の中?と思ってオルクス大迷宮と呼ばれる迷宮に入って探したが見つからなかったので今は周辺の森林を探していた。

 

「(……これも全部あの駄神が転移失敗したのが悪い!)」

 

ノイントはエヒトに対して暴言を心の中で吐いていた。自分を作った上司なのに、ノイントはエヒトに対してあまりいい感情を抱いていない。というか、エヒトに神の使徒と呼ばれるワルキューレは全員命令は聞くけど基本的にはエヒトが嫌いである。

 

「(……その人なら駄神殺せませんかね……そしたら永遠に仕事しないで済みそうです……)」

 

ノイントは聖我にエヒトを殺してもらって労働から解放されようとしていた。長年働いてきたのだからもう働かなくていいだろう。そう思って。

 

「(……あれ、なんで火が着いているんでしょうか?…………魔物の肉を焼いている!?不味い!食べようとしているなら死んでしまう!)」

 

ノイントは森の中で煙が出ているのを見て青髪の人間、聖我を見つけて魔物の肉を焼いていることを知って慌てふためく。

 

「食べようとしているし!?」

 

魔物の肉を串に刺してそれを口に運んでいる聖我を見てノイントは急いで聖我の元に向かう。

 

「それは食べては行けません!」

 

だがノイントの忠告虚しく聖我は肉を口に入れてしまい、ノイントはもっと早く来れなかったことを後悔する。そして遺体は丁寧に埋葬しようと死んだと思われる聖我を見ると……

 

「美味っ!くはないな……まぁ食えなくはないか……」

 

聖我は平然と魔物の肉を食べていた。そして聖我は声がしたノイントがいる方向に目を向けるとノイントに向かって声を掛ける。

 

「何方ですか?」

 

「……なんで生きてるんです?魔物の肉は毒なんですけど……」

 

「え?……サーヴァントの肉体ですから、毒物もあまり効かないんじゃないですかね……」

 

聖我はサーヴァントの身体を持っているために魔物の肉の毒は効かなかったのだ。もっと強い魔物なら分からなかったが、低級の魔物ならダメージはない。

 

「それで銀髪が綺麗な貴女は?」

 

「わ、私はエヒト様(駄神糞野郎)に仕えているノイントと申します。貴方を迎えに来ました」

 

「あ、迎えに来てくれたんですね、ありがとうございます」

 

聖我はノイントの髪を褒めながらノイントが迎えに来たことを知り、聖我はノイントの手を取ってエヒトがいる神域に向かったのだった。

 

 

 




ノイントさんです。キャラ的には小説やなろうのノイントさんではなくてありふれた学園で世界最強のノイントさんがベースです。

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