これもいいけど、こっちじゃない!私は聖剣が欲しかった!あの光がドバァーって出るやつ!あの闇を切り裂いたり、騎士王が持ってたりするやつが欲しかったんだァァァ!!!(IFルート・ランスロット)   作:排他的

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原作はこうして破壊された

「よく連れてきたな、ノイント」

 

ノイントに連れてこられた神々しい空間の最奥で聖我は胡散臭い人間を見た。ノイントを顎で使っているのを見て聖我はその胡散臭い人間がノイントの上司ということを知った。

 

「さて我が遊戯の駒よ、我が名はエヒト、真名はエヒトルジュエ……貴様の名はなんだ」

 

「私の名前は神刃聖我。よろしく」

 

「ふん、我に対して些か不敬ではあるがまぁいい、貴様には我の元で我の遊戯の駒として踊ってもらう。全てが終われば貴様の世界に返してやろう」

 

「遊戯?」

 

聖我はエヒトが言っていた遊戯とやらに興味を持った。なのでエヒトにそれを尋ねると……

 

「遊戯とは、我がこの世界トータスにてこの世界の人間を使って戦争を起こしたり、迫害したりして遊ぶゲームのことだ」

 

「(……此奴、クズだな)そ、そうですか」

 

「貴様には我の尖兵としてトータスの人間を惑わして攻撃してもらう。任せたぞ……」

 

「……ギルティだな」

 

「え?」

 

聖我はエヒトの話した内容に我慢出来ず、無限収納BOXからアロンダイトとランスロットの青い鎧を取り出して構え、鎧は即座に身に付ける。

 

「偽の存在ではあるが、円卓の騎士の身体を借りている身としては貴様のその行いは見過ごせん、この場で切り捨てさせてもらおう!」

 

「は!?え!?」

 

エヒトはいきなり聖我が剣と鎧を取り出して剣を構えて鎧を身にまとったのを見て驚き、聖我の次の行動が予測出来なかった。

 

エヒトの右腕がアロンダイトによって斬られ、そのまま消滅したのだ。ちなみにエヒトの身体は霊で構成されているために普通は斬れないはずなのだが、アロンダイトはエヒトの身体を斬ったのだ。

 

「外道に容赦はしない!行くぞアロンダイト!」

 

「この力は、聖剣か!?何故このような転移者が持っているのだ!」

 

「この聖剣の名はアロンダイト!かつてブリテンにてアーサー王の騎士であった湖の騎士こと、ランスロットが持っていたエクスカリバーにも匹敵する聖剣である!……輝け!」

 

最後の言葉でアロンダイトの輝きが増し、斬撃の威力が上がる。聖我はエヒトにアロンダイトを振るい、左腕を斬り落とす。

 

「エヒトが命じる!『動くな』!」

 

エヒトは神の権能の一つである、神言を行い動きを止めようと聖我に命令する。だが聖我には効かず、そのまま右脚を斬り落とす。

 

「なんなのだ貴様はァ!」

 

「言っだろう、私の名前は神刃聖我、この身体の名前は、湖の騎士・ランスロットだ!」

 

聖我はエヒトの問いかけに答えながらアロンダイトを天に掲げる。

 

「最果てに至れ……聖剣よ、我が身体よ、限界を越えよ……この身体(ランスロット)主である王(アーサー)よ、この光を見よ!」

 

「な、なんだ!?」

 

聖我はエヒトが慌てている中、アロンダイトの真の力を発揮するための詠唱を行う。するとアロンダイトから光が現れ、極太の光エネルギーでできた剣が現れる。

 

「この剣を受けたまえ!縛鎖全断・過重湖光(アロンダイト・オーバーロード)!!!」

 

その力はFate世界では宝具と呼ばれ、サーヴァントが持つ切り札にして真骨頂であり、英霊が生前に愛用した武具、或いは逸話を奇蹟として現れたもの。

 

ランスロットの場合は生前アーサー王に仕えた時に使っていた聖剣・アロンダイトである。そのアロンダイトに過重負荷を与えたものが、縛鎖全断・過重湖光(アロンダイト・オーバーロード)だ。

 

その光はエヒトの世界である神々しい神域を損傷させながらエヒトを飲み込んでいく。そして輝きが収まると、そこにエヒトは居らず、残っていたのはノイントとアロンダイトを構え、少し疲弊している聖我が残っていた。

 

「……フゥー……スカッとしたぁー」

 

聖我はやりきったような顔をしながらエヒトが消し飛んだ所へと向かう。すると、エヒトが消し飛んだ場所に光の玉がいくつかあり、近づいた聖我にそのまま入っていく。

 

「なんか力が湧くような……まぁいいや、これで平和に過ごせるし!」

 

ブツブツと独り言をつぶやく聖我にノイントは黙りこくったまま近づく。そして聖我は近づいてくるノイントに警戒しながら話しかける。

 

「……上司を殺したんだ、敵討ちか?」

 

「……ありがとうございました

 

「え?」

 

「ありがとうございました!やっとブラックで残業当たり前の会社から退職出来ます!」

 

聖我は固まった。てっきりエヒトを消し飛ばしたから攻撃されるかと思ったのだが、逆に礼を言われてしまった。

 

「あ、エヒトに別に私たち忠誠心持ってませんし、ただエヒトに作られた存在ですので、命令に従っているだけですよ。親の言うことはよく聞こう。そう言うことです」

 

「……敵対しないの?」

 

「しませんけど……それより貴方に仕えましょう。ちゃんと残業させない、休みがあれば貴方に仕えますよ」

 

「……思考がブラック企業からホワイト企業に転職したい社畜……」

 

聖我は考えることを辞めてノイントに質問することにした。

 

「ここ何処?」

 

「トータスと呼ばれるさっき死んだ駄神が支配していた世界です」

 

「君たち何人いるの?」

 

「戦闘・非戦闘員含めて十万程です。全員駄神に作られ、こき使われていました。なんなら今ここに呼びますね」

 

「え?」

 

「『神域内の神の使徒全員に呼びかけます。あのクソ上司が転移者によって殺されました。今からこれからどうするか考えるので集まってください』……これでよし」

 

ノイントは何処からかメガホンを取り出して後ろを向くと神域内の神の使徒全員に呼びかけた。

 

するとすぐに神域内の神の使徒が集まり、聖我のことを賞賛しながらこれからどうするか話し始める。

 

「ぶっちゃけ私たちのほとんどここに住むしかないんですよね……」

 

「分かります……私たち外じゃ無職ですからね……こういう時外で働いているノイント姉様たちが羨ましいです」

 

「でもこんなに雇ってくれる人何処にも居ませんよね……別に給料払わなくていいんですけど……」

 

「そうですね……普通に休みがあれば別に構いませんし……」

 

「……じゃあそこの転移者さんが私たちの主ってことでいいんじゃないですか?そこの転移者さん、それでいいですか?」

 

「え?」

 

「このままだと私たちここから出てってトータスで働かなきゃ行けませんし、最悪野垂れ死になるんですけど」

 

「……ここ君らの家じゃないの?」

 

聖我がノイントたちの家はここでは無いのかと聞くと、ノイントたちは答える。

 

「え?貴方が駄神の権能持ってるから貴方がここの管理者ですよ?」

 

「え?」

 

「さっきそこのところで光の玉回収したでしょう?」

 

「うん」

 

「それでです」

 

「マジかぁ……」

 

聖我はため息をつくと少し考え出す。

 

「(ここからこの娘たち追い出したらこの娘たち野垂れ死ぬよね……それは流石に可哀想だし……)わかりました、貴女方の主になりましょう」

 

聖我は仕方なくエヒトの後釜になることにしたのだった。

 

 

 

 

 

 

「……神の使徒が全員集合したからなんだと思ったらエヒト様が死んでいるだと……転移者め……だがここで出ていってもノイントたちに働かせ過ぎで殺されそうだ……覚えておれよ、転移者……このアルヴヘイトがいつか貴様を討つ!」

 

原作にてユエの叔父の身体を奪ったアルヴヘイトが聖我をいつか討とうとエヒトの死を悲しみながら覚悟を決めていた。

 

 

 

 

 

 

「……この壊れ方は予想してなかったわ……いくらランスロット本来の力をフルで使えるからって、原作ラスボスをすぐに倒すなんて……しかも権能奪ったし…………まぁいいや頑張ってね」

 

聖我を転生させた女性が驚きながらもこれからを楽しみにしていた。

 




ifなんで……勘弁してください。その場の乗りで書いたんですけど結構楽しいな〜と思ってこうなりました。エヒトこう簡単に死なないだろうと思われるかもしれませんけど器がありませんから簡単に殺せそうだと思ったので……

これダメだろって思われた場合は書き直します

ラスボスはアルヴヘイトを予定しています。

これからもよろしくお願いします。
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