これもいいけど、こっちじゃない!私は聖剣が欲しかった!あの光がドバァーって出るやつ!あの闇を切り裂いたり、騎士王が持ってたりするやつが欲しかったんだァァァ!!!(IFルート・ランスロット) 作:排他的
聖我はトータスに来てから森で迷子になって神殺ししかしていないためにノイントからこのトータスの現状を聞いていた。
「ノイントさん、この世界の現状を教えてください」
「はい、この世界は今、人間族、獣人族、魔人族が三つ巴の戦いをしています。ですが獣人族は人間族に奴隷として扱われていますので三つ巴とは言い難いです」
「なるほど、それで?」
「そして魔人族は魔法に長けた人材が多く、今は魔人族の将・フリード・バグアーが神代魔法……神代の魔法の変成魔法を手に入れて魔人族が今この世界で最も優勢です。それに魔人族の王はあの駄神の眷属であるアルヴヘイトがやっているために魔人族がこの世界の王になるかもしれません」
ノイントの話の中にエヒトの眷属という言葉があったのでそれについても質問を投げかける。
「そのアルヴヘイトとは?」
「アルヴヘイトは300年前の不老不死の吸血鬼の王の叔父だったディンリードと呼ばれる吸血鬼の身体を奪ったクソ上司2号です」
「じゃあその不老不死の吸血鬼って?」
「はい、名前はアレーティア・ガルディエ・ウェスペリティリオ・アヴァタール。文字通り不老不死の吸血鬼で吸血鬼……この世界において最強格の吸血鬼です」
「不老不死ってことは生きてるのかな?」
「いえ、オルクス大迷宮にて封印されています。あのクソ上司1号の器にされそうだったのでクソ上司2号の器がオルクス大迷宮に封印しました」
「……なんで知ってるの?」
「……まだ幼かったし、クソ上司1号の器として使われるなら封印された方がマシだろうなぁって思ったので」
「そう……」
聖我は考える。結構前に封印されているなら寂しさで狂ってしまったのでは?と思って聖我はノイントにこう伝えた。
「そこに連れて行ってくれないか?」
「わかりました、魔物も強いのでエアースト姉様も連れていきますか?」
「いや君一人でいいよ」
「わかりました!」
聖我はノイントを連れてオルクス大迷宮に向かうことになったのだった。
「……さむい……だれかたすけて……」
ここは真のオルクス大迷宮の50階層。ここには金髪赤目の吸血鬼の元王、アレーティア・ガルディエ・ウェスペリティリオ・アヴァタールが封印された部屋がある。
そこの大理石のように艶やかな石造りで出来ており、幾本もの太い柱が規則正しく奥へ向かって二列に並んでいて部屋の中央付近に巨大な立方体の石の中で封印されていた。
暗く、誰もいないその空間でよく300年も狂わず生きていたことは驚きである。
そんな空間に巨大な光の柱が現れた。思わず目を瞑るアレーティアは何が出てくるのか気になっていると、そこから銀髪のワルキューレと青髪の剣士が現れた。
「君がアレーティア・ガルディエ・ウェスペリティリオ・アヴァタールかな?」
「……そう、でもあなたたちはだれ?」
「私は神刃聖我、つい昨日エヒトを殺した転移者だ」
「私はエヒトにこき使われていたノイントです」
「そう…………え?……ころしたの?あのかみを?」
「ああ、さて、君をここから助けてあげよう」
「え?」
聖我はアレーティアが封印されている立方体を見ながらフォークを無限収納BOXから取り出す。
「狂化……」
その言葉とともに聖我の鎧がなくなり、黒いプレートアーマーへと変わっていく。そして聖我は騎士は徒手にて死せずを使ってフォークをDランク宝具へと変えた。
「ふぉーく?」
「そう、ちょっとよく切れるフォークさ」
聖我はフォークを立方体に刺すとそのまま立方体がアレーティアを離し、立方体は腐食する。
アレーティアは地面に足を付ける。
「ノイント、アレーティアの世話、お願いできるかな」
「聖我様は?」
「あのサソリを消す」
聖我は立方体の破片を手に持って錬成と生成魔法、重力魔法、空間魔法、昇華魔法を使って立方体の破片を剣の形に変える。
そして騎士は徒手にて死せずを使ってその剣を宝具に変える。
そしてアレーティアを助けたことによって現れた巨大なサソリに向かってその剣を振るった。するとそのサソリはそのまま黒い穴に吸い込まれてしまい、そのまま死んだ。
サソリに向かって振った剣は錬成によって形を整えられながら、重力魔法と空間魔法の応用により任意の場所になんでも吸い込む穴を作る能力を作り出して生成魔法でその能力をつけられ、昇華魔法で能力が進化した、擬似ブラックホールを任意の場所に作り出す剣である。
「……成程、チートだな」
聖我はアレーティアとノイントを連れて再び神域に戻ったのだった。
「なるほど、本当にエヒト神は殺された……」
神域にてアレーティアは聖我とノイントから今世界がどのような状態になっているかを聞いていた。(ノイントがほとんど説明していた)
「さて、君はどうする?自由に何処に行ってもいいし、ここで暮らしてもいい」
「ん、ならここにいる。聖我の傍にいる」
「そうですか…………え?」
「吸血鬼の国もないし、転移してきた上に身寄りがいない聖我と吸血鬼の国がいなくなって仲間もいない私は似てる。……それに助けてくれたし、聖我が死ぬまで傍にいる」
「……そうですか、わかりました」
聖我は考えるのを辞めてノイントにまた世界の問題について聞こうとすると、
「聖我様が死ぬまで傍にいるのは私たちです!」
「いや、私!」
「私たちです!」
「私!」
「私たちです!」
「私!」
「「ぐぬぬ…………」」
ノイントとアレーティアは睨み合い、そしてそれぞれの得物を取り出して戦闘の準備をする。ノイントは双大剣、アレーティアは魔法陣だ。
「戦争じゃあああ!」
アレーティアが最上級魔法を放ち、ノイントはそれを双大剣に分解を纏わせて放たれた魔法を分解していく。
「クッ……これは仕方ない、やりますか!『神の使徒全員に告ぐ!聖我様がクソ吸血鬼に奪われる!クソ吸血鬼を滅ぼすぞ!』これでよし!」
ノイントは応援として来れる神の使徒全員にメガホンで連絡して戦いに参戦させた。
「狡い!なら…… 禁忌「フォーオブアカインド」!!」
アレーティアは同じ吸血鬼であり、同じく金髪赤目のキャラクターの能力を使って4人に分身して最上級魔法を先程とは比にならないほど放ち始める。
「……やべぇ、収拾つかない……」
聖我はこの世界とは違う世界線の校長と同じく胃に痛みを感じながら胃薬を飲んでアロンダイトを構える。
「いい加減に……しろぉぉぉぉ!!!」
この後聖我はノイントたち神の使徒とアレーティアの愛の抗争を止めるためにアロンダイトを何回も出力を抑えながらオーバーロードさせたのだった。
「あの子……原作主人公のメインヒロイン助けちゃったよ…………まぁいいか、世界に影響及ばさなきゃあとは好きにしてもらっていいし!」
聖我を転生させた女性はノイントたちとアレーティアの抗争とそれを止めるためにオーバーロードさせまくる聖我を笑いながら見ていたのだった。
ユエじゃなくてアレーティアとして保護しました!アレーティア以外は普通にハジメのヒロインにするつもりです。
これからもよろしくお願いします。