これもいいけど、こっちじゃない!私は聖剣が欲しかった!あの光がドバァーって出るやつ!あの闇を切り裂いたり、騎士王が持ってたりするやつが欲しかったんだァァァ!!!(IFルート・ランスロット)   作:排他的

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錬成師の仲間入り

聖我は転移者の1人が真のオルクス大迷宮に落ちたことを知ってノイントとアレーティアを連れて真のオルクス大迷宮を向かおうとしていた。

 

「アレーティア、一緒に来てくれ」

 

「ん?何かあった?」

 

「同郷の転移者が1人真のオルクス大迷宮に落ちた、回収に向かうから手伝ってくれ」

 

「ん、わかった」

 

アレーティアは聖我の要請を聞いて嬉しそうにしながらその要請を快諾した。だがすぐに顔を顰めることになる。

 

「ノイントも行くの?」

 

「それはこちらのセリフです。何故貴女も行くのですか!?」

 

ノイントが聖我のことを待っていたのを見て顔を顰めたのだ。それに呼応するようにノイントもアレーティアを見て顔を顰めた。

 

「はいはい、喧嘩は後にして拾いに行こうか?」

 

「申し訳ありません、では参りましょう!」

 

「ごめんなさい、そこの銀髪似非天使が一緒に行くって聞いてちょっと……」

 

「えぇ?!それはこっちのセリフです!」

 

聖我がせっかく喧嘩を納めたのにまた喧嘩を始めるノイントとアレーティア。納めるのも面倒なのでアレーティアに転移を頼む。

 

「転移してくれるか?」

 

「ちょっとまってて、そこの銀髪似非天使を殺ったらすぐにやる!……蒼天!」

 

「最上級魔法なんて簡単に打ち消してあげますよ!セイ!」

 

だが現実は無情であり、アレーティアとノイントはアレーティアが来てから何回起きたか分からない抗争を起こす。

 

「エアースト、一緒に来てくれるか?」

 

「喜んで!」

 

聖我は仕方なくエアーストに同行を頼んでセイバー状態で真のオルクス大迷宮に向かったのだった。

 

 

 

……聖我が居なくなったのにアレーティアとノイントが気づいたのはアレーティアとノイントが喧嘩をしているのを見たアインが止めに入った時である。

 

 

 

 

 

 

真のオルクス大迷宮・1階層、そこに聖我とエアーストは転移した。そして運良く目の前には倒れている青年がいた。黒髪黒目の普通の男の子である。

 

「エアースト、確認するまでもないと思うがこの子かな?」

 

「はい、真のオルクス大迷宮に落ちた天職錬成師の南雲ハジメです。どうなさいますか?」

 

「どうなさいますか?……決まっているさ、保護するに決まってんだろ、……この子は私がちゃんとエヒトを殺したあと帰していれば落ちなかった子だ。……まぁ帰るつもりは一切ないが」

 

聖我は再生魔法を掛けてハジメの傷を無くしながらそうつぶやく。そしてもう一度転移を行なってハジメを抱えながら神域へと戻った。

 

 

 

 

 

「う……ここは……確か僕はオルクス大迷宮から奈落に落ちて……なんでこんなふかふかのベッドの上で寝てるんだ!?」

 

ハジメは奈落に落ちたはずなのにベッドの上で気絶していたことに驚く。すると青髪の男と銀髪の女性がハジメの前に現れた。

 

「だ、誰!?」

 

「……後遺症は無さそうだな、南雲ハジメ。私の名前は神刃聖我。君と同じく地球からエヒトによって転移し、エヒトを殺した人間だ」

 

「私はクソ上司1号を殺してくれた聖我様にお仕えする神の使徒であるノイントと申します」

 

その言葉を聞いたハジメは頭がパニックになり、そのまま脳がショートしそうになってしまった。

 

「君は奈落に落ちた後、それを知った我々が君を助けに向かったということさ、それに君の錬成師としての才を無くさせる訳にもいかないからね」

 

「……何となくわかりました……それで僕は帰れるんですか?」

 

「あ、無理」

 

「即答!?」

 

ハジメは自分を助けてくれて、エヒトを殺せる存在なら自分を家まで、地球まで帰してくれるのではないかと思ったのだが、その期待は簡単に壊された。

 

「今、エヒトが使っていた術式をもう1人拾ってきた女の子に解析させて研究させている。それでだ、君にも手伝ってもらいたいことがある」

 

「なんですか?」

 

「君にもエヒトが使っていた魔法を与えよう、それに魔力バックアップも付けるからそれで私の要請するものを作って欲しい」

 

「それに僕にメリットはありますか?」

 

「……そうだね、魔法が出来たらクラスメイトと一緒に帰してあげよう。それに君と君が一緒に居たいと思える存在が住める場所や食事、必要なものを与えよう」

 

「……ひとつ質問があります、聞いてもいいですか?」

 

「ん?」

 

聖我はハジメが自分の要請を受ける前に質問をするとは思っていなかったためにちょっと気の抜けた返しをする。

 

「貴方は何処から来たんですか?僕のクラスに貴方みたいな人はいなかったんですけど」

 

「……転校生だよ、転移した日に転校してきて隣のクラスで……しかもプリントを届けに行ったら運悪く転移しちゃったんだよ……」

 

「……」

 

ハジメの質問に対して体育座りになりながら落ち込む聖我に対してノイントは優しく聖我の背中を擦る。そしてそんな聖我を可哀想な目で見るハジメ。

 

「……わかりました、その要請受けさせてもらいます」

 

「……ありがとう、これからよろしくね……別に敬語取ってくれて構わないから」

 

「わかった、よろしく」

 

こうして原作ではキャラが変わってしまったハジメは聖我に拾われることによって物語当初のハジメのままでいることができるようになったのだった。

 

 

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