わたし、高町なのは。
レイジングハートの威力を試していましたが想像以上でした。
高出力な砲撃になってしまい一時はどうなるかと思いましたが...
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「ご、ごめんなさい」
わたしは、謝っています。
レミリアさんにです。
先ほど起こしてしまった事の顛末を。
聞かれる前に先に言っておきます。
「そう、でもあなたは無事なのでしょ?ならいいじゃない」
「ごめんなさい」
レミリアさんは許してくれるそうです。
もし紅魔館に向けてやってしまっていたらただじゃすまなかったかもしれません...
あの大きさだと紅魔館を丸呑みしているかもしれません
「でも、どうやって消えたのかしら。誰か居たの?」
「いえ、夜でよく見えませんでした...」
あ、扇子が落ちてきたんでした。レミリアさんに一応見せてみます。
「あの...光弾が消えた後こんなものがわたしの頭に落ちてきたんです。」
扇子を取り出しました。
「...あー」
場の空気が変わりました。この扇子はいったいなんでしょうか。
でも、空から落ちてきたってことは誰かしらの持ち物なんでしょうが
...もしかして光弾を消してくれた人なのでしょうか
「...えっと」
「よりにもよってあいつかー...」
きっとさっきの想像は当たっていたのでしょう
そしてレミリアさんの反応からすると複雑な人物なようです。
「なのは、それ見せてくれないかしら」
「は、はい」
うなずいてレミリアさんへ扇子を渡します。
受けって小さくお礼を言ったレミリアさんは扇子を広げました。
広げた扇子をみたレミリアさんは咲夜さんへ口を開きます。
「咲夜、パチェを呼んできて 大至急」
「かしこまりました。」
そう言って咲夜さんが消えてしまいました。
きっと時間を止めて移動しているのでしょう
レミリアさんと二人きり...少し空気が重いです。
「呼んでまいりました。」
咲夜さんが戻ってきました。
その隣にはパチュリーさんもいます。
「大至急って随分ね。話って?」
「体調が悪いところすまないね。これ見て。」
とパチュリーさんに扇子を放り投げます。
その扇子を咲夜さんがキャッチしてパチュリーさんへ渡しました。
「制限要する。」
パチュリーさんに渡ったことを確認しレミリアさんは言いました。
制限?もしかして...
「そう書いてあるわね。」
パチュリーさんも肯定します。
「それにこう書いてあったはずよ、「さもなくば退去」」
「レミィごめんなさい わたしのミスよすぐに取り掛かるわ」
「ええ お願い。私もここは気に入っているの。できるかしら」
「うん、1時間頂戴」
「完了次第私に言って」
「わかったわ」
ただならぬ雰囲気の中二人で話が進んでいきます。
やっぱりわたしが撃った光弾の件でしょうか
パチュリーさんが近づいてきます。
「なのはちゃん ごめんね、レイジングハートの調整をもう少しさせてくれないかしら」
「は、はい、レイジングハートもいいよね」
「...承知しました。」
レイジングハートも同意したのでパチュリーさんへ手渡します。
でも、こんなことになるなんて...
「なのは」
「は、はい!」
「あなたは何も悪くないわ、ただ力の制御を少し誤っただけだと思うわ」
「すみません」
「いいのよ、それでなのは、こんなタイミングでお願いしたいことがあるの」
「なんでしょう?」
確かにこのタイミングは妙ですがそのお願い聞かなければいけない気がします。
「お嬢様」
「咲夜、いいの」
「はい...」
「なのは、あなたの血を少しもらえるかしら」
「血ですか...?」
やっぱり吸血鬼なので血が欲しいのですね。
痛いのは嫌だけど少しくらいなら
「そう、血。いいかしら」
「はい」
迷惑をかけてしまっている手前、これくらいなら協力せざるを得ないです。
「咲夜、用意して。」
「...かしこまりました。」
咲夜さんが一瞬で消えてすぐ戻ってきました。
手には採血で使うような注射器があります。
「なのはちゃん 腕をだして」
「はい...」
たしかチクッとするだけですよね
ちょっとなら 耐えられます。
「ッ...」
「はい、おしまい。これで抑えてたら、じきに止まるわ」
「は、はい」
あっという間でしたが、やっぱりなれないものです。
「お嬢様、どうぞ」
そういって咲夜さんはティーカップに紅茶を注いでわたしの血を入れました。
そのカップをレミリアさんへ渡します。
「はい、ありがとう」
...飲んでます。
「うーん 不思議な味だけど普通ね。」
「は、はぁ...」
わたしの血は普通の味らしいです。
「さて、なのはから血をいただいたことだし、なのはにはこれをあげるわ」
渡されたのはスペルカード
神槍「スピア・ザ・グングニル」?
「自分自身の力で発現してみるの。ただ、私のスペカをそのまま使えるわけではないから」
「ありがとうございます!」
血を分けたらスペカをいただきました!
どんな技なんだろう...明日守矢神社に帰ったら試してみたいと思います。
もちろん安全なところで
「なのは」
「はい、なんでしょう?」
レミリアさんがわたしの名前を呼びます。
「これから色んな妖怪や幽霊、人間に出会うと思うわ。その中でいろんな価値観があると思の。私たちは比較的人間に近いけれど、中には野良と変わらない子たちもいるわ。その時になのはの相棒が居なくて一人になってしまうときもあるかもしれない。そうなった場合なのは自身を守れるかしら?」
「えっと...いまはわからないけど、これからわたし自身の力も使えるようになって、もしわたしだけの場合でも力を発揮できるように、ここで、この世界で学んでいきたいです。そして元の世界で大切なあの子や襲ってきた子とも仲良くできるように強くなりたいです。」
「そう、それならそれを渡して正解ね。それに...使えるものは何でも使いなさい。相棒に遠慮するのも良くないわ。私が言いたいのは、独りでも強くなれってことと頼りっきりにならないでってこと。」
「はい!」
「よろしい」
レミリアさんにはお見通しのようです。
今回の騒動は恐らくレイジングハートの強くなりたいという意思が少し暴走してしまってこうなったこと。レイジングハートはあの時負けたのはレイジングハートの問題だと思っていること、それにわたしが気付けなかったこと。
「明日で山に帰るのでしょ?最後くらいもう一度私と遊んで行かないかしら」
「弾幕ですね」
この雰囲気だとすぐにわかります。弾幕です。
レイジングハートが居ない今、わたしがどこまでできるか試してみるいい機会です。
昔はいないと飛べなかったですが今は精霊魔法や気、霊力なんかも少し使えます。
「屋上へいらっしゃい」
いつものように飛べると確信している自分がいます。
「はい!」
返事をし飛んでみます。
..案外飛べます。
「レイジングハートが居ない今のなのはが、どこまでできるか試してあげる。」
「お手柔らかにお願いします。」
わたしが答えるとレミリアさんは満足そうに両手を広げます。
「フフフ こんなに月も大きいのに」
私は笑顔で返します。
「楽しい夜になりそうです」
「楽しい夜になりそうね」
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わたし、高町なのは。
名残惜しいですが、明日には妖怪の山の守矢神社へ帰ります。
まだレイジングハートの調整が終わっていませんが。
これからレミリアさんと弾幕ごっこをします。
なのは、頑張ります!
決めるところは決めるカッコいいですよね。
ちゃんと書けているのか微妙なところですが...
血を飲んだ理由はありますがそれはまたいずれ
さて、次の話でなのはは紅魔館から守矢神社へ帰ることになります。
紅魔郷後 2-3話で終わるつもりが書きたいことが多くて多くて
まだ書きたいことはありますが蛇足になりそうなのでいったんここまでにします。
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読みにくい箇所が多々ありますがご容赦ください。