高町なのは in 幻想郷   作:えぬの者

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第十九話 なのは in 帰路 - 人里へ寄り道

わたし、高町なのはです。

紅魔館での2泊3日はとても有意義で楽しかったです。

異変解決ってみんなこうなのでしょうか

--

 

「レイジングハート あとどのくらいだっけ?」

 

守矢神社に帰るために道中と逆方向に飛んでいます。

霧の湖を飛んでましたがチルノちゃんは居ませんでした。

普段はそこに住んでいるらしいのですが、どこに行っちゃったんだろう

 

「マスター そろそろ人里が見えてきます。」

 

湖を越えると人里です。あれ...ちょっと...?

 

「もしかして 回り道してたりする...?」

 

「妖怪の山は紅魔館の裏にまっすぐ飛ぶとあります。」

 

早く言ってよー!

 

「あはは... でも道中はどうして回り道したんだろう」

 

「恐らく暗かったからなのではないでしょうか」

 

それとレイジングハートに地図データがなかったのも大きな要因でしょうか

いまはパチュリーさんのおかげで大まかな目的地と方角がわかるようになっています。

 

「でも、せっかくだし人里に行って慧音さんに報告はしておいたほうがいいよね」

 

「はい」

 

かくして、わたし達はお昼には間に合うだろうとの事で人里へ入っていくのです。

 

---

 

えっと 人里ではあまり飛ばないほうがいいんだっけ...

なんでも人里は人間のルールが妖怪や飛べる人であっても飛ぶなんて非常識

とのことです。そうだよね、わたしも飛んでいる人をみたらびっくりしますし

 

「よっと... おはようございまーす」

 

ひとまず門の前に降り立ちます。

前回早苗さんと来た時と同じ要領ですね。

 

「おお 君は白い魔法少女ちゃん」

 

あれ?白い魔法少女に変わっている?

 

「ど、どうもです。」

 

「いやー ありがとう、一時はどうなるかと思ったけど 紅霧が発生しなくなったようでなによりだ」

 

門番のおじさんはお礼を言うのだけれど

紅霧を発生させる根本的な原因はわたしにあったようなのでなんとも言えません...

 

「い、いえいえー」

 

ここは早く里に入ってしまいましょう。

 

「これからもよろしくー! 白い魔法少女ちゃん」

 

「は、はーい」

 

さて、門番のおじさんからがあの反応だとすると...

中でも騒ぎになりそうなので

慧音さんに報告だけして退散することにしましょう。

...

 

「あー! 白い魔法使いのお姉ちゃんだー!」

「ほんとだー!」

「ほうほう あの子か確かに白いな」

「持っている棒はやたら高価そうだなぁ」

「あらー買い物かしら」

 

いたるところから わたしのことを話している人が居ます。

でも慧音さんの居場所を聞くのにちょうどいいのかもしれません

とりあえず声をかけてみます。

 

「お、おはようございまーす、慧音さんってどちらにいますか?」

 

「慧音先生か この時間だと寺子屋にいるぞー そこのかどを曲がったところにあるぞ」

 

人の好さそうなおじさんが答えてくれました。

 

「ありがとうございまーす!」

 

「霧の件ありがとなー」

 

「あはは、どうもー」

 

お礼を言われるのはちょっと違う気がしますが

訂正していると厄介なことになりそうなのでこのままにしておきます。

たしかここのかどだよね。

まがってしばらく進むと 寺子屋と書かれた建物が見えてきました。

静かです。今日はお休みなのでしょうか

 

「おはようございまーす」

 

「おはよ...うさん。なのはじゃないか 紅霧の件、無事解決してくれたようだな。ありがとう」

 

慧音さんには事の顛末を報告すべきでしょうか...

きっと言うべきなのでしょう

 

「は、はい でも少しお話したいことが」

 

そう思って言った言葉は慧音さんの手のひらで遮られました。

 

「はは、仔細はどうだっていいのさ、この人里を守ってくれてありがとう」

 

知っているような知っていないような反応が返ってきます。

 

「ただ、正直に話そうとしたところは関心する。巫女や黒い魔法使いとは大違いだ」

 

きっと霊夢さんと魔理沙さんなのでしょう...

 

「あはは...」

 

「いや、なに 先日咲夜が買い物ついでに謝罪しにきててな、そこで聞いたんだ」

 

やっぱり知ってた!

言おうとしてよかったです。

魔法少女は正直であるべし...

 

「すみません」

 

「気にすることはない ひとまずお疲れ様。 いまから守矢神社へ帰るのか?」

 

「はい!お昼には戻ると言っているのでここを出たら帰る予定です。」

 

いまがお昼かあいまいですが 太陽は真上にないのでまだお昼ではないのでしょう

 

「そうか、それなら...」

 

慧音さんが寺子屋の奥に引っ込んでしまいました。

しばらくして紙袋を持って戻ってきました。

 

「仙桃もどき という桃だ。仙桃には及ばないが、怪我したら食べると良いすぐ直るそうだ。持って行け」

 

「それって物凄くすごいものなんじゃ...」

 

こんなものをもらうのはさすがに

 

「遠慮するなするな。ほら持って行け」

 

そう言って無理やり渡されてしまいました。

これ以上遠慮するのは失礼と思ったので頂戴してしまいます。

 

「ああ 気にするな、いくら弾幕ごっこと言えども、普通の人間なら怪我する場合もある。これはせめてもの礼だ」

 

「あ、ありがとうございます。」

 

「でも、無事でよかった。なのはは強い子なんだな」

 

ほほ笑みながらそう言ってきました。

言葉遣いはたくましいですがほほ笑みは清楚なお姉さんのような感じです。

 

「ほらほら、昼には帰るんだろ また来な」

 

「は、はい! ありがとうございました! 失礼します」

 

挨拶をして飛び立ちます。

 

「うむ、気を付け帰るんだぞ...ってこらー! 人里では飛ぶんじゃない!」

 

「す、すみませーん!」

 

急いで降り立ちます。

怖かった。

 

「よろしい」

 

歩くことを意識してこの場を離れます。人里からでたら思いっきり飛ぼう。

かどを曲がる前に振り向いて慧音さんへお辞儀をしておきます。

手をあげて返事をしてくれました。

...まだ心臓がドキドキしています。ものすごく迫力がありました...

 

--

わたし、高町なのはです。

人里で慧音さんからお土産をもらいました。

今回は怪我はしなかったのですが 確かに弾幕ごっこはすこし危ないかもしれません...

治癒魔法もしっかり覚えなきゃ...あと先生は怖いです。




仙桃は流石にやばすぎるので仙桃もどきとしました。

ちょっと多忙で更新遅れました。

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