わたし、高町なのはです。
今は人里から出て妖怪の山へ向けて飛んでいます。
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「マスター 帰ったら新しいフォームの確認を行いたいです。」
「うんそうだね。でも、その前に皆さんに報告してからかなー」
「了解」
レイジングハートの強さへの執着が日に日に増している気がします。
このあとの話をしていると 道端で白い人が倒れています。
遠目でよく見えませんが...あ、あの人だ!
「椛さーん!」
「...」
返事がありません、急いで向かいます。
「椛さん!」
着地しつつ椛さんに近づいて声をかけますが返事はありません
「マスター、息はありますが怪我をしていて気を失っているようです。」
確かによく見ると全身ボロボロです。
これは一大事でしょうか
「た、たいへん! あっ そうだあの桃を」
先ほど慧音さんからもらった桃がありました。
ちょうどよかったです。椛さんへ桃を...このままだと食べられないので
少し処理をしたいです。
「マスター、ちょうどいいです。新しいモードを試してみてください」
「こんな時に?」
「こんな時です」
レイジングハートも何やら考えがあるのでしょう
素直に従ってみます。
「えっと なんといえばいいの?」
そういうと頭の中に文字が浮かんできました。
bayonet(ベイオネット)
「ベイオネット!」
宣言してみます。
「近接戦闘モード...準備完了、開始します」
レイジングハートが紅く光りだします。
...これは...えぇ!?
一見いつものシューティングモードに見えますが
下の部分から魔刃が突き出ていて長い槍のようになっています。
ベイオネットって...そういうことなのでしょうか
「着剣完了しました」
「えっと...」
「さあ、マスター どうぞ」
どうやらレイジングハートはこの魔刃で桃を切ってと言っているようです。
初めての近接モードでこういった使い方は...そうもいっていられません
はやく椛さんに桃をあげなければ。
「えい」
魔刃が長いので少し大変でしたが
とりあえず食べやすそうな大きさにしました。
「これでいいかな、椛さんどうぞー」
気を失っていますが 口に桃を運ぶと咀嚼し始めました。
...
..
.
「!」
「わっ!」
椛さんが突然起き上がりました。
そして わたしの手に持っている桃の残った部分を奪って
慌てて食べ始めました。
「はぁはぁ... んぐっ... なのはさん でしたっけありがとうございます!」
椛さんのしっぽが左右に揺れています。
必死に食べている姿はやはりわんちゃんみたいな...
「い、いえ! それで大丈夫ですか」
椛さんは立ち上がり
「それはもう ピンピンですよ、ほら!」
腕まくりをして筋肉をも見せてきました。
筋肉はあまりあるように見えませんが
「それで、なにがあったのですか?」
「はい、昨夜ですね、萃香様が返ってきましてですね。宴会が始まったのです。そこで山の相撲大会が始まってしまいまして 萃香様に投げ飛ばされて...」
そしてここまで飛んできて昨夜から今まで気絶していたと...
何というか わたしの常識では考えられないことがたくさんです。
このあと 椛さんが元気...ものすごく元気に萃香さんのことや
宴会のこと にとりさんや文さんのことをずっと話していました。
途中から愚痴に...
ああ、そうだった着剣解除しておきましょう
ずっとこのままだと物騒です。
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椛さんとは結局神社の前まで愚痴大会に付き合わされてしまいました。
神社に到着したのを確認した椛さんはわたしにお礼を言って
これまた元気に明後日の方へ飛んでいきました。
あの桃って 怪我の治癒効果だけじゃなくてものすごく元気になってしまう副作用があるのでしょうか
「ただいま戻りましたー」
「おー なのはお帰りー! 早苗ー神奈子ー なのはが帰ってきたぞー」
ちょうど諏訪子さんが社務所の縁側でくつろいでいるところでした。
「なのは ただいまかえりましたー」
奥に向かって声をかけます
「こらー二人ともいつまで寝てんのー」
どうやら二人とも寝ているようです。
この時間は普段は起きていたようですが
「なのはごめんね あの二人昨日の山の宴会で鬼と酒の飲み比べをしてしまってね。鬼と神奈子が勝手に二人で盛り上がってしまって無事二日酔いってわけ。挑発を受けた早苗も弱いくせに飲み比べだーって参加してあの有様さ」
わたしがいない間にそんなことが...
二日酔いがどんな感覚か知りませんが神様でも二日酔いするんですね。
「じゃあ いまは起こさないほうがいいですよね...」
「そんなことはないさ なのはが帰ってきたんだ。 こらー神奈子ー早苗ー!」
「ウ~ミズ~」
「酒デモイイゾーイヤ...ヤッパミズ...」
奥から低い声が聞こえてきます。
「だめだ、なのは ごめんね」
「い、いえ 神様も大変ですね...」
「あいつらが悪いんだ 鬼の勝負に応じるなんて」
萃香さん...いったいどんな方なんでしょう
話を聞いている限りだととても怖い陽気な鬼らしいのですが...
諏訪子様に紅魔館での事を報告しました。
「にしても紅魔館の連中 ずいぶんなのはを気に入っているようだね、あのちびっこ吸血鬼にいじめられなかったかい?」
「いえ、むしろ良くしてくれました」
「あはは さぞ羨ましいだろうねあいつ」
羨ましい...なんのことでしょう
「でも、無事に帰ってきてよかった。なのはおかえり」
「はい!ただいまです!」
諏訪子様がうなずきつつ頭をなでてきました
同じくらいの身長ですこし変な感じですが
不思議とこれが諏訪子様らしいと思っている自分もいます。
「して、帰ってきて早々に特訓かい?」
「はい! お昼まで特訓をします!」
「あはは そうかい、どれどれ、私も久々に弾幕ごっこやろうかな」
「諏訪子様とは初めてですね...」
「なのはがどれだけ成長したか見てやろう 行くよー」
諏訪子様が縁側から飛んで 境内の中央へ行きました。
わたしもついていきます。
帰ってきて早々 弾幕ごっこ...でもなんだかワクワクします。
「お手柔らかにお願いします」
「まあほどほどに遊ぼうか」
「はい!」
ここで一つ気になることがありました。
「諏訪子様、昨日の宴会は平気だったんですか?」
「そりゃそうだなんたって私は...」
「私は?」
「
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わたし、高町なのはです。
倒れていた椛さんを介抱したあと守矢神社に無事帰ってきました。
しかし、帰ってきて早々諏訪子様と弾幕ごっこが始まりますがまた別のお話
レイジングハートの近接戦闘モード
シューティングモードに着剣! 以上!
安直ですが...
※諏訪子との戦闘は次回の描写ではありません。
いつか書きます
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