高町なのは in 幻想郷   作:えぬの者

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第二十一話 なのは in 守矢神社 四

わたし、高町なのはです。

神社に帰ってくると早苗さんと神奈子様が二日酔い?で寝込んでいるようで

わたしは諏訪子様と弾幕ごっこをすることになったのですが

...まだまだ練習が必要です。

--

 

「筋は良くなっているけど、まだまだだね なのは」

 

「うぅー 負けてしまいました」

 

諏訪子様と弾幕ごっこが終わり、社務所の縁側に戻ってきました。

全身ボロボロです。ですが 再生機能があるので

レイジングハートを一振りして再生力を全身に回します。

再生を確認した後バリアジャケットを解除して縁側、諏訪子様の隣に座ります。

 

「おや?ビット制御を再生にあててるのかい? ...あぁ なるほどね」

 

諏訪子様が何かを察したようです。

ただ、わたしにはよくわからないのですが...

 

「ビットを神奈子の神力で制御する仕組みを組んでたんだけど、今は神奈子の神力は一切感じられない。それなのにその子は神力を発している。となると...」

 

「えっと...」

 

手元にあるレイジングハートを見やります。

 

「レイジングハートが神化してきている」

 

背後から神奈子様の声がしました。

振り向くと 頭を抱えながら神奈子様が歩いてきました。

 

「神奈子 もう大丈夫なの?」

 

「ああ、 それとなのは おかえり」

 

神奈子様がわたしの隣に座ってレイジングハートを見ながらさらに続けます。

 

「これはお前が望んでいるのか?レイジングハート」

 

「...」

 

「まぁ いいさ、神になったらなったで。いつか守矢神社で改めて迎えよう」

 

諏訪子様もレイジングハートを見ながら言います。

 

「でも不思議なのは この子はどうやって神化してるんだろうね。信仰は無いはずだし」

 

レイジングハートが神様...?

でも神奈子様から聞いた話では

神様って信仰心がないと力がなくなってくるらしいけど

...レイジングハートを神様扱いしている人たちっていないよね?

 

「うーん...」

 

「マスター、私にもわかりません。ただ、使える力は使いたい」

 

「それでおかしくならなければいいんだけど...」

 

「問題ありません」

 

レイジングハートがそういうのならいいのかな?

 

「何かあったら対策するまでだよ、ねー 神奈子ー」

 

「あー 頭痛い」

 

それから1人と2柱とで紅魔館であったことを話しました。

そうえば 早苗さん大丈夫かな...?

 

---

 

お昼は諏訪子様に教えてもらいながら一緒に食事を作って食べて

お昼寝した後 レイジングハートと夕食まで訓練をしました。

夕食時には早苗さんも起きてきて夕食作りを手伝い

またまた、夕食後に訓練をしたのち、寝てしまいます。

 

そして、トントントントンとまな板の音でしょうか

目が覚めました。

 

「おはようーございまーす」

 

「なのはちゃん おはよう、朝食もうすぐだから 顔洗ってきてねー」

 

台所に行くと早苗さんが朝食の準備をしていました。

朝はどうも苦手です... 顔を洗ってさっぱりしてきましょう

 

「うぅ 冷たい」

 

桶の水が冷たいです。

やっぱり山だからでしょうか。帰ってきた感が出てきました。

 

「ご飯できましたよー」

 

朝食は和食です。さて、朝食の後は美鈴さんから教えてもらった技や型の訓練をして...

 

「ごめんくださーい」

 

玄関側から若い女性の声がしました。

 

「はーい ただいまー」

 

早苗さんが反応して出ていきます。

諏訪子様や神奈子様は気にした様子はなく食事をしながら文さんの新聞を読んでいます。

 

「妖夢さんが来ましたよー」

 

「お、お邪魔します」

 

白い髪に黒いカチューシャ付きのリボン

すっきりとしたボブカットに深緑の服を付けた子が入ってきました。

日本刀...?初めて見ました。

あれ...後ろに飛んでいる白いのは...!!

 

「ひ、ひとだま...?」

 

「あはは、なのは あれは妖夢の半霊だよ。幽霊幽霊」

 

諏訪子様が笑いながら説明してくれましたが

幽霊...話では聞いてたけど初めて見ると驚きます。

神様がいる神社に幽霊が来ても良いのでしょうか...

 

「おはようございます。白い魔法少女さん 私は魂魄妖夢。白玉楼の庭師をしています。今日はあなたに用があってきました」

 

「高町なのはです。魔法使いをやっています。わたしにですか...?」

 

それから妖夢さんは怖い人(幽霊)ではないことや

用件についてお話してくれました。

要約すると "白玉楼に来なさいさもなくば 春は来ない"

 

「面白い!なのは 行ってきな!」

 

諏訪子様が勧めてきます。

 

「しかし なのはは帰ってきたばかりよ?流石にスパルタすぎやしないかしら」

 

神奈子様はそう言っていますが...

 

「マスター、私は構いません。行くのでしょう?」

 

「う、うん」

 

レイジングハートのやる気に押されて返事をしてしまいました。

 

「そうと決まれば私はこれにて」

 

妖夢さんがそう言って出ていこうとしました。

 

「妖夢さん送っていきますよ」

 

早苗さんが妖夢さんを追いかけながら言います。

 

「大丈夫です。ありがとうございます。では」

 

妖夢さんは早く主人に伝えたいのかなんだか

ソワソワしながら出て行ってしまいました。

 

「なのはー面白くなってきたじゃん」

 

「あははは...」

 

諏訪子様はそう言いますがわたしは不安がいっぱいです。

幽霊がたくさんいるところなんて...

 

「まあまあ 冥界は寒いようだしマフラーを巻いていきなー」

 

「えぇー! 今からですかー?」

 

「春が来ないとなっては大変だからね」

 

「諏訪子...なのは 気を付けていきなさい」

 

神奈子様も反対する意思がなくなったのか諏訪子様に合わせました。

どうやら いまから行かないといけないようです...

 

「ああ なのはちゃん 途中でアリスさんに会ったらこれを渡してほしいのだけどいい?」

 

「アリスさん...?」

 

「魔法の森に住んでる魔法使いなんだけどね...はいこれ」

 

早苗さんから渡されたのは白いロボットが書かれているカタログ...?

これはなんだろう...中身を見てもさっぱりわかりません

 

「今度はハリボテじゃなくて本物を作ろうと神奈子様がうるさくて...でも私も巨大ロボには浪漫があると思うの!なのはちゃん お願いね!」

 

なんだかいつもよりテンションが上がった早苗さんのお願いを

断れるはずもなく受け取ってしまいました。

巨大ロボ...前はいったいなにがあったんでしょうか

帰ったときに聞いてみたいと思います。

 

--

わたし、高町なのはです。

どうやら今度は白玉楼に行くことになりました。

それと謎のカタログも渡されました...

アリスさんとこのカタログのロボットにどんな関係があるのでしょうか




次回 妖々夢編開始します。

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