高町なのは in 幻想郷   作:えぬの者

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妖々夢編始まります。



第二十二話 なのは in 妖々夢 - 雪道と屋台

わたし、高町なのはです。

まずは、魔法の森にあるアリスさんの家を訪ねるため飛んでいます。

そして雪が降っています。やっぱりここも冬なのでしょうか

--

 

雪です。雪道です。山を下りて魔法の森へ向かっていると

雪が降り始めました。

耐寒魔法を咄嗟に発動して寒さを凌いでいますが

なんとなく寒さを感じます。

 

「ここをまっすぐでいいんだよね」

 

「はい、マスター」

 

途中途中で妖精さんたちが弾幕を撃ってきますが

それを軽く迎撃しつつ少しだけ魔力を吸収していきます。

精霊魔法を覚えてからなのか 倒した子たちの魔力を一部引き継げるようです。限界はあるようですが...

しばらく飛んでいると 小さな屋台が見えてきました。

こんな雪の時に屋台...気になったので近づいてみます。

 

「こんにちはー」

 

「食事をしたらお代が必要なのよ?どうしてお代を持っていないのに注文なんてしたのよ!」

 

「えー 食べたかったからー」

 

「あー もう!食い逃げは許さないよ! あら いらっしゃい」

 

どうやら屋台の店主とお客さんの子どうして何かトラブルがあったようです。

そしてわたしに気づいた店主が挨拶を返してきました。

 

「どうかしたんですか?」

 

「この子がお金もないのに食事をしてね... ただでさえ雪で客足が遠のいているのに もう...」

 

店主をよく見てみると 作務衣?というのでしょうかそれを着ていますが

背中からは鳥の翼が生えています。妖怪さんみたいです。

一方 お客さんの子はリボンのついた黒い鍔広い帽子が特徴的で

体の周りに細い管?のようなものが張り付いています。管の先を見ると丸い玉?にたどり着きます。

 

「んー? なあに?」

 

「い、いえ」

 

視線がばれたのかその子がこちらを見てきました。

緑色の宝石のような瞳...じゃなかった

 

「あ、わたしは 高町なのはと言います。最近幻想郷に来たのですが このお店は」

 

「あら、新参者なのね。よく見たら人間の子供じゃない! このお店はね 八目鰻の料理を出しているお店よ 私は夜雀のミスティア・ローレライ」

 

「ヤツメウナギ...?」

 

「あなたもしかして焼き鳥派? それなら...」

 

なんだかすこし怖いです。別に焼き鳥が特別好きってわけでもないのですが

ここは合わせておきます。

 

「焼き鳥はあまり...」

 

「そ、ならいいわ、そんなことより こいしちゃん! お代どうするの!」

 

わたしに興味を無くしたのか ミスティアさんはさっきの帽子の子に改めてお代を請求しています。

 

「えー 無い袖は振れないよー それと今度は甘いものが食べたいなー」

 

と言いながらうれしそうに袖を振りつつ甘いものを要求しています。

 

「こまったなー」

 

店主さんは怒り顔で言います。

 

「あ!そうだ! 今なんどきでい?」

 

「その手は通用しないわよ それにあの話でも食い逃げまではしてないわよ!」

 

なんだかトラブルの予感を感じますのでそろそろお暇しましょう

でも、ヤツメウナギ っておいしいのかな?今度来てみましょう

 

「お邪魔しましたー」

 

「あ、ちょっと」

 

「はい、なんでしょう」

 

ミスティアさんに呼び止められました。

 

「なのはと言ったかしら 折角来たんだしなにか食べていきなさいよ、もちろんお代はいただくけど」

 

「お金なんて持ってません...」

 

「それならその杖でいいわ」

 

と、レイジングハートを要求してきました。

 

「えぇ!」

 

「冗談冗談。あなたから甘い匂いがするわ桃かしら?それ見せて」

 

桃... そうでした。慧音さんから桃を貰ったんでした。

でも、回復効果がある桃なので貴重なものなのですが...

 

「こ、これですか?」

 

このまま帰してくれなさそうなので

袋から取り出してミスティアさんに見せてみます。

 

「へぇー 人里で人間にしか売っていないといわれている桃だったかしら...初めて見たわ」

 

「わー! おいしそう! 一個ちょーだい!」

 

と帽子の子がわたしの手の上にある桃を取ってしまい

食べてしまいました。

 

「... おいしい! ..おいしい! おいしいいいい!」

 

桃を平らげた帽子の子はそのまま走って行ってしまいました。

えぇ...

最後の1個になってしまいました...

 

「...そんなにおいしい桃なの?」

 

「わたしは食べたことなくて...ただ、怪我の治療効果があるらしいのです」

 

「へぇ そうだ、その桃がお代ならいいわよ」

 

最後の一個の桃ですがヤツメウナギも気になります。

何かあったときに取っておきたい気持ちとヤツメウナギを食べてみたい気持ちがせめぎあっています。

 

「マスター 治癒なら私で可能です。桃は不要かと」

 

やっぱり そうだよね。

ここは思い切って

 

「わかりました。では、どうぞ」

 

「なら決まりね、腕を振るっていい焼き加減で作ってあげるわ」

 

どんなものが出るのでしょう。

鰻かー...いつ食べたっけ

しばらく 焼いているのを見ていますが

かっこいい職人さんみたいです。

 

「お酒は...子供だから無理よね えーと ミカンを絞った飲み物でいいかしら」

 

「は、はい!」

 

ここでオレンジジュースが飲めるとは思いませんでした。

しばらくわたしがここに来た経緯やこれからの目的地など雑談をしていました。

 

「はい、おまちどおさま」

 

コトっとおかれたのは 鰻のかば焼き

それと湯気がでているオレンジ色の飲み物

寒いから暖かいオレンジジュースなのでしょうか...!

 

「いただきまーす!」

 

まずは鰻です。香ばしいタレが付いた鰻です!

...ホクホクでおいしい!

オレンジジュースも...!暖かい甘みです!

暖かいオレンジジュースなんて初めて飲みました。

 

---

 

朝食を食べたあとなのにすべて食べてしまいました。

 

「ごちそうさまでした!」

 

「はーい、あぁ 私も桃をいただくわねー」

 

「はーい」

 

お腹いっぱいです。ヤツメウナギがこんなに美味しいなんて

それになんだか目が冴えてきました。いや視界が鮮明すぎる...

目を閉じたりしても治りません...

目を開けたり閉じたりしていると

 

「はいどーぞ」

 

「え?いいんですか?」

 

切った桃が目の前に置かれました。

 

「食べたことないらしいし、一緒にいただきましょう」

 

「ありがとうございます!」

 

丁寧に爪楊枝が刺さっています。

甘いものは別腹...ありがたく食べてみます。

 

「美味しい!」

 

想像通りのおいしさでした。

怪我はしていないので治癒効果はありません

 

「な、なにこれ...!」

 

ミスティアさんにが食べた途端 顔が真っ赤に...?

あれ?どうしたんだろう

 

「ど、どうかしました?」

 

わたしの声に気づいて桃をすべて食べてしまいました。

そして 唐突に弦楽器を取り出し

 

「おりゃー! テンションアゲアゲだー!」

 

「わわ!」

 

突然激しい演奏をし始めました。

わたしは飛び上がってこの場を離れます。

 

はあ、びっくりした...

ミスティアさん突然どうしたんだろう

...

あれ?視界の違和感がなくなり元に戻ってます。

なんだったんだろう...

 

--

わたし、高町なのはです。

異変解決のために出撃したのですが

屋台で鰻を食べて満足してしまいました。

でも、お使いもあるし 妖夢さんの所にもいかなければなりません

ヤツメウナギ... 美味しかったです。けどミスティアさんが少し怖い





今日は手が空いたので更新してみました。

すみません。妖々夢編だけどこいしちゃんとミスチー...

治癒魔法はレイジングハートがどうにかしてくれるそうです。
でもバリアジャケットや天性の才能があるなのはさんには
そもそも自分自身には必要ないものかもしれません

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