高町なのは in 幻想郷   作:えぬの者

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最近週一更新になってしまってます...すみません


第二十六話 なのは in 妖々夢 - 楽器

わたし、高町なのはです。

アリスさんの家を後にして今は森を抜けて高度を上げて

雲と雲の間の空を飛んでいます。

--

 

「白玉楼ってどんなところなんだろー えいっ」

 

「寒いとのことなので雪がふっているのでしょうか」

 

「耐寒魔法かけてあるから大丈夫...っかな」

 

「魔力吸収も順調ですね」

 

道中の妖精や毛玉のような何かを倒しつつ

レイジングハートと目的地について話していると

木でできた柱が見えてきました。

 

「ここかな?」

 

「おそらく」

 

高度をもう少しあげて上の雲を抜けます。

 

「おおー!」

 

大木でできた四角柱が四本あって

左奥 右奥、左手前 右手前と並んでいます。

そしてその柱の向こう側には魔法陣がついた巨大な門がこちらを向いています。

 

「マスター、この先の様ですが結界があります。」

 

「うん...どうしよう」

 

思わず見とれてしまいましたが結界があるとなると進めないので

困ってしまいました。

ここは力任せに一発撃ってみましょうか

 

「レイジングハート ディバインバスターを」

 

「了解」

 

...

 

「ディバイン...」

 

「ちょ、ちょっとまったー!」

「あわわ」

「...」

 

「わわ!」

 

突然の声にバスターの発射を停止させました。

目の前に3人組が現れたのです。

その中の桃色の服の子が声をかけてきたようで

その右隣の赤い服の子は口に手を当てて驚いた様子でこちらを見ていて

桃色の服の子の左隣の黒い服の子は迷惑そうにこちらをジトーっと見ています。

 

「いきなり結界に何しようとしてるの!」

 

「えっと...ごめんなさい」

 

「...たく」

「ねえさん撃たせてみたほうがおもしろかったんじゃない?」

「...」

 

桃色の服の子はあきれながらこちらを見ています。

そして赤服の子が撃たせた方が良かったと言っています。

わたしとしては異変解決の目的があるので撃って開くのなら良いかなと思いましたが

 

「撃たせたら最後、私たちは冥界でしばらく強制労働させられるわ」

「あはは、でも私らは関係ないじゃん」

「...」

 

なんだか物騒なお話をしています。

わたしはこの扉をどうにか開けて進みたいのでこの子たちに聞いてみます。

 

「あのー」

 

「それが関係あるのよ、今日に限ってはね」

「へー じゃあ止めてよかったね」

「はぁ...」

 

聞いてくれません

 

「そうそう、昨日人里でさ」

「いや、昨日は私も人里ついていったし」

 

あれ?黒い服の子が近づいてきました。

 

「こんにちわ」

 

「こんにちは」

 

「私はルナサ、プリズムリバー三姉妹の長女よ」

 

「高町なのはです、魔法使いをやっています」

 

自己紹介をしてきましたのでそれに返します。

プリズムリバー三姉妹...

ルナサさん長女で見た感じ桃色の服の子が次女、赤服の子が三女のようですね。

 

「じゃあ 始めようか」

 

「何をですか?」

 

「演奏よ」

 

「演奏?」

 

わたしはリコーダーくらいしか演奏できませんが

いったい...

 

「マスター、弾幕ごっこのことでしょう」

 

「なるほど」

 

「その杖 しゃべるのね」

 

「レイジングハートって言います」

 

「へえ じゃあセッションをはじめようか」

 

ルナサさんがヴァイオリンをどこからか取り出して少し距離を空けました。

 

「よろしくお願いいたします!」

 

「よろしく」

 

「ああーねえさんずるい!」

「あらら とりあえず私らは一旦はけよう」

 

抗議をしている桃色の服の子を赤服の子が引っ張って行ってしまいました。

離れたことを確認したルナサさんがうなずきました。

始める合図でしょう、こちらもうなずいておきます。

 

ルナサさんのヴァイオリンが手から離れて右側に移動しそこから中型弾幕を撃ってきます。

ただ、わたしがいる位置には飛んでこず左側に飛んでいきます。

中型弾幕が通り過ぎた箇所に5連の小玉が展開されています。

このくらいなら簡単そうです。

が、気を抜いてはいけません回避の準備をしつつ注視します。

 

「マスター」

 

「大丈夫」

 

展開された小型弾幕がわたしくらいの大きさまで拡大しバラバラに飛んできます。

 

「やっぱり」

 

簡単そうに見える弾幕ほど変化があるようです。気が抜けません。

無事避けたら今度は右側に飛んで行った中型弾幕が

同じように小型弾幕を展開し拡大した弾幕を飛ばしてきます。

同じ要領で避けて行きます。

 

「うん、これから反撃できそう」

 

「ビット展開します」

 

「斉射でおねがい」

 

「了解」

 

ルナサさんはあまり動かず堂々と正面にいるので斉射で削ってしまいます。

 

「展開、同期完了しました」

 

「ありがとう...発射!」

 

デバイスからの魔力弾発射と同時に展開した5機のビットからも魔力弾が発射されます。

 

何度か命中させると弾幕が止みました。

ルナサさんがヴァイオリンを呼び戻しました。

この流れだと次のスペルカードがく...

 

「メルラン参上!」

「リリカ参上!」

 

桃色の服の子と赤服の子が合流してきました。

どうやら桃色の服がメルランさん、赤服がリリカさんのようです。

 

「二人で話し合った結果参戦することになったわ」

「姉さんごめんね」

 

二人を見たルナサさんはあきれた様子です。

 

「はぁ... 3対1になるけど大丈夫?」

 

「は、はい!がんばります」

 

ルナサさんの左右で二人ともニコニコしています。

 

「あの子はなのはちゃん、魔法使いだって」

「へー 魔理沙と同じなの?」

「魔理沙と色が違うよー」

 

ルナサさんがわたしの紹介をしてくれて

その桃色の服の子と赤服の子がそれぞれ反応しました。

 

「なのは、トランペットがメルランでキーボードがリリカよ」

 

「よろしくお願いします!」

 

「とっておきの演奏を!」

「聞かせてあげる!」

「...」

 

「「「騒符「ファントムディニング」」」」

 

三人息ぴったりでスペルカードを宣言してきました。

三姉妹だけあってすごいです。

と、感心している場合じゃありません

ルナサさんのヴァイオリンが音を奏でました。

それに合わせて弾幕が展開されます。

 

「えぇ!おんぷ!?」

 

音符型の弾幕が波状に飛んできます。

 

「「せーの」」

 

メルランさんとリリカさんも音に合わせて

それぞれトランペットとキーボードから音を出しています。

それが合わさって一つの音楽になりました。

音楽に合わせて音符型の弾幕が3人から展開され

一定の距離まで来ると通常弾幕に変化してばら撒かれます。

わたしめがけて飛んでくるものとそうではないものを見極め回避をします。

反撃も忘れずに

...

 

「ちょっと 休憩」

「わたしもー」

「...じゃあ スペカいくね 弦奏「グァルネリ・デル・ジェス」」

 

メルランさんとリリカさんは一旦休憩するようです。

ルナサさんがヴァイオリンを呼び寄せて持ち。

新たなスペカを宣言してきました。

 

今回の弾幕は3方向に音符が突然あらわれて

フヨフヨ漂いながらわたしの右から左へと動き出します。

音符はある程度すると3つの鱗型の弾幕へ分裂し

そのうちの1つずつがわたしに向けて飛んできます。

速度は遅いですが量が多くて避けるのが大変そうです。

 

「っと」

 

わたしが避けている最中に別の音符が生成されて

似たような軌道で動きながら今度は丸い小型弾幕を7個へ分裂しばら撒かれます。

これはわたし狙いではないようです。

鱗型を意識して避けつつ丸い小型弾幕は感覚で避けていきます。

 

「よし」

 

ある程度突破口が見えたので反撃します。

 

...

 

「なのはちゃん やるね」

 

「ありがとうございます!」

 

「つぎは4人で演奏してみよう」

 

「わたし楽器もっていないんですが...」

 

「だいじょーぶだいじょーぶ」

「リリカいくよー」

「はーい」

 

「「「せーの 合葬「プリズムコンチェルト」」」」

 

3人そろってスペルカード宣言しリリカさんとメルランさんは

少しわたしの近いところにきました。

ルナサさんが大量の弾幕を展開してきます。

左右の二人が何をするか警戒しつつ回避準備をします。

 

「リリカー」

「はーい」

 

メルランさんがリリカさんに声をかけると

近くまで来た弾幕にビームを当て始めました。

すると

 

「わわ!!」

 

カルフルだけど少し薄かった色の弾幕が色を濃ゆくしてかつ軌道を変えて飛んできます。

狙いはてきとうなようですがそれがかえって回避しにくい状況です。

..!

あれ?もしかして...!

試しにリリカさんの方へ移動しました。

前を見るとリリカさんがニコニコでこちらを見ています。

相変わらず弾幕はすごいのですが ここにはあまり来ない...

反撃チャンスです。

 

「まあそうなるよねー」

「見破られたか~」

「じゃあ最後いこうか」

 

ルナサさんの合図を元に最後のスペカが展開されます。

 

「「「大合葬「霊車コンチェルトグロッソ」」」」

 

---

 

「まあこんなもんよね」

「やっぱ人間は 強いなぁ」

「また遊ぼうね!」

 

ルナサさんメルランさんリリカさんとの弾幕ごっこに何とか勝てました。

スペカは使わなかったのですが使ったほうがもっと楽だったのは確かです。

 

「ありがとうございました!」

 

「これからこの先に行くんでしょ?」

 

ルナサさんが聞いてきます。

 

「はい!」

 

違いは無いのでしっかり答えます。

それを聞いたルナサさんがリリカさんに向き

 

「リリカ 案内してあげて」

「えー メルラン姉さん行ってよー」

「弱点」

 

メルランさんの弱点って言うのはきっとあのことだよね...

 

「ちぇーわかったよ なのはー こっちこっち」

 

どうやら結界の上に向かうようです。

 

「は、はーい!」

 

無事案内してくれるようです。

 

--

わたし、高町なのはです。

プリズムリバー楽団と出会いました。なんでも騒霊さんらしいです。

幽霊とは違うのかな...?でもなんだか楽しい人たちでした。

わたしも帰ったら楽器やってみようかな...




金髪に黒服って案外多いよね。
次回は冥界に突入です。

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