わたし、高町なのはです。
白玉楼でお茶会をしています。
わたしは何しに来たんだろう
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「妖夢ー 妖夢ー ちょっと」
「なんでしょう、幽々子様」
幽々子さんが手招きをして妖夢さんを呼んでいます。
桜餅を噛みつつ見ていると
幽々子さんが妖夢さんへコソコソ話しをしています。
といっても扇子で耳打ちをしているのは初めて見ました。
「はぁ...」
妖夢さんがため息をついてます。
つづいて
「庭を折角きれいにしたのに ここでやるんですか」
「そう、ここで」
幽々子さんが答えるとわたしをみてニコリ
「なのはちゃん、私と勝負してみないかしら」
勝負?弾幕ごっこのことでしょうか
もとよりそのつもりで来たのですが...
「はい!お手合わせしてください」
「よろしい! じゃあ 私が勝ったら~」
「?」
いったいどんな要求をされるのでしょうか
まさか、白玉楼で強制労働...まさか
「その、桃をいただくわ」
「も、桃ですか?」
「そう」
「...ごめんなさい すでにもうなくなってしまって」
袋を取り出して見せるが幽々子さんは変らず
扇子で口元を隠しながらニコニコしています。
「間違えた 桃じゃなくて桜かしら」
...?なんの話でしょう
「えっと...」
「幽々子様は魔力を少し分けてと言っているのです。」
魔力?わたしの?どうして
「なんとなくほしくなっちゃった。だっておいしそうだもの」
魔力っておいしいの?
そういえば 早苗さんから聞いた話で
星形の弾幕で飴玉のように甘い弾幕があるとか...?
でも...
「勝ったら わたしのスペルカードを一枚あげるわ」
「マスター やりましょう」
「レ、レイジングハート!?」
突然レイジングハートが反応しました。
こんな乗り気なんてでも魔力を食べられるなんて気が進まないなぁ
「ほら、あなたの相棒もこう言っていることだし」
「...はい やります」
なし崩し的に今回の黒幕?と弾幕ごっこです。
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庭に出て、お互い宙に浮いた状態で向かい合っています。
もちろん近接戦闘ではないので距離をとっていますが
普通の弾幕ごっこです。
「改めて... 私は 西行寺幽々子。か弱い亡霊よ~」
「どこがですか」
妖夢さんが下から言い放ちます。
見た感じわたしからも、か弱いようには見えません...
「高町なのはです。普通の魔法使いをやっています」
「妖夢ー 合図おねがい」
妖夢さんがうなずいて返事をします。
「では この弾が落ちたら開始でーす!」
妖夢さんが魔力弾を空に飛ばします。
緑色のちょっと大きな魔力弾です。
ふと幽々子さんを見ると眼が合いました。
微笑みかけてきたので会釈をして 構えます。
そろそろでしょうか...
バシュッ
魔力弾が地面に着弾してはじけた音が聞こえました。
音と同時に幽々子さんから大量の弾幕が展開されてこちらに飛んできます。
ばらまきタイプでわたし狙いではないようです。
弾幕らに挟まれないように避ける場所を見極めつつ無駄のない動きを意識します。
それにしても、中型弾幕の後ろに飛礫弾幕が隠れていてしっかり見ておかないと被弾してしまいそうです。
パターンを覚えつつ反撃をしていきます。
「とっと...」
2巡程したあとに弾幕が止まりました。
「亡郷「亡我郷 ‐道無き道‐」」
幽々子さんのスペルカードです。
鱗型の弾幕が展開されてこちらに飛んできます。
よく見ると何層もありわたし狙いにも見えます。
鱗型弾幕の反対側に避けてしまえば隙間が大きくなるはずなので 左前方から大量に押し寄せる鱗型を意識して
右側へ避け距離を取ります。
あれ... でも何か物足りない...?
「マスター!」
「!」
幽々子さんから鱗型弾幕が展開された反対側 つまり、わたしが逃げ込んだ領域に魔力光線が薙ぎ払うように飛んできます!!
あの光線は早すぎる...!
「マスター!」
「破符「ディバインバスター」!」
薙ぎ払いの光線に合わせるようにこちらも右から薙ぎ払いをして
被弾する射線の光線をすべて打ち消しながら幽々子さんへ狙いをあわせます。
鱗型の弾幕は残っていますが 少し動くだけで避けられるので照射を続けます。
「えっ!」
照射している魔力砲が幽々子さんが居た場所を境に二つに割れて...
照射をやめて幽々子さんを見ると
「えーー!」
幽々子さんが手に持った扇子をこちらに向けて微笑んでいます。
まったく効いていません...きっとあの扇子でわたしの魔力砲を割ってしまったのでしょう
「あらあら なかなかすごい威力ね~」
「まったく効いていなかったじゃないですか...」
「ふふ 次いくわよー」
そう言うと 巨大な何かが幽々子さん後ろに形成されて...
あれは巨大な扇子...!
「亡舞「生者必滅の理 ‐毒蛾‐」」
幽々子さんからたくさんの弾幕...
あれは...魔力とはまた違ったなにかでできた蝶々...?
謎のふよふよ動く蝶々の形をした弾幕が幽々子さんを中心に
回転しながら展開していきます。まるで台風のようです。
「マスター あれは魔力弾ではなく 幽霊のようです」
「えっー!」
なんと、魔力ではなく幽霊を飛ばしてきているようです!
被弾したらどうなるんだろう...
いや、被弾しないように立ち回ろう!
にしてもあの蝶々?がいたるところへ飛んで行ってるので逃げ道を探すのに苦労していると
幽々子さんから今度は大型魔力弾が何度か発射されこちらへ飛んできます。
「!!」
沢山の幽霊さんだけじゃなく大型魔力弾が迫ってきます。
...いったん冷静に 幽霊さんたちは規則的な動きをしているだけ
大型魔力弾はわたし狙い
...
体を左右に動かし、わたし狙いの弾幕が来たら切り返し...
よし、いつも通りできる!
反撃をしつつ避けていきます。
しばらくしてスペルカードが終わり
通常の弾幕が飛んできますが...
もはやスペルカード並みの物量の弾幕です。
ナイフ形の弾幕が巨大な扇子から発せられ連結した状態で飛んできており
わたしを感知すると1度だけ曲がってこちらに飛んできます。
さらに幽々子さんから大型魔力弾がわたしが居る範囲
つまり45度くらいに展開されゆっくりと迫ってきます。
距離を取りつつ 隙間ができた箇所に体を滑り込ませ反撃をしていきます。
こちらもある程度反撃をしていると弾幕が止まりました。
「そろそろ お腹が空いてきたわ~ 最後いくわよー 桜符「完全なる墨染の桜 -開花-」!」
先ほどの幽霊さん弾幕が発射され 一定の所まで進むとわたしめがけて飛んできます。
ただ、先のスペルカードよりも物量が多いです。
一旦距離をかなりとりつつ弾幕の隙間を探しますが
「逃げ道がわからない...」
「ビットで結界を張りつつ攻略法をさがすべきです」
「そうだね、封機「ビット結界」!」
大量の弾幕にさらされないように個別で回避運動をさせていたビットを呼び戻し
三角錐の形になるように結界を張るスペルカードを宣言します。
「あらら そんなこともできるのね でもいつまで持つかしら」
幽々子さんからの手痛い指摘をされます
たしかにこのままだとこちらのスペルカードが先に終わって弾幕の嵐にさらされてしまいます。
それならもう...
「あれをやるよ」
「了解 マイ マスター」
「制限されているけども範囲での全力で!」
スペルカードを掲げます。
それと同時に魔法陣を前方へ展開
魔力と気を同時に収集...
そしてレイジングハート越しに発現した巨大魔力弾に収束...
幽霊さん弾幕が大量に押し寄せてきます。
まだ...
まだ...
幽霊さん弾幕がビット結界にぶつかり続けて結界に少しずつひびが生えてきます。
まだまだ...
...
今!!!
「氣星「スターライトブレイカー・オーバードライブ」!!!!」
フェイトちゃんにも使ったスターライトブレイカーに気に力を取り込み
魔力を気で覆いさらに巨大になった魔力砲を発射します。
たちまち 迫りくる幽霊弾幕や巨大魔力弾は特大魔力砲に近い物から消え去り
特大魔力が幽々子さんへ一直線
「ああ これを待っていたわ...」
着弾する寸前に幽々子さんが何かを言ったようですが
しっかりと聞き取れませんでした。
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わたし、高町なのはです。
元居た世界について気になるのですが
弾幕勝負、仕掛けられたからには断れません...
今できる限りの全力で!
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