高町なのは in 幻想郷   作:えぬの者

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第三十一話 なのは in 妖々夢 - 妖木

わたし、高町なのはです。

持っているスペルカードの中でも最大威力のものを使いました。

ここが勝負所です!

--

 

照射をし続けて30秒程でしょうか

止めて幽々子さんの様子を見てみます。

...

 

「え?」

 

え?...

 

幽々子さんの姿がどこにも見当たりません

妖夢さんを見ると 何やら慌てている様子です。

もう少し探そうと辺りを見回していると

妖夢さんが飛んで来ました。

 

「なのはちゃん 幽々子様が...」

 

「ど、どうしたんですか?」

 

「幽々子様が..」

 

「マスター!」

 

レイジングハートがビットをわたしと妖夢さんをカバーできるように展開させてバリアを貼りました。緊急制御です。

それと同時に灰色の魔力砲が着弾します。

 

「っ..!」

 

「幽々子様!」

 

灰色の魔力砲が止んでみると

...!

さっき見た大きな大木...桜の木が季節外れな開花をしています。

そしてその根元には黒い幽々子さんの形をした何かが佇んでいます。

 

「西行妖...どうして... 春を集めていないのに!」

 

「さいぎょ... えっと どうしたらいいんでしょうか」

 

「と、とりあえず... 攻撃して妖力を削ります。手伝ってくれますか」

 

そう、だよね

 

「は、はい!」

 

「これはもはや弾幕ごっこなんかじゃありません、それにあの灰色の蝶に触れれば滅せられます、被弾はしないように気を付けてください」

 

つまり安全は保障されないということですね

むしろ 滅せられるとは... 死んでしまうのでしょうか

そうこう考えている間に西行妖なる木から魔力弾と魔力光線が発射されてきます。

そしてそれと同時に桜の葉から灰色の蝶が羽ばたき、いたる方向へ飛んでいきます。

 

「ビット 最大展開!」

 

ビットを8機展開します。

 

「なのはちゃん わたしは飛んでくるものを防御します。あなたは攻撃に集中してください」

 

「は、はい!」

 

妖夢さんが防御してくれるのなら

攻撃に専念できます...!

 

「ビット射撃用意...斉射!」

 

合図にあわせてビットたちが魔力弾を同時に撃ち始めます。

 

「レイジングハート、スターライトブレイカーをもう一度やるよ」

 

「はい、マスター」

 

いま持てる魔力量で出せるのはこれ...

時間がたてばさらに不利になるような気がします。

ここは出し惜しみをしている場合ではないようです。

 

「星符「スターライトブレイカー」!」

 

スペルカードを宣言。

収束...収束

魔力を収束して...

西行妖から発せられる魔力弾、蝶、魔力砲を妖夢さんが

刀で弾く、斬る、逸らす...

妖夢さんがこちらを見ます。

うなずいて レイジングハートを西行妖へ向けます。

 

「ブレイカー!!!!」

 

魔力砲を照射...

.................

 

...

 

..

 

.

 

!!!?

 

「なっ!」

 

妖夢さんも思わず構えた刀を下ろしてしまいます。

 

「マスター、西行妖の魔力量が増大しています!危険です」

 

たしかに命中したのに...まるで...

 

「魔力を吸い取っている...?」

 

妖夢さんも同じことを思っていたようです。

 

「でも、西行妖にはそんな性質は無かったはず... いったいどうして」

 

「マスター、うかつに攻撃をしてしまうと 相手の力を増大させてしまうようです。魔力を使わない戦闘を提案します。」

 

レイジングハートの提案はもっともです。

しかし魔力を使わない戦闘となると...

気や霊力はまだ戦闘に使えるほどではなくあくまで補助...

やっぱり近接戦闘でしょうか

 

「この白楼剣で... しかし幽々子様に何かあってしまうかもしれない... いったいどうしたら...」

 

...

..

.

遠くから何かが聞こえます。

聞こえたほうを見ると

 

「おーーーい!」

 

魔理沙さんがこちらに向かって飛んできているではないですか

..とそうこうしているうちに 魔理沙さんが到着しました。

 

「弾幕ごっこを見学しようと来てみたら...なんじゃこりゃ」

 

魔理沙さんが西行妖を見て言います。

わたしも知りたいです。どうしてこうなったのでしょう...

 

「ま、魔理沙さん あの木、魔力を吸い取って成長してしまうようです...」

 

「なんだって! となると私の魔力も吸われちまうのか...!」

 

侍さんが一人と魔法使いが二人...

どうしたらこの状況を打破できましょうか

 

「おい、妖夢 その刀でなんとかならないのか」

 

「...これで斬ってしまうと幽々子様諸共 成仏させてしまいます」

 

「...そうか」

 

妖夢さんの刀でもダメだと知ると魔理沙さんも打つ手はないのかと

なにやら考え始めます。

 

「西行妖に高速で斬りかかれればあるいは...」

 

「妖夢だと速さが足りない、あの弾幕の量を防御することは難しいだろう...」

 

高速で斬りかかる...弾幕の防御...

...

 

「あー!!」

 

そうだ、ベイオネット突撃です。

これなら...

 

「あ、でも...」

 

加速するための魔力は有りません

それに、魔力でできた魔刃ではせいぜい魔刃が吸収されておしまいです。

 

「なのは なにか思いついたのか?」

 

魔理沙さんが わたしへ目を向け聞いてきます。

 

「ベイオネット突撃をと思ったのですが加速するための魔力が足りないのと、魔刃だと吸収されてしま...」

 

「そうか!」

 

「それです!」

 

魔理沙さんと妖夢さんがそれぞれ反応を示してくれます。

 

「どんな技か知らないけど名前からして突進するようなものだろ? 加速なら私に任せな!」

 

そういって魔理沙さんは乗っている箒を指さします。

 

「魔刃でだめなら実体あるこの刀...楼観剣で成せます、魔理沙の八卦炉を使った箒の加速力と合わせれば いけるはずです」

 

長いほうの刀を持たされました。これならきっと...

 

「マスター、いつでも準備できます。後方への魔力出力のカットと魔刃への魔力をカットしバリアを生成できます」

 

---

 

魔理沙さんの案ではこうです。

まずレイジングハートに楼観剣を斜めに装着

そして、西行妖の間近まで八卦炉での加速のために

魔理沙さんの箒で二人乗りをします。

充分に加速し近づいた頃合いを見計らいベイオネット突撃を宣言。

楼観剣着きレイジングハートで西行妖を一刀両断する。

といった流れです。

 

そしてわたしは...今魔理沙さんの箒の前に乗っています。

 

「なのは、捕まってろ! 飛ばすぜ!」

 

「は、はい!」

 

咄嗟に柄をつかみ魔力補強で手と固定させます。

!...っとベイオネット突撃とは比にならない加速です。

幸い、覚悟していたので魔理沙さんへ頭突きをすることにはなりませんでしたが

 

「それで、3、2、1の合図で箒をけるようにしてあの木へ突き進め!」

 

「わ、わかりました!」

 

簡単な打ち合わせをしている合間にみるみるうちに、西行妖へ近づいてきます。

進むにつれて魔力砲や魔力弾の密度が増えバリアに負荷がかかり始めてきました。

ここでやらなければ打つ手はもうないのかもしれません...

 

「3」

 

...

 

「2」

 

..

 

「1」

 

.

 

「行けー!」

 

「スペカ発動ベイヨネーーーーット!!!!」

 

「砲剣「白楼剣突撃」!」

 

レイジングハートがスペルカードの宣言しました。

白楼剣にわたしの中の霊力が集まり刀身が伸び巨大な刃となります。

...

..

.

 

何かに当たった感触が伝わってきます。

そこからさらに進むための掛け声をします。

 

「突撃!!!!!!!!」

 

続いて剣がめり込んで行く感触が伝わってきます。

あともう少し...!

...

..

.

 

--

わたし、高町なのはです。

初めての共闘です。魔理沙さんが来たのにはびっくりしましたが...

それにしても魔力で成長する桜の木なんて...




魔理沙さん 助っ人として登場!
妖々夢といえば西行妖に触れないわけにはいきませんから...

日々お読みいただきありがとうございます。
更新が遅くなり申し訳ありません。

また、いつの間にかUAが8000超えてました!ありがとうございます!

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