高町なのは in 幻想郷   作:えぬの者

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長らく空いており申し訳ありません。
落ち着き次第ちょこちょこ更新再開します。


第三十六話 なのは in 守矢神社五

高町なのはです。

アリスさんのお家から出て、守矢神社に帰っています。

レイジングハートについて、神社のみんなに報告をしたところです。

 

--

 

「本の魔女が言っているのでほとんど間違いはないかな」

 

諏訪子様がレイジングハートを手に乗せながら話しています。

 

「付喪神とも取れるし神霊とも言える」

 

神奈子様がちょっとだけ嬉しそうに腕を組みながらレイジングハートを見ています。

 

「仲間が増えましたね!神奈子様!諏訪子様!」

 

早苗さんがそういいながら急須から紅茶を淹れてくれました。

なんでも、どっちもお茶だしいいでしょうとのことです。

 

「そうだ!山の皆さんにお披露目も兼ねて宴会を開きましょうか!」

 

「おおーいいね」

 

「諏訪子さんや、お酒のストックがほとんどないぞよ」

 

「神奈子さんや、先週御神酒を売ってしまったからぞよ」

 

「早苗ー 里に行って芋焼酎でも買ってきてくれ」

 

「はーい」

 

と、宴会の準備の話が始まってしまいました。

お酒...飲まされるんでしょうか...

 

「なのはちゃんはみかんジュースね」

 

よかった...早苗さんありがとうございます...

 

「私はお酒に興味があります。一体どんな味でどういう効果が得られるんでしょう」

 

「カッー!って味でふわふわーって効果だね」

 

「なるほど、カッーという味なんですね。興味深いです。」

 

レイジングハートの反応に諏訪子様が答えてあげます。

 

--

 

「さて、買い出しに行きますか」

 

「はーい!」

 

早苗さんと一緒に里に買い出しに出かけます。

 

「いってらっしゃーい」

 

「気を付けてな」

 

諏訪子様、神奈子様から送り出してもらい

早苗さんと、わたしとレイジングハートとで守矢神社を飛び立ち、里へと向かいます。

 

「妖夢さんは強かったですか?」

 

早苗さんが聞いてきます。

 

「最初は怖かったですが、レイジングハートのおかげで勝つことができました!」

 

あまりやらない近接戦闘でしたが、美鈴さんに教えてもらった動きやレイジングハートの補助のおかげでどうにか勝てました

と補足してお話したところで

 

「なのはちゃんはすごいですね!私なんて近接戦闘なんて全然できないですよ」

 

巫女さんが幣で戦っている姿なんて...あ、霊夢さんが居ますね

 

「私も今度、美鈴さんに教えてもらおうかなー」

 

「一緒にいきましょう!」

 

「ふふ」

 

と話していると霧が辺りに出てきました。

山の上を飛んでいるのでよくあることなんでしょうか

 

......

....

..

 

「話は聞かせてもらった!そこの新入り!私と勝負しよう!今すぐ!」

 

と声が響いて 霧の中から頭に長い2本の角を左右に生やした女の子が手を広げながら出てきました。

 

「萃香さんじゃないですか」

 

「やあ、守矢神社の巫女ちゃん 相変わらずやってるかい?」

 

「それがなかなか参拝客が増えなくてですね~ やっぱりもっと弾幕ごっこをしたほうがいいのでそしょうか」

 

「わかってるじゃねえか、とそんなことより 新入りちゃんよ 勝負だ」

 

と早苗さんと挨拶もそこそこにわたしに絡んできました。

すこしお酒臭いです。お父さんが近所の集まりから帰ってきたときより臭いです!

 

「おっと、萃香さん 宴会をやる予定でしてね、いまから里に買い出しに行ってるんです。よかったら萃香さんも来ませんか?」

 

「宴会だ!?いくいく!そこで勝負しよう!新入り!」

 

どうやら戦うことは避けられないようです。

 

「あはは...お手柔らかにお願いします...」

 

「この子は、なのはちゃんと言いまして、魔法使いみたいなんです」

 

「なんだ、てっきり剣士かとおもったよ、外国のやつらもそんな恰好で剣を振り回してなかったっけ」

 

「はて...?」

 

--

 

なんやかんや流れで萃香さんもついてきて一緒に里で買い物をすることになりました。

萃香さんは鬼さんらしいです。って鬼!?絵本で出てくるあの鬼なんでしょうか...

 

「鬼さんって赤鬼とか青鬼とかのあの鬼なんですか?」

 

「はっは!赤鬼 青鬼!面白いこと言うなぁ!赤鬼はあれだ、酒が回りすぎたやつだな」

 

「青鬼は?」

 

「青鬼はー 鬼のくせに二日酔いしている奴だ!」

 

絶対違う...

 

「それは、ある意味合っていますよ」

 

と、横から女性の声が聞こえてきました。

 

「白蓮さん、こんにちは」

 

「守矢神社の巫女さん、こんにちわ」

 

白蓮さんと言う女性が立っていました。

黒いワンピースではありますが、どこか和風な印象もある方です。

手には数珠を巻いています。お寺の方なんでしょうか

 

「今日はどうして里へ?」

 

「説法ですね、良ければ聞いていきますか?」

 

「いえいえ!間に合っていますよ!そういえばこの後、小さいですが宴会をするんですが来ませんか?」

 

「お酒は飲めない決まりでして...気持ちだけでもありがとうございます。」

 

お二人とも、ニコニコお話をしているように見えますが、顔がニコニコから固定されていて

むしろちょっと険悪な関係に見えてきます。気のせいでしょうか...

 

「相変わらずだな 尼さんはー して、赤鬼青鬼の話も聞かせてくれよ」

 

「んん" まず、赤鬼とは欲を指します。きっと欲をかいてお酒を煽りすぎたんでしょう」

 

「じゃあ、青鬼は?」

 

「先日 欲をかいてたくさんお酒を飲んでしまった自分への怒りを覚えているのでしょう、そう青鬼は怒りや憎しみを指します。」

 

「はは、尼さんもやるじゃないか」

 

「いえいえ、長寿を極めし鬼に褒めていただくなんてとんでもありません、それはそうとこの子は?」

 

「この子は高町なのはと言います。魔法少女です。」

 

ここでやっとお話ができると思い口を開こうとすると

 

「あら!魔法を使う子なのね!今度 私のところに遊びに来てください すごい魔法おしえますよ」

 

と本当に笑顔になりながら私の手を取ってきます。

 

「え、えーと...」

 

「近いうち伺いますね!」

 

早苗さんが私を守るように間に入り言います。

 

「マスター、この方、魔法だけじゃないようです。神力とはまた別の何かを持っています。更なる強さのためには是非とも今度行ってみましょう」

 

と小声でわたしに言ってきます。

確かにパチュリーさんや魔理沙さん、アリスさんとは違った別の力をちょっとだけ感じました。気にも近いような...

 

「あらら、では私はこの辺でお暇します。また会いましょうね、なのはちゃん」

 

と金色から紫にかけたグラデーションの髪を揺らしながら白蓮という女性は歩いて行ってしまいました。

 

--

 

あとから聞かされた話ですが、彼女の名前は聖 白蓮 と言うようで、人里近くの命蓮寺の住職さんとのことです。

 

早苗さん、萃香さんと里で一通り買い物を終えて

守矢神社に向かっています。

 

「ほぉー 新入り、じゃなかった なのははこいつのとこに住んでるのか」

 

「はい!元々の世界で戦っている最中にここに来てしまいまして、早苗さんに助けてもらい住まわせてももらっています」

 

「子供にしては受け答えがはっきりしすぎてるな...ほんとはいくつなんだい?」

 

「マスターは正真正銘の小学生です。が、私の影響で思考の成長が進んでしまっているかもしれません」

 

「付喪神の影響か、もはやなのは も人間離れしてきているということか」

 

「いえ、あくまで補助的なものなので種族ではきっちりと人間と言えます。」

 

「そうか、ならよかった」

 

......

 

「あー!もうはじめてる!」

 

神社に帰ると宴会が始まっていました。

河童さんや天狗さんもちらほらいます。

 

「げっ!萃香様...!」

 

「おー射命丸!やってるか!やってるだろ!おいー!」

 

「うげっ!酒くさっ!力つよっ!」

 

萃香さんが 近くに居た文さんを捕まえて絡み始めました。

 

「レイジングハートや、こっちこっち」

 

「マスター?」

 

「うん、行ってきて」

 

「行ってきます。」

 

諏訪子様がレイジングハートにちょいちょいと手招きをして呼んでいます。

 

「今のうちに社務所に入って着替えてきましょうか」

 

早苗さんに声をかけられ、わたしたちは一度着替えに中に入っていきます。

 

「山の民よ!この神社の新しい神を紹介しよう! レイジングハートなる者ぞ!」

 

外から神奈子様の紹介が聞こえてきました。

 

--

わたし、高町なのはです。

 

レイジングハートが巣立ってしまうような嬉しいような寂しいような感覚が少しだけあります。

でも、今日は宴会です!わたしも子供らしく楽しみます!

 




お久しぶりです。
萃夢想開始するかも?の匂わせです!
前話の魔界の話絡みで 住職さんも登場させました。
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