sideアルミ・マリオ
私たちはしばらく電車でループしていた。
アルミ「お母さん、きさらぎ駅に着く条件とかあるの?」
アルカ「あるわよ」
ケーティ「なになに?」
アルカ「1つのグループ、つまり私たち4人以外全員この電車から降りることよ」
ルメ「そんな事って…あ、ありましたね」
アルカ「でしょ?アルミ、周りを見てみなさい」
アルミ「え?………誰もいない」
アルカ「つまり、もうすぐ着くのよ」
アルミ「え?ほんt『まもなく、終点のきさらぎー、きさらぎです。降り口は右側です』…マジか」
そして私たちはきさらぎ駅に降りた。
????「…………」シュッ…
ーきさらぎ駅ー
駅の構内ははっきり言って不気味だった。看板の文字が化けてるし、駅の外は歪んでるし、空は真っ暗。明かりは点滅している蛍光灯だけの、そんな空間。
アルカ「さて、ここに来たのも何回目かしら?」
アルミ「え、お母さん何回もここに来てるの!?」
アルカ「ええ、年に2、3度来てるわよ」
ケーティ「お母さんすごーい!」
アルカ「でしょ?とにかく、何が隠されているものとかないか調査するわよ」
ルメ「うっ……」
アルミ「ルメさん、どうしたんですか?」
ルメ「この辺りを彷徨ってるタマシイが…多すぎるのよ…だから幽霊である私に負担がかかってるのよ…」
アルカ「多すぎる?つまり迷い込んだ人が多かったのかしら?でも、それだと死体とかあるはずだし…原因不明ね」
…!まさか…
アルミ「…誰かが意図的に迷い込ませてるとか?」
アルカ「…あ!それありえるわね。流石アルミね、名推理だわ」
アルミ「えへへ〜」
ケーティ「…………ねぇお姉ちゃん」
アルミ「ん?どうしたのケーティ?」
ケーティ「あそこに……
…私より小さい女の子がいるよ?」
3人「………え?」
女の子!?
私は慌ててケーティが指差した方を見る。
…いるわね。藍色の髪をした青い服を着ている少女が。
アルミ「というか、ずっとこっちを見てるような…」
アルカ「アンタたちはここでまってて。私が呼んでくるわ」スタスタ
お母さんは少女の所へ歩く。
少女「………?」
アルカ「どうしてここにいるの?お名前は?」
少女「な…まえ…?」
アルカ「そう、名前」
少女「…ないの」
アルカ「え…?」
少女「わたし…なまえ、ないの。おやもいないの」
アルカ「親も…?どういう事?」
少女「わたしね、あのね…タマシイからうまれたんだ」
アルカ「タマシイから…?」
少女「うん。タマシイがあわさってね、びかーってひかって、わたしがうまれたの」
アルカ「(タマシイが合体して変異した結果この娘が?空間が歪んでいるきさらぎ駅だからありえたのかしら)……じゃあ、何歳?」
少女「うまれたときからよんさい…かな?」
アルカ「なるほどね…じゃあ…私が名前を付けてあげる」
少女「なまえを…?」
アルカ「そう。アンタの名前は…
…アオイ。アオイ・マリオよ」
アオイ「アオイ…?」
アルカ「そう。よろしくね、アオイ」ナデナデ
お母さんは、アオイと名付けた不思議な少女の頭を撫でた。アオイの顔はパァっと明るくなり…
アオイ「うん!よろしくね、おかあさん!」ギュッ!
嬉しそうな顔でお母さんに抱きついた。
????「…………」スッ…
マリオ家の家系図
アルカ・マリオ 母親
アルミ・マリオ 長女
ケーティ・マリオ 次女
アオイ・マリオ 三女
…子供達の血が全く繋がってない件について。
次回もよろしくお願いします。