side基山優香
アルミ「…ちょっと気になるわね」
2人『?』
アルミ「アンタ2人の出会いが」
優香「出会いか…」
懐かしいな…
アルミ「酒の肴として話してくれるかしら?」
優香「ああ。あれは確か1010年前だったか?」
ー回想(途方もない時間前)ー
私は当時、鬼の四天王として君臨していた。
優香「でやぁ!」
「お、鬼だぁぁぁ!」
優香「人間か…死ねえ!」
グシュッ
「」
人間の里を襲っては、人を殺して食う。
普通の鬼らしい生活をしていた。
「優香の姉貴、いい酒がありましたぜ」
優香「ほう、見せてみろ」
「これですぜ」
優香「…こりゃいいな。よこせ」
「で、でも、これは俺が…「あ?」ヒィッ」
優香「この私に楯突くと言うのか?」
「い、いえ!どうぞ!」
…って感じで私は部下の鬼には恐れられていた。
そんなある夜の事、私は拠点の近くの森の中を歩いていた。
「……お?」
優香「……人間?」
なんと人間と遭遇したんだ。
そいつは赤い服を着ていて、背中に風呂敷を背負っていた。
「…鬼か」
優香「ちょうどいい餌がいたもんだ」
この時の私はちょうど腹が減っていたんだ。
だから…
優香「ちょっくら私に餌になってもらうぞ!」ドッ
問答無用で人間に襲いかかった。
「…っと」ドサッ
(風呂敷を下ろす)
優香「オラァ!」ブンッ
金棒で人間の頭を粉砕しようとする。
「…よっ」ガシッ
優香「なっ!?」
しかし人間はそれをあっさり止めたのだ。
「鬼に金棒…だが、俺は怯まないぞ?」
優香「ッ、舐めるな!」サッ
距離を取り、人間を狙う。
優香「粉砕撃!」ゴォッ!
この技は、当たったものを確実に粉砕させる大技だ。
"アイツ"の三歩必殺に似たようなものだな。
「うおっ!?」ドゴッ
当たったか…!?
「痛えなこの野郎…」
優香「なんで、死んでねえんだ…!?」
「俺は寿命以外では死なないんでな」
優香「そんなのあり得ないだろ」
人間がそんな体質なワケがない。
「残念ながらホントだ。…くらえ!」バッ
人間は拳を振りかぶる。
「硬化鉄拳!」ピキッ!
優香「フン、人間の攻撃など…!?」
「どぉぉらぁぁ!」ドゴォ!
優香「ぐぅ…!?」
なんだ、この力は!?
「どうだ?」
優香「…ッ」
こんなに強い人間は初めてだ…!
優香「クハハ…!」
「…どうした?」
優香「もっとだ…もっと殴り合うぞ人間!」
「…いいだろう」ザッ
そして私と人間はしばらく殴り合いをした。
…戦いは私が負けていた。
優香「ハァ、ハァ…」
「…大丈夫か?」
優香「まだまだ…ッ」フラッ
私は久々の本気で疲れ、倒れたのだった。
次回もよろしくおねがいします。