MULAストーリー   作:Lcrcl (エルマル)

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危機と決別


天助と優香⑤

side熊野優香

 

天助「これは…霧?」

 

優香(あれは…!)

 

萃香の能力だ…!

(萃香の能力は密と疎を操る程度の能力。それを利用して霧になっている)

 

天助「…ん、小さい方の鬼がいないな」

 

勇儀「さあ、どこだろうな?」

 

スッ…

 

天助「…ッ!?ゴホッ!」

 

天助はせき込んだ。

 

優香(やっぱりか…!)

 

天助は霧になった萃香の一部を吸い込んだんだ…

 

天助「この霧のせいか…なら!」スッ

 

勇儀「……」二ヤリ

 

…グシュッ!

 

天助「…ガッ!?」

 

優香「天助!」

 

萃香「ふぅ、まさかバレるとはね…」

 

天助の背中から萃香が出てきた。

(原作では萃香はこんな事しない)

 

天助「グッ…ハァ、ハァ…」

 

萃香「ん、生きてるのかい。しぶといねぇ」

 

勇儀「だがもう虫の息だな」

 

天助「ッ…(回復薬を持ってきてねぇ、どうすりゃいいんだ…!)」

 

勇儀「トドメだ、人間。『三歩必殺』」

 

ザッ!

 

勇儀は技の構えをとる。

 

天助「結、界!」ピキッ!

 

勇儀「一歩!」ドンッ!

 

…ピキッ

 

天助の結界にヒビが入る。

 

勇儀「…二歩!」ダンッ!

 

パリィン!

 

天助「!?」

 

結界は割れてしまった。

 

優香「まずい、これじゃあ天助は肉塊になってしまう…ッ!」ダッ

 

後の事はどうでもいい…助けてやる!

 

勇儀「…三歩ォ!」

 

ドギュゥン!

 

勇儀は強く踏み込んだ。手ごたえはあったから天助を潰したと思ったのだろう。

 

天助「っ!……あれ?」

 

2人『!?』

 

優香「ハァ、ハァ…!」ガシッ!

 

勇儀の拳を止めたのは、私だった。

 

天助「優香…!」

 

勇儀「何でお前がここにいる!?」

 

萃香「来ないって言ったハズじゃ…」

 

優香「スマンな、気が変わった。…私の友達をこれ以上はやらせなねぇよ」

 

勇儀「はっ、人間を味方するのか。最近様子がおかしいのはそいつのせいか?」

 

優香「おかしくなったんじゃない、私らしくなっただけだ。…天助」

 

天助「…何だ?」

 

優香「その傷、治るまでどれぐらいかかる?」

 

天助「…10分だ」

 

優香「…了解だ。お前ら二人の相手は私だ!」

 

勇儀「力はお前が一番だが…二人なら怖くない。…死ねぇ!」

 

ドッ!

 

優香「結界」ピキッ!

 

キィン!

 

勇儀「結界だと!?」

 

優香「覚えたんだよ」

 

萃香「フン、私には効果がないけどね!」

 

モワッ…

 

萃香は霧状になった。

 

優香「お前の対策なんざとっくの前にできてるんだよ…フンッ!」

 

…ボッ!

 

手から火を出した。

 

萃香(火!?まずい…!)

 

優香「もう遅い!…炎舞!」ギュォォォ!

 

萃香「グハッ…」ジジッ

 

勇儀「…お前、そんな能力があったのか?」

 

優香「そうだ…隠して悪かったな…続けるぞ」

 

ドッ

 

勇儀「鬼失格だな…!」ドッ!




3分、経過。

次回もよろしくおねがいします。
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